ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

今年の灯油ビジネス。本格スタートです。

2012年10月02日 09時39分13秒 | Weblog

灯油シーズンを前に、営業活動が活発化しておりまして、本日からまた出張が続きます。
出先のホテルなどでも今後の準備作業やドキュメント制作作業を続けながらのハードなスケジュールとなりそうです。

例年、今頃は仕事に追い回されているわけですが、今年は特に昨年の灯油ビジネスが順調に推移したことや、
各元売などでも、SS店頭燃料の減販傾向が進むなかで、
中間留分の拡販に力を入れている模様ですから、準備に追われる企業が増えているようです。

『雪ん子』の新規導入だけでなく、
既存ユーザー様の最新ハンディPOSへの入れ替えや、バージョンアップなどへの対応要請も増えており、
全力で各地を飛び回っています。

今年は、受注体制を強化する企業が増えており、特に携帯電話のWEB受注を構築するところが増えています。
24時間対応の無人受注体制はここ数年で評価が非常に高まり、急速に普及が進んできました。

例年繰り返される灯油ビジネスですが、
いかにシステムを稼働させても、その拡販手法や業務効率化の体制確立はそう簡単にできるものではありません。
特に、最近では配送業務の省力化だけでなく、地域特性などを織り込んだ販売戦略や広域展開、
さらには、異業種の大手企業などとの提携による配送業務受託に至るまで、多様な展開となっています。

有力企業がこれまでの経験や実績をもとに、
さらに拡販手法やビジネスモデルに関して、『秘中の秘』ともいえる独自展開をしています。
各種のSS店頭拡販オペレーションなどとは異なり、
灯油の拡販戦略については地域制や企業ごとの独自性も強まり、外見からは見えないような展開となっています。

そのことが、より一層「灯油ビジネス」の独自性を高めており、
競合他社には決して真似のできない、収益ビジネスともなっているわけです。

簡単に真似されて、誰にでもできるような既存の灯油配送ビジネスでは妙味も少ないというわけで、
これまでの経験をもとに、SS店頭ビジネスへ顧客誘導するための色々な工夫なども織り込んだ拡販戦略まで展開されています。

これらの動きをみていると、
灯油ビジネスには色々な「油外収益」があるものだと感心してしまいますが、
SSのフィールドを飛び出してのビジネスモデルには改めて可能性を感じています。
冬場の灯油シーズンは、「油外収益」の大きな相乗(シナジー)効果がある季節なのだと再認識しています。

どんな、ことが展開されているのか・・・、
誰でも知りたいと思いますが、それらの企業では異口同音に、これは「秘中の秘」という事で公開を拒否します。
自ら、考えて、汗を流したり、苦労してようやく構築したビジネスモデルなのですから当然のことだと思います。

ちなみに、
これまで、当社の「雪ん子」ユーザー様で、倒産した企業は2社だけですから、灯油ビジネスに強い企業は「勝ち組」だともいえます。
SSを閉鎖して、灯油配送ビジネスを中心にしている企業は、広域展開により経営拡大傾向にあります。

『マツタケは千人の股をくぐる。』
まさに、その通りで、「外販」とか「宅配ビジネス」いった切り口で現場最前線のドアツードアのビジネスを積極展開すれば、
消費者ニーズは必然的に浮き彫りになってくるというわけです。
あえて、「SS外収益」といったほうが適切な灯油ビジネスとなっています。