野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

マーくん粉砕! 上園プロ入り初勝利!(20日・甲子園)

2007-06-21 12:38:28 | Koushien Stadium
 2試合連続して初回に失点している、タイガース先発のルーキー上園啓史。しかし、昨日(20日)はあっさり3者凡退で片付けて、上々の滑り出し。その裏、イーグルス先発“恐怖のマーくん”(同じく)ルーキー田中将大を迎え討つタイガース打線は、先頭の庄田隆弘が149kmの快速球を振らされて、三振! 

 どうなることか(打てる気がしない……)と思ったが、2番・赤星憲広が2球目(140km)をセンター前に弾き返して、出塁! 3番・林威助の初球に走って、キャッチャーの送球が反れる間に3塁を陥れて、タイガースは「こういう野球」をしなければならない。林は「2-0」からの外角低目の速球(148km)を「ボール」に判定され、命拾い。球審(杉永政信)に助けられたが、スライダーに詰まらされて、キャッチャーへのファウルフライ!
 2-OUT_3塁になって、4番・金本知憲に≪重圧≫が掛かるが、これを撥ね退けるのが、4番の仕事。林が討ち取られて、自身も(「1-3」から)空振りしたスライダーを狙い打って、ライト線に落ちるタイムリーヒット! 「1対0」先制点!! 

 しかし【2回表】上園が、先頭の「25本塁打」山崎武司に悔しい四球(フォアボール)を与えて、その後2-OUT_2塁になって、7番(同じく)ルーキー渡辺直人に対して、「1-2」から外角低目の速球(137km)を球審に「ストライク」に判定してもらって、「2-2」に追い込んで、2球ファウルの後、スライダーを狙われていた。三遊間を破られて、「1対1」早くも同点に追いつかれるか、と思いきや、レフト金本からの好送球! 同点を阻止する。

 その裏、先頭の鳥谷敬が四球を選んで、7番・野口寿浩がヒットエンドランを成功させて、0-OUT_1,3塁! こんなタイガースの見事な攻撃、久しぶりに見た!! 8番「スタメン」藤本敦士の1,2塁間への打球で鳥谷が還って、「2対0」! 送りバントの構えの9番・上園のセカンドゴロで2-OUT_3塁になって、1番・庄田が初球のスライダーを流し打って、レフト前タイムリーヒット! 「3対0」!! 

 タイガースは“マーくん”降板後の【7回裏】【8回裏】にも1点づつ加えて、「5対0」! 先発の上園は6回を無失点(1安打)に抑えて、【7回表】からは(予定通りの)『JFK』リレー。【8回表】に一人『K』が躓いたが、『F』がカヴァーして、難なく逃げ切った。上園は(記念すべき)プロ入り初勝利! 
 これでイーグルスに連勝!! この交流戦(@日本生命)2度目の連勝……遅すぎた感もあるが、残り2戦。連勝すれば、11勝12敗。恰好がつくが、しかし相手は、16勝4敗「首位」北海道日本ハム・ファイターズ。どこまで喰らいつけるか? 復調したかどうか? タイガースの≪真価≫が問われる一戦。

シーツが1軍合流へ、23日にも復帰 (デイリースポーツ)

似た者同士の戦い、「1対0」で制す!(19日・甲子園)

2007-06-20 22:23:36 | Koushien Stadium
 一進一退の続くタイガース。千葉マリン(スタジアム)を負けなしで帰って来て、昨日(19日)から甲子園に腰を落ち着けて、交流戦も残り4試合。最初の(2連戦)相手は、東北楽天ゴールデンイーグルス。初戦の先発は、恐怖の“マーくん”田中将大ではなく、同じルーキーの永井怜。仙台(5日・フルキャスト宮城)では打ち崩しているし、タイガースの先発は(ベテラン左腕)下柳剛だし……と思ったのだが。

【4回表】まで「0対0」。永井を打ち崩せないタイガース打線。【4回裏】先頭の赤星憲広が四球を選んで、1-OUT後、赤星が盗塁を決めて(11個目)、久々に赤星の盗塁を見たような気がするが……4番・金本知憲も(敬遠気味に)歩かされて、5番・今岡誠が1,2塁間を破って、「1対0」先制! 

 試合後のヒーローインタヴュー(お立ち台)は、その今岡一人。結局、その虎の子の1点を(いつもの)リリーフ陣=『JFK』=藤川球児が守りきっての勝利。マイクを向けられ、話す今岡だが、やはり、これだけ負けが込んでいると(借金「7」)心なしか元気(覇気)が無い。「今は勝つことが大事」と今岡。

シーツ9日ぶり実戦復帰も3の0… (デイリースポーツ)

「2対7」5点差で【9回表】いつもの負けパターンだったのに……!!!(16日・千葉マリン)

2007-06-17 21:01:54 | Inter League
 初回に林威助の(第10号)ソロホームラン(ライトスタンドに弾丸ライナー!)で先制したタイガース。しかし【3回裏】先発の福原忍が崩れて、連打を2回浴びて、2失点。【4回裏】にも連打で1失点。【5回裏】にも3連打を浴びて、2失点。打たれ出したら止まらない、今シーズンの福原。……何度も見た光景、だ。

