野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

2軍の木戸監督が退団の意向(30日)

2005-10-31 20:09:32 | Tigers DEN β
 体調不良の島野育夫総合コーチがユニフォームを脱ぎたがっているのに、無理やり押し留めて、2軍監督に転出させて、木戸修2軍監督をチーフコーチに降格させる。本人が固辞するのも無理はない。岡田彰布監督の「次は」木戸監督が既定路線(?)だから、その予定の路線から外れないだろう、というフロントの読みがあったのだろうが、本人のプライドを読み違えた、と言える。これが決定したら、タイガースにとって大きな「損失」だろう。尤(もっと)も木戸監督本人も外の空気を吸いたい(勉強したい)気持ちがあるのかもしれないが。

 そしてルーキー赤松真人の「2塁」転向。ヤクルト・スワローズの青木宣親も古田敦也新監督にセカンドの練習をさせられているようだが、青木の場合と違い、赤松は切実。外野手でレギュラーを獲るのは至難の技だけに、タイガースで一番弱いのはセカンド。ここを突く(攻める)しかない。
 8番・藤本敦士:関本健太郎の併用でも充分のような気もするが、2番・赤松は魅力的。1番・赤星憲広との「赤・赤」コンビを早く見てみたい。(何気に)萱島大介(3年目)にも、この争いに加わってもらいたいが。

デイリースポーツonline

4連敗、4連敗、4連敗、4連敗、4連敗、4連敗、4連敗、(26日・甲子園)

2005-10-27 11:43:37 | Nippon Series
 片岡篤史が試合後、「セ・リーグの他の球団に申し訳ない」と語っていたが、セントラルの他の球団の選手たちも、阪神タイガースには「同情」しているだろう。ジェフ・ウィリアムスの「ゲーム間隔が空いたリスクは大きかった」の言葉が全てを物語っている。「タイガースの力を100%出せたとは思っていない」。
 千葉ロッテ・マリーンズの選手たちは「100%ではない」タイガースを破って≪日本一≫になって嬉しいのだろうか? 勝てば「官軍」。勝てれば何でもいいのだろうか? やる以上はお互いBESTの状態で、「フィフティー:フィフティー」で戦って雌雄を決するのが、スポーツ選手ではないのか? 

 しかし、マリーンズがタイガースの「力」を封じて見せた部分も大きかったように思える。セントラルのピッチャーが怖がっていた金本知憲や今岡誠への大胆な、そして緻密な攻めは、セントラルのピッチャーにはできていなかった。魅入られたように甘い球を投げて、同じ「過ち」を繰り返すセントラルのピッチャーとは一味違う攻めを、マリーンズのピッチャーはしてきた。
 しかしマリーンズのピッチャーも完璧ではなく、甘い球もあったが、それを打ち損じたタイガース打線は理由はどうあれ「敗者」に相応しいと言える。

 またしても「日本一」を逃したタイガース。何かが決定的に欠けていた、ということだろう。それはやはり「真のエース」不在であり、2002年の井川慶の出現でこれで一安心と思ったが、その井川が堕落し、来シーズンはメジャーリーグへと旅立つ(だろう)。ベテラン下柳剛に頼らざるを得なかった今シーズン。来シーズンは苦難のシーズンが待ち構えているだろう。差し当たって「エース」候補は見当たらない。
 タイガースはこれから再び堕落していくのか、それとも「真のエース」を見い出して「常勝軍団」への道を歩むのか? 球史に残る、この日本シリーズ「惨敗」。この屈辱は忘れられるものではない……。今年の御堂筋パレード(11月6日)は全ての人々の胸に雨が降る。

甲子園でも「1対10」(25日・甲子園)

2005-10-26 11:33:44 | Nippon Series
 岡田彰布監督は2年目の今シーズン、ペナントレースの戦いを通して、“名将”の誉れを獲得するに至ったが、日本シリーズの監督としては「ルーキー」。ルーキー監督の「限界」を感じる。
 ペナントレースと同じように戦おうとして、【第1戦】(22日)に2番手、橋本健太郎、【第2戦】(23日)に江草仁貴で、ペナントレースと同じ。これで大量失点を招いた。
 昨日の【第3戦】も2番手、藤川球児≪炎上≫後の【7回裏】ノーアウト1,3塁のピンチで「我が耳を疑った」桟原将司の投入で同じ「過ち」を繰り返した。

