10月に入りまして、めっきり秋の気配が強まってきました。
涼しい季節から、肌寒さを感じる昨今です。
全国各地の石油販売業者の方からいろいろなお問い合わせをいただいており、その対応に追われています。
SSビジネスの「次に向けた展開」などの話題も増えてきました。
特に、灯油ビジネスの現在の立ち位置をもとにしての新たな業態開発のアイデアなどが多いですね。
今後も「SS臥竜塾」などを中心に、有志の皆様との研修会の必要性を感じています。
当社も少しだけ余裕ができてきましたので、
今後は色々な企画を立てながら勉強会などを進めていきたいと考えています。
ところで、
今年の灯油ビジネスは、これまでよりも慎重なスタートの気配が見えています。
これは、各社とも収益性を重視した展開を視野に入れたものだと思います。
先日も、毎年、灯油乱売で名を馳せる某企業の経営者の方が、
価格面よりも配送サービス体制の確立をテーマとした拡販戦略に関する見解を求めてきました。
やはり、店頭でのポリ缶売りの収益と配送価格に関する収益面を比較した場合、
消費者による配送コストがこれだけ認知されてきたことから(彼は、10円以上と認識)
配送合理化による採算性の向上をさらに強化する必要があると痛感したようです。
パーリッターあたり20円以上の収益が確実に獲得できる環境が整備されてきたことから
今後の競争は、配送コストの削減にあることは確実です。
今後における最大の課題は、さらなる拡販戦略ということになります。
「灯油ビジネスは販売の仕組みづくり。」にあるということ。
価格競争のみに明け暮れてきたSS業界において、
新たな方向性が見えています。
灯油ビジネスでは安値価格提示の販売から新たなサービス体制の確立に向けて、
確実に、業態改革の波が押し寄せてきそうです。