住職のひとりごと

広島県福山市神辺町にある備後國分寺から配信する
住職のひとりごと
幅広く仏教について考える

備後國分寺の風景 2

2018年06月25日 10時13分07秒 | 備後國分寺の風景
備後國分寺の風景 2

元禄七年に水野勝種侯により再建された際に、引き続き客殿北側に作られた元禄庭園。客殿に座して鑑賞する庭園で、西側上部に蓬莱山に見立てた石を置き、そこから爆水が庭園の池にそそぐ。その様子を、住処にかかる程であったと「爆流懸住処」と書に書き國分寺に寄贈されたのが、江戸時代後期の大儒学者であり、すぐれた詩文で有名な菅茶山先生でした。

庭園の背面、上部には西側の堂々川から引かれた水路があり、その水路から水が一年中池にそそぐように作られています。池に浮かぶ島は亀の形に作り、その後ろの石を組み合わせ鶴に見立てているのだとか。蓬莱山から注ぐ聖水により福寿を得られるという誠に縁起の良い庭園となっております。カキツバタ、睡蓮、百日紅、五月などなど季節の花をお楽しみいただけます。





にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 福山情報へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする