野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

金本、先制2ランで8連勝!(28日・甲子園)

2006-09-28 22:40:29 | Koushien Stadium
 先制したのはタイガース。センター前ヒットで出塁した3番アンディー・シーツを1塁に置いて、4番「兄貴」金本知憲が、カープ先発・佐々岡真司の3球目を捉えて、右中間スタンドへ(第23号)2ランホームラン! 「2対0」。この後、暫し佐々岡とタイガース先発・杉山直久の投手戦が続く。

「2対0」の均衡が崩れたのは【7回裏】だが、その前に【3回裏】先頭の赤星憲広がファーストゴロを放ったが、1塁手の不馴れな末永真史がボールを零して、走ってきた赤星にタッチしようとしたが、これは空タッチ。しかし判定は「OUT」。1塁・塁審は(阪神タイガースOB)真鍋勝己。また、この男か……「誤審」だ。赤星は内野安打(か失策)を1本損した。

 さて【7回裏】先頭の鳥谷敬が1塁線を破って、7番・矢野輝弘が送って、1-OUT3塁。ここで勝負を賭けた岡田彰布監督。代打に桧山進次郎を送って、カープは敬遠策。1-OUT1,3塁になって、代打・林威助が1,2塁間を破って、待望の追加点「3対0」! さらに赤星もライト前に弾き返して、「4対0」! 佐々岡はここで降板……林のタイムリーで気持ちが切れたか? 
 ここで赤星が久々に盗塁を決めて、キャッチャーの送球が悪送球になって、林が生還「5対0」! 2番・関本健太郎がバットを短く持って、ショートの横を抜いて、「6対0」! 

【7回表】に左腕ジェフ・ウィリアムスがワンポイント、【8回表】を久保田智之が何とか凌いで、【9回表】は球児「温存」で桟原将司。この桟原も堂々たるピッチングで、“守護神”と見間違えた。投手4人の完封リレーでカープを下して、8連勝! 後はナゴヤドームの結果待ちだったが……「9対8」ベイスターズの健闘空しく、「首位」ドラゴンズの逆転勝ち!! いよいよ明日から最終決戦、真の天王山、だ。

金本8連勝弾!いざ竜と最終決戦 (デイリースポーツ)

井川の目に涙……7連勝!(27日・甲子園)

2006-09-28 14:46:42 | Koushien Stadium
 カープの先発マイク・ロマノに【3回裏】まで9人で片付けられていたタイガース。【4回裏】も1-OUT後、2番・関本健太郎が均衡を破る、センター前ヒットで出塁! そして3番アンディー・シーツが初球を打って、左中間スタンドへ(第19号)2ランホームランを放ち、先制! 
 続く4番・金本知憲がレフトフェンスに達するツーベース(2塁打)を放って、5番・浜中治がライトにおっつけて、ポール際に飛び込む(第19号)2ランホームラン! 2ランニ発で「4対0」!!

【5回表】には先頭の赤星憲広が流し打って、2番・関本が確実に送りバントを決めるが、今回はやや確実ではなかった。ピッチャー正面へのバントになり、観客席から悲鳴が上がったが、赤星の脚なら大丈夫。盗塁は自由闊達に出来ないが、唯の走塁なら、赤星の独壇場。シーツのライトフライで3塁に進んで、4番・金本が(またしても!)レフトフェンスに達するツーベース!! 「5対0」磐石。

 タイガースの先発は「エース」井川慶。試合前は連勝ストッパーだのチームの勢いを止める男だの、思っていたが、昨日(27日)の井川は一味違った。【7回表】まで主力を欠いたカープ打線とは言え、無失点に抑えて、【8回表】に3連打を食らって、1点は失ったものの、完投を目指して【9回表】のマウンドへ。
 1-OUTを取ってから、顔の表情がヒクヒクし出し、2-OUTを取ってから、目をしばたかせた井川。3-OUTの瞬間、右手にグラヴを天に突き出し、遂に目を潤ませ、これぞ号泣……ナインとハイタッチを交わしながら、鼻水が止まらない。
 
