野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

北海道日本ハムファイターズ44年ぶりの日本一!(26日・札幌ドーム)

2006-10-29 19:10:55 | Nippon Series
 これでパシフィック・リーグ(のチーム)が4年連続≪日本一≫。この4年間、中日ドラゴンズと阪神タイガースの2チームがセントラル・リーグの≪優勝≫を分け合ってきて、その度に日本シリーズでパシフィックのチームに覇業を妨げられた。何故なのだろう? 
 恐らく≪常勝≫を目指して、強いチームを地道に作り上げてきたドラゴンズとタイガースに対して、パシフィックのチームは1年だけの一発勝負! ≪勢い≫でプレイオフを勝ち抜いて、そのまま日本シリーズに雪崩れ込んで、セントラルの強さを呑みこんでしまう。来シーズンからセントラルも同じ条件(プレイオフ導入=予定)になるが、果たして、セントラルは≪日本一≫を奪還できるか? 

 2002年に読売ジャイアンツが、西武ライオンズを倒して以来、セントラルは≪日本一≫から遠ざかっている。恐らくジャイアンツは短期決戦に向いているチームなのだろう。長い歴史と伝統の中で、現在(いま)はそういうチームに成り下がってしまった。今シーズンも開幕ダッシュに成功して、驚異的なペースで首位を独走したが、途中で激しく息切れして、結局4位(Bクラス)に後退。
 セントラルが≪日本一≫を奪還するには、ジャイアンツのようなチームが日本シリーズに出て行くべきなのかもしれないが、しかしジャイアンツには1年間を戦い抜くスタミナが、ない。来シーズンから導入されるPSG(ポストシーズン)はまたしても、ジャイアンツを≪有利≫に導く為に導入されようとしているのかもしれない。≪陰謀≫は着々と進行している? 

日本ハム、44年ぶり日本一!!
新庄が札幌ドームに舞う! (livedoorスポーツ)

フェニックス・リーグ(19日~24日)

2006-10-25 19:06:34 | Tigers DEN β
 フェニックス・リーグ19日(西都)は、東京ヤクルトスワローズに「4対6」で完敗! 先発の左腕・田村領平(4年目)が打ち込まれ、最後は【9回裏】太陽が打ち込まれて、サヨナラ負けしたようだ。温暖な地・宮崎で、太陽は沈みっ放し……
 21日(ひむか)は「4対11」で千葉ロッテマリーンズに大敗! 先発の金沢健人、久保田智之、中村泰広の3人のリレーで11点奪われるとは……久保田は「重症」。フェニックス・リーグからは引き上げた方がいいと思う。

 22日(サンマリン)は「宿敵」(?)読売ジャイアンツに「まさかの!」「4対9」で大敗! 先発のルーキー左腕・岩田稔が打ち込まれ、【9回表】に4失点したのは(例によって)太陽か……藤田に戻した方がいい。
 そして昨日(24日・南郷)は(またしても!)「2対10」でインヴォイス西武に大敗! 先発のルーキー若竹竜士や2番手の三東洋が打ち込まれたようだ。……ここまで「2勝10敗」…夢も希望も無い、フェニックス・リーグ、だ。

東の“恋人”はヨシノブ超え締め (デイリースポーツ)

そして、井川は去っていった(16日・神宮)

2006-10-18 22:05:22 | Tokyo Swallows
 これが阪神タイガース2006年の最終戦。初回に2番・関本健太郎がライト前ヒットで出塁。2打席目(3回表)にもセンター前ヒットを放って、3割到達! ここで御役御免。規定打席に達していれば、言うことなかったのだが……2-OUT後、4番・金本知憲がライトスタンドに運んで(第26号)先制2ランホームラン! 

【6回表】には6番スタメンの林威助が同じくライトスタンドに弾丸ライナーで運ぶ(第5号)ソロホームラン! 「0-3」から真ん中高めにストライクを取りに来たストレートだったし、消化試合だから、あまり参考にはならないが……
 そういえば、関本に代わって、サードに入った喜田剛が第1打席(5回表)でライトフェンス直撃のツーベース(2塁打)!! 第2打席(7回表)でも1,2塁間を抜いて、存在感をアピールした。来シーズンこそは1軍でバリバリ働きたい、若者二人だ。

