野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

矢野と藤本の契約更改(26日)

2005-12-29 20:39:42 | Tigers DEN β
 タイガースは「意外に」藤本敦士に「甘い」のだな、と思った。26日に行われた3度目の契約更改交渉で、50万円DOWNの4650万円(推定)でサイン。前回、前々回の提示から150万円の上積みを勝ち取った。“ゴネ得”もここに極まれり、と思うが。
 タイガースは「意外に」藤本を「可愛がっている」。監督の指示(構想)とはいえ、強引にセカンド(2塁手)にコンヴァートさせた「後ろめたさ」があるのかもしれない。

 矢野輝弘もこの日、5000万円UPの2億2000万円(推定)の2年契約でサイン。今シーズンは138試合出場で打率.291、19本塁打、71打点。7番で勝負強いバッティングを見せてくれたが、それよりも何よりも、盗塁阻止率「.434」。37歳でこの数字は脅威的、だ。
 ここで刺して欲しい、という場面で悉(ことごと)く刺してくれた、印象がある。タイガースファンも喜んだし、何よりもマウンド上のピッチャーが「ありがたかった」だろう。これで益々ピッチャーとの信頼関係が築かれていく。来シーズンも刺しまくってくれっ!!

“単身”藤本 年内決着にホッ(デイリースポーツ)
矢野2年5億!やるで40歳現役(デイリースポーツ)

石井弘寿、夢を諦めないで…(24日)

2005-12-25 19:52:12 | Tokyo Swallows
 昨シーズンオフに球団社長から「口約束」以上の手形を取り付けながら、今シーズンオフになって(急に)監督交代を「口実」に約束を反故にされた石井弘寿(ヤクルト・スワローズ)。24日、旅行先のハワイから帰国して、「やっぱり挑戦したい。自分では果したいという気持ちが強い。向こうのニュースや移籍情報見ていると余計にそう思います」

 ブルペンの左腕不足に泣いていたニューヨーク・ヤンキースは、早々にロン・ヴィローン(フロリダ・マーリンズ)とマイク・マイヤーズ(ボストン・レッドソックス)の両左腕の獲得に成功した。これで「帝国」ヤンキースが、石井弘のポスティング(入札)に手を挙げる可能性は(ほぼ)無くなった。
 これからも続々各球団の補強が決まっていく。石井は焦りを募らせるだろう。ポスティングが早々に決まっていれば、ピンストライプの(ユニフォームを着る)可能性だってあった。

 現在28歳。挑戦するタイミングとしては「絶好」だと思う。夢を諦めないで欲しい、と思う。(タイガースファンとしては、ライヴァル球団から「嫌な」左腕が抜けることを歓迎するから、その意味でも応援したい!?)

ヤクルト石井弘、米入札あきらめん(日刊スポーツ)

今岡、3億に到達!(22日)

2005-12-23 12:36:12 | Tigers DEN β
 前・選手会長の今岡誠が「3億」に到達! 2億5000万円から8000万円UPの3億3000万円(推定)で予告通りの一発更改。新・選手会長の赤星憲広も5000万円UPの1億8000万円(推定)で一発更改。やはり、一発(1回目で)更改は気持ちいい。新旧選手会長が「お手本」を示してくれた。
 この二人は本当に納得の金額、評価。この金額にふさわしい選手だと思う。それだけの活躍をした。それだけの活躍をしないで、保留する選手には(ちょっと)ガッカリする。

 鳥谷敬も3回目の交渉で1800万円UPの3800万円(推定)で契約を更改。鳥谷の場合は4000万円を挙げて欲しかったが。ショートストップで全(146)試合出場の価値を、野球に素人の球団側は「分かっていない」。
 本人も完全には納得していないだろうが、これ以上、交渉の数を重ねて、越年にもなって、自分のイメージが崩れることを恐れたのだろう。早くトレーニングに集中したかったのだろう。来シーズンこそは、素人も黙らせるような、そんな抜群の成績を残して、タイガースの「顔」になってもらいたい、と思う。

阪神・今岡、野手セ界一の3億3000万円で一発更改(スポニチアネックスOSAKA)

球児、8000万円でサイン(21日)