 キャッチャーの矢野輝弘は「オレには分からん」と言い、岡田彰布監督は「感激したんちゃうか?」と言い、水戸の母は「身内に不幸はありません」と言う。この涙の訳は……? タイガースは7連勝! この時点で「首位」ドラゴンズとのゲーム差を「2.5」に縮めた。
 兎も角も井川はチームの勝利に貢献できた。それだけで十分、だ。次は日本シリーズで甲子園のマウンドを踏んでもらおう。これが最後とは思いたくない。

 その30分後……北海道(札幌ドーム)では、日本ハムファイターズが25年ぶりの優勝(1位通過)を決めていた。そして引退セレモニーを終えた男がこう言った。「名古屋の人には申し訳ないけど、出来れば甲子園でやりたい」。SHINJO(新庄剛志)が呼んでいる! 新庄の最後の舞台に甲子園を捧げたい。甲子園が一番似合う男に最後の晴れ舞台を……
 その1時間13分後、ナゴヤドームではドラゴンズが「6対3」でベイスターズを下した。ドラゴンズも負けない。他力本願は当てに出来ない。ドラゴンズが≪勝つ≫なら、タイガースも≪勝つ≫だけ。これからは“サドンデス”負けた方が終わりの戦いが続く。

さらば井川…涙のラスト甲子園 (デイリースポーツ)

鳥谷、値千金の一発で6連勝!(26日・甲子園)

2006-09-27 18:48:46 | Koushien Stadium
「安藤」と「小島」。昨日(26日)の先発投手を聞いて、誰もがこれはタイガースの楽勝、広島東洋カープは先発の谷間、来シーズンに向けて、若手は試しているのだろう、と考える。初回にタイガースが赤星憲広の内野安打を皮切りに、3番アンディー・シーツが3塁線を破り、5番・浜中治がセンター前にヒットして、2点を先制して、その予測は≪確信≫に変わるハズだった。

 だが【2回裏】以降、そのカープの先発・背番号「58」の左腕・小島紳二郎に抑え込まれ、追加点を奪えず。【6回表】決して調子の良くなかった(岡田彰布監督・談)タイガース先発の安藤優也が犠牲フライで1点を失って、1点差。ヤバい(苦しい)展開だったが、その裏2-OUTからチームを救う一発! 6番・鳥谷敬が「1-3」からの内角ストレートを振り抜いた打球はライトスタンドへ! 第14号ソロホームランで「3対1」突き放す! 

【7回表】に代わった2番手のダーウィン・クビアンが1点を失って、尚2-OUT2塁で3番手の左腕・吉野誠が連続フォアボール(四球)を与えて、2-OUT満塁。やっぱり吉野に背番号「21」を返すのは止す(留保する)か? 絶体絶命のピンチ。ここで(4番手で)登板したのが「不調」の久保田智之。誰もが最悪のシナリオの一つや二つを数えたが、2球目の148㎞でショートゴロに斬って取り、窮地脱出! 久保田はこれを切っ掛けに自信を取り戻してくれればいいが……

【9回表】は藤川球児が3人で片付けて、試合終了。気になるドラゴンズは【9回表】の時点で横浜ベイスターズが「4対4」同点に追いついてくれてたが、甲子園の終了の約50分後、延長【10回裏】に福留孝介のツーベース(2塁打)でサヨナラ勝ち!! ゲーム差「3」は変わらず……頼むゾ、ベイスターズ。今日(27日)の先発は(かつての?)タイガース・キラーの三浦大輔。ベイの協力が要る!!