 昔、強かった頃の西武ライオンズは、日本シリーズになると「エース」東尾修を「中継ぎ」に起用して、日本シリーズが「特別な試合」であることを我々野球ファンに印象付けてくれた。
 日本シリーズ「ルーキー」監督の初陣は「惨敗」で終わりそうだが、この教訓が“名将”のキャリアに「上積み」を与えてくれるなら、このシリーズも意味あるものになる。
 しかし、監督の采配を云々する以前に、セントラルとパシフィックの日程上の不平等を解消しなければ、このような「惨劇」は繰り返されてしまう。日本プロ野球機構に巣食う、ズブの野球の素人どもを撃て!! 誰がこんな日本シリーズにした? 

覚悟の連敗!(23日・千葉マリン)

2005-10-24 14:17:47 | Nippon Series
 第1戦(22日)に負けた時点で、初戦を井川慶で落したのは「想定内」。第2戦は「エース」下柳剛で取り返したるっ、相手は渡辺俊介だけど……と思っていたら、タイガースの先発は安藤優也で、これは「連敗」必至。覚悟しなければ、と思っていたが、案の定、序盤に「0対2」でリードを許し、【6回裏】に堪えきれなくなった安藤が連続ホームランを浴びて、≪炎上≫。
 2番手の後半戦「不調」だった左腕・江草仁貴も火を焚いて、「0対10」の敗戦。2日続けて、10失点とは……

 仕方がない。休みボケ。選手会長・今岡誠が開幕前に「スイッチを入れる」と言っていたが、まだ戦闘モードにスイッチが入っていない。野球をする<モード>にすら入っていないのかもしれない。そこまで「深刻」。何の「光明」も見出せない。
「光明」があるとすれば、明日(25日)から甲子園で試合ができること。それだけが唯一の救い。そして「エース」下柳が先発(予想)すること。甲子園の圧倒的な声援を味方に出来ること。2年前と同じく敵地で連敗スタートの後、地元・甲子園で3連勝なるか? しかし、事態は2年前よりも深刻に見えるが……

阪神タイガース公式サイト

「1対10」でコールド負け!(22日・千葉マリン)

2005-10-23 19:41:04 | Nippon Series
 始球式に<お笑いタレント>が出てきた時点で、「興醒め」もいいところ。プロ野球の日本シリーズは「真剣勝負」ではないのか? 31年前の≪日本一≫ロッテ・オリオンズの監督、金田正一氏が投げれば、オールドファンは涙する。真の野球ファンは、この日本シリーズを最大限に<リスペクト>する。
 その機会をむざむざ葬って、藤井隆(マシュー南の扮装)。ふざけるな、テレ朝!! 最近、社屋にも巨大で醜悪な(マシュー南の)物体を晒しているテレビ朝日。深夜時間帯からゴールデンタイムに移行した番組を宣伝する為、日本シリーズを利用しやがった! 六本木ヒルズ族を揶揄している場合か? オマエラこそ「最低」だ。

 試合は「1対10」でコールド負け。濃霧は関係ない。完全な完敗。純然たるコールド負けに等しい。エース井川慶が打ち込まれ(6回5失点)、打線も沈黙。やはり懸念された実戦からの遠ざかりが、もろに初戦に出た。初戦だけで終わればいいが、この短期決戦。
 相手はプレーオフを勝ち抜いてきて、勢いに乗っている。最近、野球をやり慣れている。これでは不公平、だ。セントラル・リーグもプレーオフを導入せざるをえないだろう。それが「真の」野球ファンの<リスペクト>を得られるかどうかは、また別の問題だが……。

和田豊オフィシャルサイト『虎の意地』

「17対0」で快勝!(17日・南郷ほか)

2005-10-18 20:48:56 | Koushien Stadium
 スポーツ紙には「南郷ほか」としか書いていないから、一体何処で行われているのか皆目分からない“フェニックス・リーグ”。こういう試合こそ、【sky-A】辺りにテレビ中継してもらって、日本シリーズ前の大事なチェックをしておきたいところ、だが。
 昨日は先発・杉山直久、2番手に「寝違え」下柳剛が投げて、其々5回と3回を無失点。完璧なピッチングだったようだ。下柳は第2戦、杉山は第4戦が予想される。第5戦(予定)の福原忍の調子が上がらないだけに、杉山に期待が懸かる。