 そして去っていく男(?)先発の井川慶は完封! 10奪三振で見事に帳尻を合わせて、≪奪三振王≫(194個)を獲得。井川の為にここまでしてくれたタイガースを見棄てて去って行く(?)。井川のポスティング・システム(入札制度)は、FA(フリーエージェント)の黒田博樹(広島東洋カープ)の獲得と≪バーター≫でなければ、到底「納得」(承服)できるものではない。……激動の2006年シーズンが終わった。

井川 奪三振王を「置き土産」に… (デイリースポーツ)

岩田にプロの洗礼!(14日・広島)

2006-10-15 14:09:07 | Hiroshima Carp
 阪神タイガースの消化試合は昨日を含めて、残り2試合。殆ど意味のない試合だが、連続フルイニング出場を続けている金本知憲と(その弟子の?)鳥谷敬はスタメンに名を連ね、2年間休んでいた浜中治とレギュラーの座を確保した関本健太郎もフル出場。来シーズンになっても、この4人がタイガースの≪骨格≫であることを物語る。それから外れている今岡誠や藤本敦士の≪逆襲≫にも期待したいところだが……

 先制したのはタイガース。初回に3番に入った鳥谷が(広島東洋カープ先発・大竹寛の)初球(144㎞)を打って、ライトスタンドに(第15号)ソロホームラン! 4番・金本も初球を打って、レフト前! 5番・浜中も「1-3」から真ん中の速球(143㎞)を打ち返して、センター前! 連打が続いて、2-OUT1,2塁で6番スタメン「ファーム二冠王」の喜田剛。
(初球カーヴの後の)2球目の真っ直ぐ(140㎞)を狙い打って、1塁線を抜いて(2塁打)「2対0」! これがプロ入り初長打、初打点。来シーズンこそ1軍に定着なるか? 引退した片岡篤史の≪後釜≫を狙う、のだろう。

 タイガースの先発はプロ入り初登板&初先発(希望入団枠)ルーキーの左腕・岩田稔。初回1番の東出輝裕を2球目の速球(135㎞)で詰まらせて、レフトフライ。なかなか球威があるな、と思ったが、2番・山田真介に「2-1」と追い込みながら、4球目のフォークと得意のカーヴが外れて、「2-3」になって、苦し紛れに投げたストレート(134㎞)が高めに浮いて、これを痛打され、センター前ヒット! 
 ここで3番・前田智徳にも「2-1」からのカーヴが外れ、勝負球のストレート(144㎞)を狙い打たれ、ライトスタンドに突き刺さる、プロの洗礼! 2ランホームランで早くも同点にされ、ショックを受けたのか、4番・新井貴浩にフォアボール(四球)を許し、二度のワイルドピッチで新井を3塁に進ませ、5番・広瀬純のサードゴロで「2対3」勝ち越される。まだ1軍レヴェルには達していない、ようだ。これからも達する見込みはあるのだろうか? 

 岩田は【2回裏】にも失点し、3回3失点で降板。【7回裏】にも3番手の伊代野貴照が滅多打ちを喰らい、2失点で途中降板。このピッチャーはファームでもこんなピッチングだから、ガッカリはしない。2002年のルーキーイヤーのピッチング(1勝を挙げた)は何故、戻ってこない、のだろう? 
 好投したのは2番手の2年目、玉置隆(プロ入り初登板!)。【4回裏】から登板して、2安打3三振を奪って、素材の高さを見せ付けた。来シーズンはとりあえず中継ぎで、あるいは(春のキャンプで伸びれば)一気に先発ローテーションに喰い込んでくるかもしれない。期待の若手、だ。

 期待の若手、と言えば、1番スタメンの赤松真人が第1打席こそ、高いバウンドのサードゴロ(1塁は間一髪!!)だったが、第2打席に三遊間を抜いて、これがプロ入り初ヒット! 【8回表】の第4打席でも喰らい付いて、レフト前ヒットを放って、2安打。来シーズンこそ1軍に定着して、赤星憲広のレギュラーの座を脅かしてもらいたいものだ。それが、赤松の≪使命≫。

プロの洗礼…岩田 ホロ苦デビュー (デイリースポーツ)

さらば、片岡!(12日・甲子園)

2006-10-12 21:56:57 | Koushien Stadium
 今日12日(甲子園)が≪最終決戦≫だと意気込んでいたが、10日(東京ドーム)に中日ドラゴンズの≪優勝≫が決まって、今日は消化試合になった。阪神タイガースの奇蹟は≪不発≫に終わった。SHINJO(北海道日本ハムファイターズ)はさぞガッカリしている、ことだろう。彼の最後のプレーを甲子園で見たかった。今日サヨナラで勝って、日本シリーズ進出を決めたSHINJO(新庄剛志)。最後の舞台は名古屋か札幌か……

