春から堆積してきた収穫残渣等の堆肥を切り返ししました。
左手前は切り返し二回目、右奥は切り返し一回目です。
中間の色の変わった場所は切り返し前の堆肥場所です。
切り返しとは堆積しておいた堆肥を天地返ししながら積み替えすることです。
切り返しすることで空気との接触が増え、発酵が促進されます。
発酵はC/N比(炭素と窒素の含有比率)が重要になります。
収穫残渣だけですとNが足りませんので、私は発酵鶏糞を添加し
発酵を促進しています。
それと発酵促進剤として市販されている「OOOO菌」とかは信用していませ
ん、発酵はその地域に特有の発酵菌が最適です。
一番簡単で確実なのは、収穫残渣を積み上げ堆肥化した場所の土を
活用することです。
その地域の自然環境で最も発酵に適した細菌叢が出来ているはずです。
適切に発酵させると60℃以上に発酵温度が上がり、有害細菌を除去できます。
もちろん家庭の生ゴミを投入することも有効ですが、カラス、野生動物の
食害を防ぐ対策が必要で。 この方法は後日記載したいと思います。
第1圃場のコンポストです。
1年分の堆肥を第2圃場の堆肥と合わせて切り返ししました。
新たに圃場残渣を投入し始めました。
ここで重要なのは明らかに病気(細菌、カビ、ウイルス性)に罹患した
残渣は絶対にコンポストに投入してはなりません。
病気の蔓延につながります。
隔離できる場所で埋没処理するのがベストです。