 打線は北海道日本ハムファイターズ相手に「17対0」の快勝! 桜井広大が2本のホームランを放ち、萱島大介、ルーキー高橋勇丞にもホームランが出たようだ。ファイターズの投手を見ると、井場友和、須永英輝、伊藤剛だから、3人とも1軍経験者。決して見劣りするピッチャーたちではないが、この打線「爆発」。
 主力組はシリーズの合宿が始まり、甲子園で練習していたから、全てファーム組。それで「17点」だから、大したもの。しかし、この「強い」ファームも先日(8日)のファーム日本選手権で千葉ロッテ・マリーンズに負けている。この≪仇≫は1軍に取ってもらわなければ……。

 それにしても勝率「1位」なのに、2年連続で日本シリーズ出場を逃した福岡ソフトバンク・ホークスの選手たちは今、何を思う? 「無念」を噛み締めるにも程がある! 2007年からはセントラル・リーグにも適用されるだけに、他人事では済まなくなる。
 メジャーリーグの真似をしたいのだろうが、メジャーは1リーグ3地区もあるから必然で生まれてきたプレイオフ制度。地区シリーズ(5戦)とリーグ優勝決定戦(7戦)もあるから、この激戦を勝ち抜いてくれば、たとえワイルドカードによる進出でも「説得力」が生まれる。日本の場合、無理がありすぎる。

阪神タイガース公式サイト


相手が決まった! 千葉ロッテ・マリーンズ、だ!!

2005-10-17 22:08:17 | Koushien Stadium
 阪神タイガースの日本シリーズの対戦相手が遂に決まった! 千葉ロッテ・マリーンズ、だ!! このプレーオフでマリーンズが初戦から連勝して、相手は「ロッテか」と思っていたら、第3戦の【9回裏】に追いつかれ、第4戦も敗れて「2勝2敗」のタイ。
「流れ」が変わって、第5戦も福岡ソフトバンク・ホークスが「行く」ものだと思っていたが、粘ったマリーンズ。「1対2」のビハインドから、【8回表】に2点をもぎ取って、「3対2」。【9回裏】を今度こそ、クローザー小林雅英が締め括って、31年ぶりの≪優勝≫! 相手が決まった!

 タイガースは昨日(16日)フェニックス・リーグ(西都)で先発ローテーションの3人=井川慶、安藤優也、福原忍が登板。井川と安藤は無失点で終えたが、福原が5連打を浴びて、5失点。日本シリーズに「不安」が残る。
 打線では日本シリーズのDH候補、浜中おさむと林威助が揃ってホームランを放って、これは千葉マリンスタジアムで期待できそうだ。あの“サブマリン”渡辺俊介への≪刺客≫として、林は放たれるか? 

千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト

祝、下柳「最多勝」獲得!(12日)

2005-10-13 19:38:29 | Koushien Stadium
 昨日(12日)は、広島東洋カープの最終戦だったらしいが、黒田博樹が前回(7日)リリーフで姑息に「15勝目」を挙げて、タイガースの下柳剛に並んで、卑しくも昨日先発で「16勝目」=「単独」最多勝を狙いにいったが、横浜ベイスターズに野望を阻止され、15勝止まり。これで下柳の「最多勝」が決まった。
 あの5日の延長10回の熱投を見ているだけに、黒田よ、それだけはしてくれるな、と思っていたが、今年は要所要所でタイガースに味方してくれたベイスターズ。来年も宜しく!! 

 それにしても、パシフィック・リーグのプレーオフは、今年も首位の福岡ソフトバンク・ホークスが初戦で敗れて、タイガースの相手は、千葉ロッテ・マリーンズになるのかも!? 相手にとって不足なしだが、ホークスに2年前の「借り」を返したい気持ちは、選手には「ある」だろう。
 ファンにしてみれば、マリーンズの方が与しやすいのかな、とも思うが、ファーム日本選手権(8日)でも負けているし、昨日のフェニックス・リーグでも「0対1」で完敗。果たして、どちらが来るのか……? どちらも交流戦で負け越しているし、やりにくい相手であることは「確か」だろう。
Shimoyanagi.com

上場して、何が悪い?