【2回裏】先頭の浜中治がレフト前ヒットを放って出塁! 2-OUT後、8番スタメン浅井良がレフト前に2塁打を放って、2,3塁。9番のピッチャー安藤優也がライト前にヒットを落として、先制点! 1番・赤星憲広も三遊間を抜いて、「2対0」! ……それにしても、内野スタンドはガラガラで寂しい入り、だった。これぞ消化試合。しかしタイガースだけは≪本気≫モードが漂っている。何故か? 

【5回裏】5番・浜中が左中間を破って出塁(3打数3安打!!)6番に入った、この日が≪引退試合≫片岡篤史がピッチャーの足元、センター前に抜ける、タイムリーヒット! 「3対0」。タイガースは、この男の為に今日は≪本気≫だ。そして甲子園(今シーズン)最終戦……観客の為にも≪勝つ≫と決めている、ようだ。

【6回裏】2-OUTから赤星がフォアボール(四球)を選んで、お約束の盗塁! 今シーズンは6年連続盗塁王を逃してしまったが、来シーズンこそは不調だったバッティングも含めて≪復活≫を期すシーズンになる。とにかく今シーズンはキャンプ中に眼の病気になって、出遅れたのが痛かった。
 2番「久しぶりにセカンドを守った」関本健太郎が3塁線を抜いて、“猛打賞”(3安打)これで打率3割浮上! 「4対0」! 3番(途中出場)林威助がセンターオーヴァー! フェンス直撃のスリーベース(3塁打)を放って、「5対0」! 来シーズンこそレギュラーを獲りたい林。せめて代打の“切り札”には成長してもらいたいものだ。

 先発の安藤は【7回裏】に一発を浴びたものの、1失点で降板。【8回裏】をジェフ・ウィリアムス【9回裏】を藤川球児に繋いで、恐らく今シーズン最後の<JF>リレー。来シーズンには<K>(久保田智之)の≪復活≫が待たれる。今シーズンは久保田で≪一等賞≫を獲り逃した、と言っても過言ではない。来シーズンは久保田で≪一等賞≫を取り返す! 

完全燃焼できた…さらば片岡が引退 (デイリースポーツ)

金本、先制&ダメ押しで3連勝!(7日・甲子園)

2006-10-07 22:10:27 | Koushien Stadium
 阪神タイガース3日ぶりの試合。その間に「首位」中日ドラゴンズが1勝1敗して、ゲーム差「3」は変わらず。今日から「かつての宿敵」読売ジャイアンツを迎えて2連戦。この2日間は雨の心配は無いだろう。
【2回裏】先頭の金本知憲がライトスタンドに高々と打ち上げて(第24号)先制ソロホームラン! 東京(神宮)遠征では何故か“音無し”だったが、甲子園に帰って来て、この一発! 

【4回裏】には5番・浜中治が今度はレフトスタンドに高々と打ち上げて、「2対0」! タイガースの先発は(12勝5敗の)福原忍。このまま「2対0」で磐石だと思って見ていたが、【8回表】に暗転!! 【7回表】から代わった2番手の左腕ジェフ・ウィリアムスが、5番・高橋由伸に痛恨の同点2ランを浴びて、「2対2」同点……延長戦も覚悟したが。

【8回裏】1-OUT後、1番・赤星憲広がレフト前に運んで、2番・関本健太郎がキッチリ初球で送りバントを決めて、3番アンディー・シーツがセンター前に弾き返して、「3対2」勝ち越し! 【9回表】には藤川球児がマウンドに上がるから、この1点でも十分だったが、更に4番・金本が左中間スタンドにダメ押しの(第25号)2ランホームランを放って、「5対2」! 
 それにしても、ジャイアンツは(3番手の)右腕・久保裕也を重用するが、いつもこの久保を打ち込んで、タイガースは勝たせてもらっているような気がする。原辰徳監督の大学(東海大)の後輩だから、というのは分かるが……来シーズンは(情実を排して)新たなセットアッパーを見つけておく必要があるだろう。

