ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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越冬生活、そして「川の流れのように」

2012年02月19日 03時27分49秒 | Weblog

私が昔、システム開発に着手した頃は、約4年間ほど一人だけで山の中に籠城して生活した時期がありました。
昨年再び軽井沢へ会社と住居を移して、今度は家内と二人で「越冬生活」を体験しています。
昨年、電力不安で軽井沢へ会社を移して「ガイアの夜明け」にも取り上げられましたが、この地は、私にとって開発の原点の地でもあります。

当時ここに住んで、独りで生活しながら仕事を進めるということは寒さに耐えるというだけでなく、孤独との戦いでもありましたが、
周りの雪が音を吸収するので全く音がない環境となり集中力も高まり仕事に集中できました。
当時は、インターネット環境も現在ほど整備されておらず、今考えれば開発環境としては不便な点もありました。

一週間に一度、スーパーへ買い物に出る以外は昼も夜も開発とテストを繰り返していました。
定期的に、プログラマーのスタッフが来ては打ち合わせをしたり、アイデアを出し合ったり、テストをしたり、
当時は石油ビジネスだけでなく、外食産業、不動産ビジネス、ゴルフ場開発関連などの仕事にも追われて忙しかったのですが、今考えると楽しい時間でもありました。

石油業界の元売りの役員さんや直売部門のスタッフ、システム関連、不動産開発など、ビジネスで用事のある方は本当にいろいろな方が訪問されました。
週末にきては、情報交換をしながら泊まってお酒を酌み交わしたりしたものです。
石油業界紙の記者さんなども遊びに来ていました。
「あの頃」私のところへに来ていた石油業界人はほとんど引退した方も多いのですが、当時、若手で運転を担当したりして来ていた方が現在では偉くなっていますね。

ゴルフ場開発、高速道路、新幹線、長野オリンピック関連などで、石油元売り各社の直売部門が最も華やかであった時代です。
ゼネコン各社に対する納入で元売りや大手商社などとの打ち合わせも頻繁でした

夏になると、
ゴルフバッグが事前に私の開発室に送られてきて、納入先との打ち合わせが終わると夕方にかけて「アフタヌーンゴルフ」を楽しんでいました。
ですから、週末から日曜日でも結構忙しかったものです。

たまに仕事で、都会の盛り場の喧騒に触れてから、再び山に帰ると変に落ち着いたことが思い出されます。

あれから、バブルが崩壊して世相が一変。世の中が大きく変わりました。
私の人生も大きく変わり、周辺の人たちも人生が変わってしまった方が多いようです。
懐かしい思い出なのですが、少しばかり寂しい気もします。

最近ではITビジネスの時代が来て、私の開発したコンテンツも少しだけ世に出ています。
難しい時代なのですが、再び「人との出会い」に恵まれることも多くなり、「あの頃」が再び懐かしく想い出されます。
これから、私の人生は、どんな思い出と歴史を刻むことになるのか、楽しくもあり不安もあるわけですが、
時代の流れは、変化とともに確実に時を刻んでいます。

「川の流れのように」という歌の歌詞は本当にいいですね。大好きですね。

  知らず知らず 歩いてきた 細く長い この道
  振り返れば 遥か遠く 故郷(フルサト)が見える

  でこぼこ道や 曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生

  ああ 川の流れのように ゆるやかに いくつも 時代は過ぎて
  ああ 川の流れのように とめどなく 空が黄昏(タソガレ)に
  染まるだけ

  生きることは 旅すること 終わりのない この道
  愛する人 そばに連れて 夢 探しながら
  雨に降られて ぬかるんだ道でも いつかは また 晴れる日が来るから

  ああ 川の流れのように おだやかに この身を まかせていたい
  ああ 川の流れのように 移りゆく 季節 雪どけを
  待ちながら

  ああ 川の流れのように おだやかに この身を まかせていたい
  ああ 川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを
  聞きながら





 
 

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