鳥谷弾!虎6連勝で奇跡へバク進 (デイリースポーツ)

野原で結構!(25日・東京・新高輪プリンスホテル)

2006-09-26 19:09:54 | Draft Commision
「堂上」という名は、中日ドラゴンズと深い係わり合いがある由緒正しき名。父上(照氏)は元ドラゴンズのピッチャーであり、立派な先発投手だった(現・合宿所館長)。兄上(剛裕)は背番号「63」のドラゴンズの現役選手。言わばドラゴンズ一家。彼等の体の中には、ドラゴンズの青い血が流れていることだろう。そんな≪縁≫を他球団が邪魔するべきではない。籤でドラゴンズに決まって、本当に良かった。赤い糸ならぬ“青い糸”で(強固に)結ばれていたのだろう。

「堂上」と縁のなかった阪神タイガースは、1巡目で野原将志(長崎日大高校)内野手を指名。これで良かった。ポジションはショート(遊撃手)だが、タイガースのファームには前田大和(2年目)という有望なショートがいるから、将来的にはサードにコンヴァートして、前田と二人、恐らく三遊間コンビを組ませるのだろう。外野からサードにコンヴァートした済美高校出身の高橋勇丞(2年目)が意外に伸び悩んでいるので、その追加的措置だろう。タイガースは3巡目でも狙い通りに橋本良平(智弁和歌山高校)を指名できて、ほぼ満点の高校生ドラフトだったろう。

 それにしても、可哀相だったのは、大嶺祐太(八重山商工)投手。福岡ソフトバンクホークスと≪相思相愛≫だったのに、その恋路を邪魔するアメリカ人=ボビー・ヴァレンタイン(千葉ロッテ・マリーンズ)。籤を引くときのあのパフォーマンスは、本人と関係者にとっては“悪魔のダンス”に見えただろう。日本人はもっと厳かに籤を引く。厳粛に籤を引く。それが若者の運命、人生を決める籤引きだから、自然と厳かになる。その理(ことわり)を分からないアメ公が! 
……今年も悲劇は繰り返されてしまった。こんなことが起きないように、誰もが恨みっこ無しで、完全ウェーヴァー制度を導入すべき、だ。

野原誓った「打倒堂上、そして中日」(デイリースポーツ)

藤本、3度の好守で福原を救う!(24日・東京ドーム)

2006-09-25 23:12:13 | Tokyo Giants
 日曜(24日)の先発・福原忍は決して(調子は)良くなかった。初回いきなり先頭の脇谷亮太に1塁線を破られ、【4回裏】にも2番・鈴木尚広、3番・高橋由伸に連打を浴びるが、何とか後続(クリンナップ)を抑えて無得点。「首位」ドラゴンズになら仕留められていただろう。

【5回裏】にも7番・二岡智宏に左中間を破られ、8番・矢野謙次にも3塁の頭上を破られ、0-OUT1,3塁。今度こそ、失点を覚悟したが、代打・清水隆行のライナーに(前進守備の)セカンド藤本敦士がジャンプ一番! 飛びついて捕球して、1-OUT。2-OUT後、2番・鈴木のセカンド横を抜ける予定の打球に横っ飛びで飛びついて、1塁で刺した藤本! 藤本の好守に救われた福原。

 そういえば【3回裏】にも先頭の矢野のセンターに抜けようか(予定)というゴロに飛び込んで、起き上がりザマ送球して、1塁で刺した藤本。この矢野が出ていれば、9番の姜建銘で送って、1番の脇谷、2番鈴木に回って、同点に追いつかれていたかもしれない。藤本の3度の美技に救われた福原。(日本テレビが選んだ)試合後のヒーローインタヴューは、藤本だった。

 打線は初回に1点を先制した後、【5回表】先頭の赤星憲広が内野安打で出塁して、2番・関本健太郎が(確実に)送った後、3番アンディー・シーツが三遊間、4番・金本知憲が(初球を打って)1,2塁間を破り、「2対0」! 5番(この日、猛打賞!)浜中治も(初球を打って)センターオーヴァー(2塁打)!! (所謂)クリンナップの3連打で「4対0」!