2005-12-22 22:18:48 | Tigers DEN β
 プロ野球選手の契約更改にファンが一喜一憂するのも「変」なものだが、しかし野球のゲームがない、このオフシーズンのささやかな話題の種。球団側の提示額を見て、選手に同情することもあれば、不満をもらして「保留」する選手の言動に首を傾げたくなることもある。
 前者は藤川球児、鳥谷敬、後者は藤本敦士、久保田智之だろうか。その球児が21日、8000万円(推定)で契約を更改。2200万円から263%のUP。前回提示額から1000万円の上積みを勝ち取った。タイガースファンも「ホッ」としている。ファンの後押しもあって、球団側も再考せざるを得なかったのだろう。

 一方、藤本は19日の契約更改交渉も「保留」。200万円DOWNの4500万円の提示。今シーズンの成績から云えば、妥当な数字だと思うが。本人は「現状維持」を主張しているらしい。次回からは代理人(弁護士)も連れて来るらしい。首を傾げざるを得ない。
 同じくセカンドのレギュラーポジションを争った関本健太郎が「現状維持」の3000万円でサインしたのだから、如何に藤本の要求が法外か分かる(?)。
 金額提示も無かった久保田と共に「越年」が決定したようだが、少し、その感覚には理解が出来ない。日本シリーズの最後の打者になった、その悔しさを来シーズンにぶつけて欲しい、とファンは素朴に思うのだが。

球児 8000万円で納得のサイン(デイリースポーツ)

吉野の再生なるか?(18日)

2005-12-19 14:32:34 | Tigers DEN β
 鳴尾浜でトレーニング中の左腕・吉野誠が2003年のピッチング・フォームに戻すらしい。今シーズンは何故か、横手投げから上手投げに転向し、勝負を懸けたが、失敗に終わり、この1年、低迷を続けた。背番号も「21」から「47」に変更させられ、いよいよ追いつめられた。
 来シーズンから心機一転、快刀乱麻のピッチングを見せた「03」仕様に戻す。吉野の≪復活≫はなるか? 少しでも『J.F.K』の手助けが出来るようになってもらいたいものだ。ひそかに、タイガース連覇の鍵を握る一人、だと思う。

吉野 03年型フォームで“再生”だ(デイリースポーツ)

仰木彬さん、逝く(15日)

2005-12-17 14:24:08 | Tigers DEN β
 折りしも、15日はNHK衛星で、MLB2005ベストゲーム「イチロー5年連続200本安打」が放送されていた。その日の午後4時10分、イチローの恩師、仰木彬さんは天に召された。享年70。癌との闘病生活を続けながら、この1年グラウンドに起ち続けてきた“名将”。合併球団を見事に纏め上げ、前年の最下位から4位まで引き上げた手腕は見事だった。

 野茂英雄、イチロー、長谷川滋利、吉井理人、田口壮、木田優夫、中村紀洋……仰木監督の教え子達は、こんなにも多くメジャーリーグへ巣立っていった。仰木監督と一緒にいる野茂やイチローはいつも笑顔、だった。仰木監督の元から巣立った後、野茂やイチローから笑顔が消えた。彼らの笑顔の素(もと)だった、仰木さん。

 タイガースの岡田彰布監督もオリックス・ブルーウェーヴ(当時)時代に仰木監督に巡り会った。監督、指導者として最も影響を受けた人だと思う。あのままタイガースで現役を終えていたら、今日の岡田監督は存在しえなかった、かもしれない。
 仰木監督の師はかつての西鉄ライオンズ黄金期の三原脩監督(故人)。もう一人はコーチとして仕えた西本幸雄監督(近鉄バファローズ)。この「血」が仰木監督を通して、岡田監督に伝授された。“名将”の系譜はこうして受け継がれていく……仰木さんのご冥福を心よりお祈りします。

岡田監督 一緒に関西盛り上げる(デイリースポーツ)

赤松の公式サイトがオープン!(15日)

