野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

雨中の惨劇…(10月15日・甲子園)

2017-10-16 19:11:26 | Climax Series


 昨日は試合前からが降り続き、とても試合が成立するとは思えなかった。【2回表】に2点を先制して、【3回表】に同点に追いつかれて、【3回裏】に1点を勝ち越しても、は雨だと思っていたが、【5回表】に逆転され、試合は成立。「コールドゲーム」を宣告される恐怖と戦いながら試合を観ていたが、【6回裏】に同点に追いついて、一息ついたと思っていたら……

 試合後、杵渕和秀セ・リーグ統括が「クライマックスという試合の性質も考えまして、判断させていただきました。大変なコンディションでしたけど、できるだけ試合を行うというのが基本だと思いますので。また、試合をやったからには審判の方は九回を目指すというのが基本ですので。中止で次のステージに進出するとか、普段とはまた違う要素もありましたので、とにかく試合を行うということを一番に考えて判断しました

 最初から試合を中止させるつもりがなかった、ということだ。こいつ、何様? セ・リーグ統括。たった一人の判断で試合は強行された。恐るべき組織だ、NPB(日本プロ野球機構)。しかし、こういうとき、新聞記者は沈黙する。NPBをに回すわけにはいかないからだ。ジャーナリズム精神の欠片もない。だから、NPBの行なうおかしなこと、MLB(メジャーリーグ)を片務的に真似したFA(フリーエージェント)もくじ引きで選手の行き先=球団を決めるドラフトも、誰にも批判されずに公然と堂々と毎年、行なわれる。その前は逆指名ドラフト(自由枠、希望枠)がこれも堂々と行なわれていたのだから、マスコミは何をやっていたのか? という問題。
 ……泥沼のようなグラウンドで選手たちは懸命にプレーした。

試合を完遂させた阪神園芸の技術 最悪のグラウンド状況の中で…(デイリースポーツ)



2017年10月15日(日)対DeNA 甲子園

才木、昨年の望月の二の舞は御免だ。(10月10日・甲子園)

2017-10-11 11:15:08 | Koushien Stadium


 引退する(16年目)安藤優也(485試合、77勝66敗、防御率3.56)が(辛うじて)1-OUTを取って、マウンドを去った後、【8回表】阪神タイガースのマウンドには(6番手で)プロ2試合目の高卒ルーキー、才木浩人(ドラフト3位)が上がった。先頭(左)打者に初球142kmの後、2球目に151km! 3球目(148km)で完全に詰まらせ、キャッチャーファウルフライ! 
 続く打者にも初球(147km)ファウル! 2球目のフォークボールで空振りを取り、3球目も同じ球を続けて、センターへのフライに打ち取ったが、不慣れな二塁手(大山悠輔)がいして、不運な二塁打! 3人目の(左)打者が初球(148km)を打ち上げてくれて、三塁フライ! 三塁手が捕球する前から一塁側ダッグアウトに走っていた才木君。帰ってからコーチや先輩に怒られていた(注意されていた)だろう。

 そういえば、昨シーズンの最終戦でも、高卒ルーキーがプロ初登板を果たして、鮮烈なデビューを飾り、タイガースファンに大いに期待を持たせたが、その後の秋季キャンプで右肘をめ、今年4月には腰を負傷した(らしい)望月惇志(ドラフト4位)。今シーズンのウエスタン・リーグの成績は7試合の登板に留まり、防御率10.20。……望月のは御免だ。

阪神・石崎、福留の美技に救われプロ初星!「助けられた」(SANSPO.COM)



2017年10月10日(火)対中日 甲子園

秘密兵器がベールを脱いだ日(10月5日・甲子園)

2017-10-08 11:54:09 | Koushien Stadium


11」同点で迎えた【7回表】中日ドラゴンズの攻撃。阪神タイガースのマウンドには2番手、2015年ドラフト3位の竹安大知(【ファーム】20試合、5勝4敗、防御率2.76)が上がった。背番号は何故か「42」。昨シーズンのファームの登板は6試合(防御率10.75)に留まりながら、何故かマスコミから「秘密兵器」と呼ばれた男。マスコミの飛ばし記事かと思ったが、ウエスタン・リーグでの試合(投球)を(CSで)観たら、「なるほど」と納得するものがあった。……10月5日、遂にお披露目(プロ登板)。

 先頭(左)打者に初球(136km)2球目(144km)の後、3球目のカーヴで空振り! 4球目のフォークボールで空振り三振! イチバン自信のある球か? 
 続く(左)打者に初球(140km)2球目(144km)ファウル! 3球目のカーヴがすっぽ抜けた後、4球目(140km)を打たせて、レフトファウルフライ。
 3人目の(右)打者は初球(144km)を打たせて、センターフライ。3人で片付けた2年目。この後、まさかプロ勝利の権利が転がり込んで、その(達成の)重責を(同じく)プロ登板の高卒ルーキーに託すことになろうとは……

阪神・金本監督、初勝利の竹安を「強運ですよね。なにか持っているのかもしれない」(SANSPO.COM)



2017年10月5日(木)対中日 甲子園