石油流通システムの開発業務に従事してから20年以上が経過しましたが、
今年は、灯油シーズン中にもかかわらず、新たなシステム構築が増えており、
これまでになく活況を呈しております。
本来、シーズンオフのシステム構築が多かったのですが、
緊急的に「雪ん子」を導入して立ち上げるケースが増えており、
お陰様で年明けから構築業務に追われています。
理由は、いくつか考えられますが、
最大のポイントは、「顧客管理データベース」としての活用です。
「雪ん子」は各元売り系列や後方システムとの連動性が確立されているため
「油外商品販売」ツールとしての多用途な運用も可能であることが強みとなっているようです。
本年春ごろに計画しているバージョンアップにより、
さらに「油外の配送販売」への強化策が本格スタートするわけですが、
さらに「WEB受注」に関する機能などに注目が集まっています。
先進的なSS企業では
既に携帯スマートフォンのホームページなどによる宣伝告知から、
過去のビッグデータを活用した絞り込んだ見込み客に対する一斉メール配信機能の活用、
さらには、お客様からの見積もり要請メールの受信から見積書のメール返信なども搭載されています。
とくに、QRバーコードによる受注システムの構築などが大きな効果を発揮しており、
非常に好調な推移となっています。
2月号の「月刊ガソリンスタンド」では、
これら、灯油を起点とする新たな宅配ビジネスの特集記事が予定されています。
これらの動きは、元売り系大手販社や広域ディーラーだけでなく、
全国各地のJA系企業などでも展開がスタートしております。
本年は改めてSS業界における「油外収益」の模索がクローズアップされることになりそうですが、
やはり、既存顧客の囲い込みによる「顧客管理データベース」の機動的な活用が最大のポイントとなります。
既に、当社ではこれらの変化に対応できるシステム改良を完了しました。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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