 先発の福原は【6回表】にようやく(同期生の)二岡智宏にタイムリーを許して、1点を失うが、キッチリ試合を作って、【7回裏】から左腕ジェフ・ウィリアムス。このジェフが3三振を奪う、パーフェクト・ピッチングを見せて(久々の快投!)【9回裏】からは藤川球児。球児はフォアボール(四球)2つを出して、調子が万全ではないことを物語らせたが、三振も2つ奪って、無失点で切り抜けて、「4対1」完勝! 
「首位」ドラゴンズが(神宮で)東京ヤクルトスワローズに「1対4」で連敗した為に、ゲーム差は「3」に縮まった。いよいよ射程距離! 

藤本が守り神!モンキーマジック炸裂 (デイリースポーツ)

浜中、逆転2ラン!(23日・東京ドーム)

2006-09-23 23:13:06 | Tokyo Giants
 初回タイガースは3者凡退で、その裏またしても、李承に打たれて、先発の左腕・下柳剛(ベテラン)が先制点を献上。ジャイアンツの先発は左腕・内海哲也(若手成長株)。嫌な感じだったが、【2回表】先頭の金本知憲が歩かされて、5番・浜中治が2球目のスライダーを捉えて、レフトスタンドへ(第18号)2ランホームランで逆転!! 

【4回表】2-OUT後、今度は浜中が歩かされて、6番・鳥谷敬がレフトに流し打って、三遊間を破るヒット! 2-OUT1,2塁。ここで7番・矢野輝弘がライトへ(得意の)流し打ち! これをライトの矢野謙次が捕球に失敗して(エラー)2者が還って、「4対1」。「首位」ドラゴンズはなかなか、こういう失策をしてくれない。

【5回表】も2-OUTを取られたが、3番アンディー・シーツへのフォアボール(四球)から崩れる先発・内海。4番・金本がファースト(1塁手)を強襲して(内野安打)。5番・浜中が内海の3球目のフォークを今度はセンター前にヒットして、「5対1」! 
【6回表】には8番・藤本敦士が(2番手の野間口貴彦から)まさかの(?)第3号ソロホームランをライトスタンドへ! これで「6対1」! 藤本のようなバッターがホームランを打つと、チームは(妙に)盛り上がるだろう。

【8回表】(3番手のゲーリー・グローヴァーから)1-OUT後、矢野がセンター前! 藤本がライト前! 7,8番が連打で出て、代打・林威助も四球。1-OUT満塁になって、ここで「問題の人」1番・赤星憲広。この赤星が流し打って、レフト線を破って、2者が還って「8対1」! 前日(22日)の岡田彰布監督による「熱血指導1時間」が効いたのか? 
 2番「絶好調」関本健太郎も前進守備の2塁の横を抜いて、これも2者が還って「10対1」! 

【8回裏】に2番手の左腕・江草仁貴がソロを喫して、「10対2」。【9回表】にも1点を追加して、【9回裏】からは3番手に久保田智之。2-OUTを取った後、球威のない高めの速球(146㎞)を木村拓也に流し打たれ、レフトフェンス直撃を浴びるが、3番・高橋由伸を「2-3」からスライダーで見逃し三振に斬って取って、試合終了。「首位」ドラゴンズが「7対5」で敗れて、これでゲーム差「4」。まだ諦めない

赤星甦れ!岡田の熱血指導1時間 (デイリースポーツ)

杉山、無四球完投で大勝!(19日・甲子園)

2006-09-21 12:16:28 | Koushien Stadium
 タイガースの先発は、杉山直久。今日は「勝てる」と確信を持って試合に臨んだが、その通りになった。そう思わせるだけのピッチングを最近の杉山はしている。ようやく背番号「18」が甦ってきた。これがシーズンの初めから、この調子だったら、タイガースはドラゴンズより「上」に行けていただろう。
【9回表】にアダム・リグスにソロ(第36号)を食らって、相変わらず勝負弱さを発揮して、プロ入り初の完封こそ逃したものの、無四球(5安打)完投で3勝目。

