和田 確かに阪神はシーズン序盤はどっしり戦えていたけど、最後はバラバラになっていった感じ。大山の起用法に代表されると思う。
小島 チームの主軸なのか、ただのレギュラーなのか、ちょこちょこスタメンから外れるような選手なのか、よく分かりませんでしたね。
和田 基本的にどうしても上半身が突っ込んで打ってしまう癖がある。打ちにいくときに頭がホームベースに寄ってしまって体が「くの字」に折れてしまう。あそこを直さないと、なかなか安定した成績は残せないんじゃないかなぁ。
宮本 同じ意見。打ちにいくときにバットのヘッドが投手側に入りすぎるから上半身が突っ込んじゃうんだよ。スタメンを外すときも、不調で外すのか、休ませるために外すのか、よく分からなかったもんなぁ。
【1回表】先頭(左)打者に「3-1」から四球を与え、2番(右)打者を(「3-2」から)空振り三振(144km)に仕留め、3番(左)打者(DeNAドラフト6位)を(「3-2」から)見逃し三振! (144km)
4番(右)打者も5番(左)打者も「3-2」から四球で満塁。昨年の佐藤蓮(上武大学)を見ているようだ。
6番(右)打者はレフトフライに打ち取って、何とかピンチを切り抜けた、阪神タイガースのドラフト2位、鈴木勇斗(創価大学)。
投球フォームは安定しているから、佐藤蓮のようにプロに入ってから、フォームを弄くり回されるようなことはないだろう。佐藤蓮なんて、もはや「別人」。大学関係者が見たら、「誰?」と呟くことだろう。佐藤蓮の二の舞になるか、それとも「和製カーショー」になれるか。少なくとも、即戦力とは程遠い。2~3年はかかりそうな素材。