2005-12-16 21:29:52 | Tigers DEN β
 まだルーキーの赤松真人の公式サイト『Aka-Matsu.net』がオープン! 異例の速さ、だと思う。球団の赤松に懸ける期待の大きさが窺える。ハワイで遊んでいる場合ではないかもしれない(?)関本健太郎。ハワイ優勝旅行を辞退した藤本敦士も他人事ではない、だろう。
 鳥谷敬が6番に下がる(予定)来シーズンは「2番」がキーポイントになるし、まだ決まっていない「空席」の2番がウィークポイントにもなる。ここを誰が埋めるのか? タイガース連覇の可否が懸かっている、と言っても過言ではない、と思う。

鳥谷にノルマ「3割20本」(デイリースポーツ)

前広島の石橋尚到、入団(12日)

2005-12-13 13:35:44 | Tigers DEN β
 前・広島東洋カープの石橋尚至(内野手=23)入団。背番号は「69」(年俸は450万円)。スイッチヒッターだから、3年目の萱島大介(25)のライヴァルとなる。同じく俊足だし、いい刺激剤になれば、と思う。
 2003年にはウエスタン・リーグで打率.325を打っているから、潜在能力はあるのだろう。昨年2月に右膝を痛めて、伸び悩んでいたようだが……改名もして、本名の尚登から尚至を経て、尚到へ。至らず、到達することを願っての願懸け、か。

阪神 前広島の石橋と正式契約(デイリースポーツ)

オクスプリング来日!(9日)

2005-12-10 20:36:28 | Tigers DEN β
 律儀なオーストラリア人だ。普通、新外国人選手の入団発表はプレスリリースだけのハズなのに、この日のためにわざわざ来日したクリス・オクスプリング(28歳)。いい性格をしている。前の前の監督(現・楽天監督のあの人)が好みそうな選手、だ。
 今シーズンは(先発ローテーションの6番目に入ることが期待された)ジェイミー・ブラウンが全くの期待外れだっただけに、昨年のアテネ・オリンピックで「実力」を証明済みのオクスプリングに期待したい。ライヴァルは能見篤史か、太陽か?

 オリンピックと言えば(?)この日、WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)の日本代表メンバーが発表されたが、タイガースからは藤川球児が選出されたのみ。あるスポーツ紙では「5番DH」(?)が予想されていた今岡誠も、WBC出場に意欲的だった(?)赤星憲広も落選した。喜んでいいのか悲しんでいいのか? 複雑だ。
 球児は今シーズン初めてフルに働いた(後の)2年目のシーズンの直前、ということもあり、調整が心配されるが、WBCで新たな刺激をもらってきて、2006年シーズンに繋げて欲しい、と思う。

球児 セ界の次は世界斬る!(デイリースポーツ)

岩田「21」金村「17」渡辺「25」(8日)

2005-12-09 11:33:41 | Tigers DEN β
 吉野誠の背番号を「47」に変更してまで、希望枠の岩田稔(関大)に「21」を授けたタイガース。期待の大きさが窺われる。しかし、大学生が1軍の戦力になるまでには時間がかかる。(打者の)鳥谷敬でも2年かかったし、杉山直久と江草仁貴も3年目の今シーズン、ようやくブレイクした。岩田にもそれくらいの時間を与えるつもりなのだろう。「即戦力」とは期待していないだろう。

 それは(3巡目の)金村大裕(大商大)も同様だろう。背番号は何と“禁断”の「17」番を与えられた。大成しない背番号として、忌み嫌われてきた「17」番を敢えて、金村に与えた。
 ここ3年で2度も優勝して、タイガースも強くなったので、ここは強気になって、ジンクスに挑もう、ということか? 「ええ~声」の金村には是非ジンクスを破ってもらいたい。お立ち台に上がれるような選手になってもらいたい。

 4巡目の渡辺亮(日本生命)には「25」。これもタイガースでは、怪我(故障)に見舞われる番号として、警戒されていた背番号だった。渡辺もそのジンクスに挑む。
 何か“在庫一層”セールという気がしないでもないが、今年の新人にはタフさを期待しているのだろう。それとも、今年は“谷間の世代”という「諦観」でもあるのかもしれない。いずれにしても、この新人3人は試練に立ち向かう、ことになる。

金村「ええ声~」でお立ち台や (デイリースポーツ)