 打線は【3回裏】先頭の矢野輝弘がフォアボール(四球)で出塁して、8番・藤本敦士が(バントの構えを止めて)右中間を破って、矢野が生還して先制点。藤本も3塁に達して、ツリーベース(3塁打)!! 
 藤本も今シーズンは打率.240台に低迷し、今岡誠の故障に救われて、セカンドのレギュラーを確保できた。今岡が戻ってくる(予定)来シーズンは再び「絶好調」関本健太郎とのセカンド争いが激化するだろう。勝ち抜けるか? この後、ピッチャーの杉山も(バットを短く持って)おっつけて、ライト線に落として、藤本が還って「2対0」! 

【6回裏】にはスワローズの先発・川島亮を完全KOする。先頭の「絶好調」男(関本)が左中間に叩き込んで(第9号)「3対0」! 背番号「3」がようやく「板」に付いてきた。3番アンディー・シーツが歩いた後、4番・金本知憲、5番・浜中治が左中間に落として、「4対0」。
 6番・鳥谷敬が歩いて、0-OUT満塁になって、7番・矢野が3塁線を破って、金本と浜中が還って「6対0」。川島はここで降板……来シーズンからは、もう「タイガース・キラー」とは呼ばせない。

【7回裏】には1-OUT後、関本がライト前ヒットで出塁して、シーツが四球。金本のファーストゴロをリグスがセカンドに悪送球して、「7対0」。2-OUT後、鳥谷が2打席連続の四球。2-OUT満塁になって、今、この男の前でランナーを溜めてはいけない、7番・矢野がおっつけて、ライト前にヒットを落として、2者が還って「9対0」! ≪古巣≫ドラゴンズに負けたくない気持ちは誰よりも強いものがあるだろう。矢野! 

 そのドラゴンズはこの日、ベイスターズに不覚を取って(5対8)ゲーム差は再び「4」に縮まった。そして昨日(20日)【8回裏】を終わって、ベイスターズが「7対4」でリードしていて、これでゲーム差は「3.5」に縮まる、と小躍りして喜んでいたのだが、【9回表】にドラゴンズが(信じられないことに)一挙5点を取って、「9対7」で逆転勝ち!! ベイスターズの臨時「抑え」川村丈夫が“炎上”した。こんなところで、守護神マーク・クルーンの故障(不在)が、タイガースに影響してくるとは……横浜市民として情けない。

杉山完投!3連勝で夢じゃない奇跡 (デイリースポーツ)

青木宣親、人生最大の厄日(18日・甲子園)

2006-09-20 02:40:47 | Koushien Stadium
 延長【10回裏】1-OUT2塁で代打・片岡篤史が敬遠されて、1番・赤星憲広との勝負を選んだ東京ヤクルト・スワローズのバッテリー。普通なら考えられない策だが、それほど「不調」を見透かされている赤星。バッテリーの読み通りにセカンドゴロ併殺打を打たされて、サヨナラのチャンスを逃したタイガース。「5対5」同点のまま……

 延長【11回裏】2番・関本健太郎、3番アンディー・シーツの連打で0-OUT1,3塁。4番・金本知憲は予想通り歩かされて、0-OUT満塁で5番・浜中治との勝負。浜中は打ち上げて、セカンド(センター)フライ。誰もが1-OUTを覚悟して、次の鳥谷敬の顔を想像したが、何とセンターの青木宣親が落球! 【7回表】に放り投げたバットをキャッチャーの矢野輝弘にぶつけて、平謝りだった青木がこんなところで、こんなプレーを演じるとは! 彼にとっての人生最大に価する≪厄日≫だったろう。