【6回表】には1番に抜擢(3試合目)庄田隆弘がライトスタンドにソロアーチを架けて(プロ入り初!)「2対5」3点差に迫ったが、【7回裏】2-OUTランナーなしで、2番手でパーフェクト・リリーフの左腕・江草仁貴に代えて、3番手に橋本健太郎を起用。この首を傾げたくなる采配に、千葉ロッテ・マリーンズ打線が連続ホームランで応えて、「2対7」……いつもの<負けパターン>に陥ってきた。

 誰もがタイガースの3連敗を確信(覚悟)した【9回表】先頭の金本知憲がセンター前ヒットで出塁! 5番・今岡誠もレフト前ヒットで続いて、6番・鳥谷敬も1,2塁間を抜いて、6番(途中出場)桜井広大がライトフェンスに直撃させて(プロ入り初打点!)4連打! これで「4対7」3点差!!
 さらに(途中出場)浅井良のショートゴロ(エラー)の間に「5対7」2点差!! 9番・関本健太郎が送って、1-OUT_2,3塁になって、(途中出場)狩野恵輔がセンター前に運んで、「6対7」1点差!! 2番・赤星憲広がライトフェンスに直撃させて、「7対7」遂に同点!!
 3番・林が敬遠された後、4番・金本が1,2塁間を抜いて、勝ち越し「9対7」! これでお腹一杯(満足)だったのだが、2-OUT後、鳥谷が(サード前に)内野安打、桜井がトドメに三遊間を抜いて、「11対7」! 

 甲子園(10日)でサヨナラ勝ちした後、(今、話題の)グットウィルドーム(西武ライオンズ戦)で連敗して、意気消沈して乗り込んだであろう、千葉マリンスタジアム。その初戦で5点差を引っくり返して、大逆転劇! 
 これで≪波≫に乗って、いい“きっかけ”にして、今日(17日)打線≪爆発≫で勝ちたかったところだが……またしても打線が沈黙して、「0対0」の延長【12回】引き分け。≪波≫に乗る日はいつになることやら……“きっかけ”はどこにある?

シーツ復調間近、19日から実戦復帰 (デイリースポーツ)

林のサヨナラ2ラン!(10日・甲子園)

2007-06-11 12:54:47 | Koushien Stadium
 福岡ソフトバンク・ホークスの先発は≪天敵≫左腕・杉内俊哉。これは連敗を覚悟したのだが、案の定、タイガース打線が杉内の前に沈黙……「0」行進を続け、タイガースの先発、ファームでの調整を終えたばかりのエステバン・ヤンも【3回表】(一回り)まではナイスピッチング(3者凡退×3)だったが、案の定【4回表】に掴まって、先制点を許す。やはり、メジャーリーグでリリーフ専門だったヤンには、先発は向いていないのだろうか? 

【9回表】まで「0対1」。杉内の完封ペースに見えたが、【9回表】先頭の鳥谷敬が左中間を破って、ツーベース(2塁打)で出塁! この(たった)一打で大きく(劇的に)戦局が変わる。7番ライトでスタメンの浅井良が送って、1-OUT_3塁にして、8番スタメン・マスクのベテラン野口寿浩。スクイズも考えられる、この場面で果敢に初球を打って、レフトに大飛球! 一瞬、誰もがホームランか? と思ったが(ノー・パワー)フェンス手前、走ってきたレフトのグラヴに収まって、これが犠牲フライになって、「1対1」遂に同点に追いつく!!

 そして延長【10回裏】杉内に代わった2番手の左腕・篠原貴行から、1番「スタメン」桜井広大に代わって、途中出場の赤星憲広がショートゴロに倒れた後、2番・関本健太郎が左中間、フェンス直撃のツーベース(2塁打)を放って、1-OUT_2塁、サヨナラのチャンスを拓く。
 やはり、2番には関本が欠かせない。チャンスメーカーにも成り得る、この男を2番から外すなっと言いたい。そして3番・林威助。初球から果敢に振ってファウル。2球目も同じ球(スライダー)が来たが、これを振り抜いて、打球はライトスタンドへ! 初めてのガッツポーズ(咆哮)も飛び出て、林のサヨナラ2ランで「3対1」勝利! 

矢野がフリー再開で快音!即昇格も (デイリースポーツ)

岡田監督、人生初の退場、その後に……(8日・甲子園)

2007-06-09 22:48:57 | Koushien Stadium
 オリックス・バファローズの先発は「エース」平野佳寿。タイガースは先発の≪谷間≫で仕方なく、プロ入り初登板「初先発」のルーキー上園啓史。戦前からタイガースの不利は否めなかったが、初回にあっさり先制点を許して、嫌な予感は当たる。またしても、先発投手の大量失点か? 打線は平野の前に「0」行進を続けるのか? 