【9回表】の藤川は最初の打者(川中基嗣)から変化球を3球続けて、代打・清水隆行に「1-3」になって、苦し紛れに投げ込んだ138㎞のストレートをライトスタンドに叩き込まれた。「5対3」。今日の藤川は「絶不調」のようだ。最初の打者が初球を打ってくれたのは助かっただろう。
 3人目の脇谷亮太にはカーヴで追い込んで、フォークを振らせて、空振り三振! 代打・小関竜也には148㎞(しか出ない)ストレートをレフト前に運ばれ、3番・二岡智宏に一発が出れば同点の際どい場面だったが、148㎞のストレートを外角低めに決めて、セカンドゴロに打ち取り、ゲームセット! 
 タイガースはこれで3連勝!! 「首位」ドラゴンズが「2対3」横浜ベイスターズに≪逆転≫負けしたためにゲーム差は「2」に縮まった。残り5試合。ドラゴンズは残り7試合でマジック「4」。“奇蹟”の可能性は残された。よくやった、ベイスターズ! 

アニキ2発で3連勝…首位に2差 (デイリースポーツ)

矢野、先制3ランで連勝!(4日・神宮)

2006-10-04 22:05:13 | Tokyo Swallows
 今朝の日刊スポーツの先発予想では、杉山直久だったが、安藤優也が先発。相手のスワローズの先発は「苦手」石井一久(元メジャーリーガー)だったから、杉山よりも安藤、という選択だったのだろう。誰もが今日は苦戦すると読んだのだが、【2回裏】矢野輝弘の3ラン(第17号)で先制! 安藤もタイガースファンもこれで気持ちが≪楽≫になった。

【3回表】にも1点。2番・関本健太郎がセカンド内野安打で出塁して、3番アンディー・シーツが「2-1」からフォアボール(四球)を選ぶ。2-OUT後、5番「絶好調」浜中治がセンター前に弾き返して、「4対0」! 関本(この試合、猛打賞!)と浜中の同期コンビは「好調」だが、OUTを取られた二人(1番と4番)のバッティングの「低調」が気になるが……

 気持ちが「楽」になりすぎたのか、安藤は【3回裏】に3連打を浴びて、2点を失い、「4対2」2点差。際どい点差になって、【7回裏】1-OUTから異例の藤川球児、登板! 【8回裏】のクリンナップまで抑え切って、【9回裏】の下位打線は左腕ジェフ・ウィリアムスが3人で片付けて連勝!! ナゴヤドームの結果を気にしたのだが……

“月間MVP男”安藤が先発5連勝 (デイリースポーツ)

井川、完封で13勝目!(3日・神宮)

2006-10-03 23:09:19 | Tokyo Swallows
 今シーズンは(東京ヤクルトスワローズ先発)左腕・石川雄規をよく打っていたタイガースだが、【5回裏】まで「0対0」。タイガース先発の「エース」井川慶も2002~2003年シーズンを思わせるようなピッチング。今頃になって「調子」を上げてきた。できれば、このまま逆転優勝して、日本シリーズ進出、日本一になって、井川に“有終の美”を飾らせてやりたいが……そうなれば、口煩いタイガースファンも井川の“旅立ち”を認めてやる心境になるだろう。

 均衡が崩れたのは【6回表】2番・関本健太郎が三遊間、3番アンディー・シーツが1,2塁間を抜いて、1-OUT1,2塁。2-OUT後、5番・浜中治がセンター前に弾き返して、まず1点。6番・鳥谷敬がフォアボール(四球)を選んで、2-OUT満塁になって、7番・矢野輝弘が(代わった2番手・花田真人から)詰まりながらもセンター前にヒットして、2者が還って、「3対0」! 

【9回表】にも先頭の藤本敦士がセカンド左に強烈なゴロ! セカンド田中浩康が飛び込んで取って、ファインプレーだったが、藤本が1塁へヘッドスライディングして、判定は「セーフ」。ここまで“3タコ”(3打数ノーヒット)4打席目でようやくヒット性の当たりを打ったのに、好捕され、OUTにされそうになったので、必死に≪頭≫から行った藤本。この≪気合≫が追加点を導き出す。
 井川が送った後、2-OUT2塁になって、2番・関本がライト前にヒットを放って、「4対0」! その瞬間、小さく頷く井川。レフトスタンドの風景を見ていると、まるで≪優勝≫を目前にしたチームのようだ。秋の神宮は≪優勝≫した1985年を思い起こさせるから、風情がある。

