細身の体に背番号「98」。球団は「もう再生は難しい」と判断しているのだろう。今秋のフェニックス・リーグでの投球を見たが、私も同意見だ。2年目に7勝を挙げた当時の面影は欠片もない。当時は「エース」の輝きを放っていたのだが……小野泰己。
和田 確かに阪神はシーズン序盤はどっしり戦えていたけど、最後はバラバラになっていった感じ。大山の起用法に代表されると思う。
小島 チームの主軸なのか、ただのレギュラーなのか、ちょこちょこスタメンから外れるような選手なのか、よく分かりませんでしたね。
和田 基本的にどうしても上半身が突っ込んで打ってしまう癖がある。打ちにいくときに頭がホームベースに寄ってしまって体が「くの字」に折れてしまう。あそこを直さないと、なかなか安定した成績は残せないんじゃないかなぁ。
宮本 同じ意見。打ちにいくときにバットのヘッドが投手側に入りすぎるから上半身が突っ込んじゃうんだよ。スタメンを外すときも、不調で外すのか、休ませるために外すのか、よく分からなかったもんなぁ。
日刊スポーツの佳い記事。
子供心に池内さん、好きだったので。
次は宮田さんをお願いします、と
記者さん本人にリクエストしておいた。
第一報を聞いたとき、もう一人は北條か? 原口でなければいいが、と思ったが、神はそこまで苛酷ではないと知った。しかし、それにしても、もう一人が伊藤隼太とはな……よりによって、落ち目の二人、伸び悩んでいる三人が罹患した。
【月刊Hanad】2月号
9月14日に亡くなったジーン・バッキーさん(82歳)。初めて入った少年野球のチームは「センタータウン・タイガース」で、1957年にデトロイト・タイガースのマイナーでデビュー。『タイガース』と名の付くチームに縁があったのだな。
(名助っ人投手 バッキーの最期の言葉)
【月刊Hanada】2月号
「姓の Bacque とは、本来、『バッケェ』といった発音が近いようです」とプロ野球記者、髙野勲氏。「何だか化け物のようだ」と球団関係者が気味悪がり、「バッキー」という登録名になったらしい。…それは知らなかった。『Bass』を「バース」と言い換えた球団の本領発揮か。
これ私は知らなかったが、割りと有名なエピソードらしい。野球マニアしか知らない事実が論壇誌で披露された。朝日新聞(の記者)から(かつて)「マイナー雑誌」と呼ばれた『Hanada』。マイナー雑誌が書店に山積みになるのか?
【月刊Hanada】2月号
小山正明さんと山内一弘さんの『世紀のトレード』。子供心に何で「こんなトレード」を…「村山ー小山」の二枚看板を崩して…と思ったが、2年目に8勝を挙げたバッキーさんの成長を見込んでの「小山さん放出」らしい。翌年29勝9敗で『沢村賞』を授賞するバッキーさん。
この『世紀のトレード』が、阪神球団の「成功体験」になってしまって、後に「松永ー野田」という大失敗をやらかすことになる。
阪神タイガースの処断に間違いはなかった、瑕疵はなかった、ということだろう。「球団は冷たい」とか言う人が一般のファンのみならず、OBからも声が上がっていたが。「来年、違うユニフォームを着ていることになる」と本人は言っていたが、えっ独立リーグに行くのか? と思った。代理人が素人だから、こういうことになる。野球の素人が代理人なんかになるから。
阪神タイガースの黒いビジター用のユニフォーム。格好悪いので、早く変えてほしいと思っていた。昔の(熊谷組みたいな)グレーに戻してほしいと思っていたが、何だ、これは!?
阪神球団の辞書には「ファッション・センス」という言葉がない、と思った。あの『ウル虎の夏』といい、選手は「恥ずかしながら」プレーすることになる。少なくとも、慣れるまでは選手もファンも大変だろう。昔の伝統を壊し続ける球団は、選手の士気を挫く。
【阪神】新ビジターユニホームを発表 木浪「シンプルですが格好いい」(スポーツ報知)