前夜(12日)の中日ドラゴンズ戦「
8対
2」6点リードの【9回表】のマウンドには、その日に一軍登録された
伊藤和雄(7年目)が上がるのかと思ったら、
岡本洋介(9年目)。その岡本が4本のヒットを浴びて、3点を取られて「
8対
5」3点差に迫られて、降板……こんな場面で起用されない伊藤和雄さんが
不憫だ。ファームで防御率1.26、20セーヴ。ウエスタンリーグのセーヴ王。
翌13日、ドラゴンズに「
6対
2」4点リードされた【7回表】に(ようやく)マウンドに上がった和雄さん。先頭打者に初球146kmを投げ込んで、打者を
驚かせ、2球目のフォークでハーフスイング(ボール)、3球目(145km)ファウル! 打者が振り遅れている。その打者は初回、先制の二塁打を放った4番
ビシエド(打率.355、25本塁打、95打点)。4球目のフォークをファウルさせて、5球目のフォークを捉えられたが、ショートライナー! ……ストライクが先行する投手は見ていて気持ちが良い。
5番(左)打者にも初球=フォークから入って、2球目(145km)が外れて、3球目(145km)振り遅れてファウル! 球威で
圧している和雄さん。4球目(147km)も降り遅れ、ファウル! 5球目(146km)でインサイドを突いて、6球目(146km)で詰まらせて、ショートゴロ。
6番(左)打者への初球(146km)もストライク先行。2球目(145km)が外れた後、3球目(143km)当てただけのファウル! 4球目(141km)で空振り三振! 和雄さん≪
無双≫のピッチング!
イニング跨ぎの【8回表】は
疲れが出たのか、
慎重になったのか、先頭打者に「3-1」から四球。8番打者の初球バントで二塁封殺するが、ショートが一塁に悪送球して、1-OUT三塁のピンチを招くが……9番の代打(左打者)をカウント「3-2」から高めの速球(145km)で空振り三振に打ち取って、1番打者への初球(144km)も振り遅れのファウル! 2球目(143km)を捉えられ、左中間に大飛球を飛ばされたが、レフトフライに終わって、これが今シーズン、防御率
6.
52の投手なのかと
驚く。
3イニング目の【9回表】先頭(左)打者を「1-2」に追い込んだが、決め球のフォークボールを見逃され、ファウルで逃げられ、速球(144km)もファウルされ、8球目(136km)を捉えられ、一二塁間を割られた。この試合3本目のヒットを放った
京田陽太(2年目)。
3番打者をレフトフライに打ち取って、4番ビシエドは
申告敬遠。5番(左)打者をチェンジアップで空振り三振に取って、6番打者をファーストゴロに打ち取って、ベースカヴァーに走った和雄さんはホッとした表情。この投手を前夜に起用していれば、すんなり試合は終わっていただろう。
そして昨夜(14日)の東京ヤクルトスワローズ戦。前夜(13日)3イニング投げたから、和雄さんの登板はもうないと思っていたが、先発投手が早々に崩れて、「
0対
4」とリードされた【9回表】に出番が回ってきた。
雨が
降る中、先頭打者が初球(140km)を打ち上げて、セカンドフライ。4番打者も初球(チェンジアップ)を打ち上げて、ファーストフライ。5番打者も「1-2」に追い込んで、4球目(140km)を打たせて、ファーストゴロ。先発投手がビビりまくっていたスワローズのクリーンナップを簡単に退けた和雄さん。さすがに今日(15日)は休養が与えられるだろう。……出番はないと思いたい。
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