【9回裏】も井川は打者3人で討ち取って、ヒット3本に抑え、8三振を奪って≪完封≫勝利! 13勝9敗(防御率3.15)。次はローテーション通りだと、12日のドラゴンズとの最終決戦(甲子園)に投げることになるが? もう一度、甲子園でラスト登板となるか? それとも……いずれにしても、背番号「29」タイガースのユニフォーム姿を目に焼き付けておかなければならないなあ~、と思う。

井川完封!奇跡へもう一丁や (デイリースポーツ)

中村泰、完封で日本一!(30日・山形)

2006-10-01 20:07:12 | Western League
 1軍が41歳の左腕・山本昌(中日ドラゴンズ)にまたしても、してやられて、「1対7」で惨敗した、その日に阪神タイガースのファーム(ウエスタン・リーグ)が、イースタン・リーグの千葉ロッテマリーンズを「6対0」で下して、日本一! (3年ぶり4度目)≪MVP≫には先発して、完封した左腕・中村泰広(4年目)が輝いた。来シーズンこそ1軍に定着なるか? 

 来シーズンは恐らく「エース」井川慶がメジャーリーグ移籍で抜けることになるだろう(?)。その「穴」をこの中村と、ハワイ(ウィンターリーグ)へ旅立った能見篤史と筒井和也と、それから4年目の左腕・田村領平と、今シーズン先発ローテーションに定着し損ねた江草仁貴、左肘痛からの復活を目指す三東洋らで争う、ことになる。楽しみ、といえば楽しみだし、総崩れになる危険性もある。井川のメジャー流出も確定事項ではないし……

中村泰MVP!信じたボールで快投 (デイリースポーツ)

今岡の走者一掃で9連勝!(29日・甲子園)

2006-10-01 14:42:48 | Koushien Stadium
 最高の試合、だった。【2回裏】に矢野輝弘のタイムリーヒットでタイガースが先制して、先発・下柳剛とドラゴンズ先発・川上憲伸の投げ合いで「1対0」。【7回裏】先頭の4番・金本知憲の強烈なセカンドゴロを“名手”荒木雅博が弾いたところ(エラー)から、川上の≪破綻≫が始まった。(その<トレンド>は翌30日、福原忍によって受け継がれてしまう……)

 5番・浜中治が、川上のシュートに詰まりながらも左中間に落として、0-OUT1,2塁。バントに不馴れな6番・鳥谷敬が送り(犠牲)バントに失敗して、1-OUT1,2塁になったが、7番・矢野がセンター前に弾き返して、1-OUT満塁。ここで代打の“切り札”桧山進次郎が登場するが、川上のシュートに詰まらされて、ボテボテのピッチャーゴロ。ボテボテだった分、ファーストは「セーフ」になって、2-OUT満塁。

<ネクスト・バッターズ・サークル>には林威助が、いた。当然ここは林が起用されると思ったが、1塁側ダッグアウトから黒いバットを持って出てきたのは、背番号「7」今岡誠! 
 現在の状態では林の方が「上」なのではないか? 今岡は「対」岩瀬仁紀「用」に置いておくべきではないか、と思ったが、ここが≪勝負≫と見た岡田彰布監督。「初球から行けヨ!」と念じながら見ていたが、打席の今岡もそのつもりだったようだ。初球のカットボール(137㎞)を叩いて、打球は右中間を深々と抜けて、満塁の走者一掃のツーベース(2塁打)!! 今岡は2塁ベース上で両手でガッツポーズ!! 「4対0」!

【8回表】3番手の久保田智之が2-OUT1,2塁のピンチを招いたところで、4番手に「守護神」藤川球児、登場! 3番・福留孝介に対峙して、初球(148㎞)2球目(149㎞)3球目(152㎞)!! この日の藤川は出し惜しみなし!! 「1-2」からの4球目(153㎞)で空振りを取って(キャッチャー矢野のサインに)2回首を振った5球目(153㎞)はイン・ローに際どく外れて、6球目(152㎞)は今度はアウト・ローに決めて、 見逃し三振! 

【9回表】も4番タイロン・ウッズを151㎞で見逃し三振! 6番アレックス・オチョアを152㎞で空振り三振に斬って取り、試合終了! 9連勝を決めたタイガース。「首位」ドラゴンズとのゲーム差を一気に「2」に縮めたのだが……昨日(30日)「1対7」で大敗! ゲーム差は再び「3」に拡がった。今日(1日)は雨で中止が決定。≪最終決戦≫は先送りされた。果たして、消化試合になるのか? それとも……? 

今岡魂の復活打!9連勝で竜に2差 (デイリースポーツ)