 それにしても、先発の井川慶。初回に2点を先制されて、味方が同点に追いついても、【5回表】【6回表】に1点づつ献上して、「2対4」。先発投手の役目を果せない「エース」。
【6回裏】の矢野の2ランホームラン(第16号)で同点! ワイルドピッチで「5対4」1点を勝ち越して、【7回表】は進化する(?)ダーウィン・クビアンに託したが、アダム・リグスにこの試合2本目のソロを打たれて、「5対5」。これで延長戦に入った訳だ。

 今日(18日)は何とか勝てた。しかし「首位」中日ドラゴンズも横浜ベイスターズにデーゲーム(14時~横浜スタジアム)で勝って、「M14」に減らして、ゲーム差「5」は変わらず。ベイスターズに期待するのは愚かなことなのか? とにかく勝ち続けるしかない。一枚……。

神風吹いた!虎 ラッキ~サヨナラ (デイリースポーツ)

首の皮一枚つながった、金本の一発!(17日・ナゴヤドーム)

2006-09-18 13:30:49 | Nagoya Dragons
 総合格闘家の所英男(リヴァーサルジム)の始球式。子供の頃から中日ドラゴンズ・ファンの彼(岐阜県出身)。最近(『ZST』と『HERO'S』で)負け続けているが、彼がドラゴンズに「負け運」を運んできてくれたのかもしれない。
【6回裏】まで「0対0」。ジリジリするような展開。今日(昨日)もやられるのか? と何度も思った(反芻した)。ドラゴンズの先発・朝倉健太にヒット1本に抑え込まれ、連続イニング無得点記録が更新される。

 しかし【7回裏】1-OUTから、3番アンディー・シーツがデッドボール(死球)を食らって出塁。シーツは激怒!! 帽子を取らない若造(朝倉)。何故、帽子を取らない? それどころか、睨み返している。メジャーリーグの悪影響だろうが、死球をぶつけた後、ピッチャーが帽子を取る習慣は、日本プロ野球の美質だ。この風習(暗黙の了解)が一部の若いピッチャー達によって、済し崩し的に破られようとしている。これは由々しきこと。選手会が(こういうことにも)統一見解を示すべきだ。
 そして4番・金本知憲。そんな若造(朝倉)の態度に対する「怒り」もあっただろう。力投を続けるタイガースの先発・安藤優也の「男気」に報いてやりたい気持ちもあっただろう。2球目(141㎞)のストレートを流し打って、左中間スタンドに(第22号)2ランホームラン! 3塁側ダッグアウトで出迎える岡田彰布監督にも、打った金本にも笑顔は一切なし。険しい顔が無気味で怖かった。これが追いつめられた男たちの「顔」だ。

「2対0」とにかく勝って良かった。これで首の皮一枚、繋がった。これで≪鬼門≫ナゴヤドームは最終戦だったから、他の球場では強いタイガース。まだ希望はある。これで5ゲーム差。今日(18日)明日(19日)タイガースが、東京ヤクルトスワローズに連勝して、ドラゴンズが横浜ベイスターズに連敗すれば、3ゲーム差。十分、だ。タイガースの最大の協力者=ベイスターズの健闘に期待したい。

アニキ意地弾!止めたナゴヤD全敗 (デイリースポーツ)

筒井和5回無失点!今頃になって (16日・鳴尾浜)

2006-09-17 12:21:27 | Western League
 先発の左腕・筒井和也が5イニングスを(2安打)無失点! 今頃!! この時期になって「調子」を上げてきても何の意味もない。ファームは鳴尾浜で広島東洋カープ相手に「17対0」で圧勝! その頃、ナゴヤドームで1軍は……。赤松真人が「5打数3安打」6打点! 2番に入った狩野恵輔も「6打数2安打」で4打点の活躍! ハワイ・ウインターリーグには、浅井良ではなく、この狩野を派遣すべきだと思うが……(ノーヒッターって何?)

屈辱の虎…このままじゃ終われん (デイリースポーツ)