2005-10-12 18:50:24 | Koushien Stadium
 あくまでも通称「村上ファンド」の村上世彰氏(46)は「ファンの声を聞きたい」と言っているが、ファンはバカだから、そんなことは分からない。タイガースを「乗っ取られそうだから」とか、星野仙一SDが「反対」しているから、だとか、そんな感情論で「反対」に与するに決まっている。しかし、そもそも何で「上場」がいけないのか? タイガースが「上場」して何が悪い? 

 結局、プロ野球は「護送船団」方式だから、タイガース球団だけ、一つ突出するわけには行かないのだろう。野球協約でもそれを戒めている。他球団は殆ど赤字。タイガースだけ儲かっている。その上、さらに「上場」したら、他球団のジェラシーが爆発する。否、既に「ナベツネ」という形で爆発している。読売巨人軍を差し置いて、そんな勝手な真似は許さんっというわけだ。この古い体質。

 この古い体質に風穴を開けようというのが、村上社長だ。喋り方が「変」でも、やろうとしていることは間違ってはいない。結局、タイガースに意気地がないのだ。この機に「上場」して、一気に球界の「盟主」を目指せばいい。その意気地がなくて、あくまでも読売巨人軍の後塵に甘んじようとするから、球界の改革は進まない。
 読売巨人軍に「改革」ができるわけがない。タイガースがリーダーシップを執るべき、なのだ。それを怠っている。(改革派の)野崎球団取締役は内心、忸怩たる思いがあるだろう。

 岡田彰布監督は日本シリーズを目前(目前でもないが)に控え、「時期が悪い」って言っていたが、返って妙な注目が集まって、のんびり練習する選手たちにもピリピリした緊張感が走って、逆にいいかもしれない。2年前の星野前監督「勇退」騒動のときとは「質」が違う。あのときは、選手もファンも激しく「動揺」したが、今回のことは対岸の火事。選手たちも割り切って、日本シリーズに向かっていけるだろう。

阪神タイガース公式サイト


ファーム日本選手権(8日・スカイマーク)

2005-10-11 13:59:45 | Western League
「今日は胴上げしてもらいたい」と話していた木戸修2軍監督。ウエスタン・リーグ優勝の際には、優勝争いしている1軍に配慮して、胴上げはなし。このファーム日本選手権に懸けていたのだが……イースタン・リーグの「覇者」千葉ロッテ・マリーンズに「5対7」で逆転負け。「日本一」を逃がしてしまった。
 日本シリーズを目前に控え、縁起が悪い……あれほどウエスタン・リーグをぶっちぎりで優勝しただけに、期待は大きかったのだが……。

 先発はルーキー・能見篤史。ファームでの実績からいけば、太陽の先発が順当だと思ったのだが……日本シリーズ登板のテストも兼ねた先発か? しかし5回(3/2)を4失点。期待に応えることは出来なかった。最近1軍で好投が続いていただけに、このピッチングは意外だった。
「5対4」の1点リードの場面で降板したが、【7回裏】に3番手・前川勝彦が打たれ、3失点。大事な試合にかつての近鉄のエースが期待を裏切った。ネット裏で視察していた中村勝広(オリックス・バファローズ)新監督の目にはどう映っただろう?

 打線は初回に先制し、【4回表】にも1アウト2,3塁のチャンスを作り、9番(移籍の)前田忠節が三振に倒れたものの、1番「首位打者」赤松真人が勝負強さを発揮して、レフト前に2点タイムリーヒットを放って、「3対2」。
【5回表】にも4番・喜田剛が豪快にライトスタンドへ、6番・林威助のレフトへ流し打ち、1軍昇格組がそれぞれソロホームランを放って、「5対2」。中村新監督、喜田は出せないヨ!! この左の大砲を狙っているらしいが、それは無理な相談だ。
 間に挟まった5番・桜井広大があえなくショートゴロに倒れたのも気になるが。この「大一番」に4タコ(ノーヒット)。若者の焦りは募る……。

阪神タイガース公式サイト