大胆にも、5番スタメンに右打者を起用してきた東京ヤクルトスワローズ。山田哲人はスタメンから外したのに、若手には「特攻」を命じた。案の定、初回に大リーグボール1号(のような球)を投げられ、ファウル。
4回裏の第2打席では、カウント「2-2」から豪速球が、顔面を掠めて、恐怖を味わった5番打者。ヤクルト・ベンチからは「当たったら、死ぬぞ❗️ おい❗️」と怒声が飛んできた。無観客試合だから、よく聴こえる。結局、四球で一塁に歩いたが、これが唯一の四球、今日の藤浪晋太郎(25歳)。
中でも、4番(DH)村上宗隆(20歳)との対決は圧巻だった。マウンドで踊るように(回転するように)速球を投げ込んでいた。打者と勝負していた。打者との勝負を楽しんでいた。こんな藤浪、久しぶり。本人も実感していることだろう。「ピッチング」というものを思い出した藤浪。