 しかし上園は【2回表】以降、立ち直り(開き直り)無失点を続けていく。球速が140kmを超えないのに、何故抑えられるのか? シーズン開幕当初に(同じルーキーの)左腕・小嶋達也(今や懐かしい…!?)に感じた疑問を、この上園にも感じた。ファームでも圧倒的な成績を残しているわけでもないのに、このピッチング。【5回表】まで1失点に抑えて、マウンドを降りた。「次」もローテーションで使って貰えそうだ。

 一方、打線は予感通りに相手の「エース」平野の前に「0」行進を続け、最近の典型的な<負けパターン>の一つ。「今日も駄目なのか…?」と諦めかけていた【8回裏】事件は起きた。
 先頭の今岡誠がセンター前ヒットで出塁して、代走は藤本敦士。6番・鳥谷敬は初球から送りバントの構えをして、初球に実行! しかし、これが(ファウル)フライになって、万事休す! と思われたが、フライを追ったキャッチャーが、打席で固まったままの鳥谷と接触して、これが「守備妨害」を採られて、OUT! 
 分からん話ではないが、ファウルフライを打ち上げた鳥谷に1塁に走る義務は無く、打席でフライを打ち上げてしまって(一瞬)固まったままだった。ただ、その一瞬だった。キャッチャーが即座にフライを追い駆けたのも一瞬。この≪一瞬≫と≪一瞬≫の交錯。
 しかし、ルールブックではこういう場合、「守備妨害」を採られることは仕方がないのだろう。だが球審のベテラン谷博(部長待遇)もキャッチャーと一緒に打球を追っていたから、その交錯シーンは全く観ていない。バファローズ側(キャッチャー)のアピールで「判定」を下した。その行為に如何わしさを感じる。自らの眼で見ていないことを相手側の一方的なアピールだけで「判定」した。この部分にタイガース側、岡田彰布監督は怒ったのだろう。気持ちは分かる。観客(多くのタイガースファン)だって納得しない。
 岡田監督の執拗な抗議……しかし、その口調は温厚なものだった。務めて冷静に「なんでそうなるんや?」と(こちらが)納得するような「解答」(説明)を球審に求めている姿勢だった。しかし、最初にキレたのは、球審の谷! 岡田監督の顔面に向かって吠え、それに怒った監督が手を出した。岡田監督、人生初の退場……

 結局【8回裏】は点が入らず、【9回裏】へ……しかし16分間に及ぶ抗議によって、先発の平野の精神面を気遣ったバファローズのテリー・コリンズ監督が、先発の平野を交代させ、クローザーの加藤大輔がマウンドへ。加藤もこんな交代、予期していなかっただろう。タイガース側も「想定外」。平野を交代させる為に、抗議の時間を長引かせていたのだとしたら、凄い「役者」だが、岡田監督にそんな芸当は出来ない、だろう。
 代わった加藤から先頭の赤星憲広が「1-3」から四球を選び、2番・関本健太郎が「ここは絶対決めなきゃ」と硬くなりすぎて、送りバントを(珍しく)失敗して、1-OUT_1塁。しかし、ここで3番・林威助が「勝負を決める」サード・オーヴァー! レフト線に転がるツーベース(2塁打)を放って、1-OUT_2,3塁。4番(金本知憲)が敬遠されて、1-OUT満塁で途中出場の藤本が「決死」の四球を選んで、「守備妨害」の人、鳥谷の背中にデッドボールが当たって、サヨナラ! 「2対1」。

 このムード、これが翌日(9日)の試合に繋がると誰もが信じたのだが……繋がらない2007年のタイガース。どうすればいいのか? 何が原因なのか? 誰か教えてくれ? 「答え」が見つからない、2007年。現場レヴェルで「答え」が見つからない、こういうときはフロントが“救いの手”を差し伸べるべきなのだが、この連中が悉く「無能力」だから、≪≫の連関は続く。

福原5敗目…“無援”5回2失点 (デイリースポーツ)

下柳、球を低めに集めながら、「ボール」に判定され、5回KO!(5日・フルキャスト宮城)

2007-06-06 22:54:06 | Inter League
 せっかく地元・甲子園(30~31日)で西武ライオンズに連勝したのに、北海道(札幌ドーム)遠征(2~3日)で連敗!! 傷心のうちに本州に下って、杜の都=仙台(フルキャスト宮城)で東北楽天ゴールデンイーグルスと2連戦。2年前なら、連勝を計算できた相手だが、向こうはチーム力が上がり、タイガースは落ちているのだろう、その対戦。……その予感は当たり、先制したのは【2回裏】イーグルスだった。

 4番・山崎武司、5番リック・ショートに連続四球を与え、マウンド上で苛々している、先発の左腕・下柳剛。内・外角に決めた低目の球が悉く「ボール」に判定された。この日の球審は、パシフィック・リーグの津川力(元ヤクルト・スワローズ)。下柳とは接点は無い筈だが、まるで“私怨”があるかのように、「ボール」のコール。これでは下柳のピッチングにならない。
 5番ホゼ・ヘルナンデスにも「0-2」にして、甘く入ったスライダーを叩かれ、左中間を破られるツーベース(2塁打)を打たれて、1失点。この日、下柳はイーグルス打線ではなく、球審と勝負し続けて、そして敗れた。【4回裏】には3連打、【5回裏】には3連打を喰らって、KO! ベテラン下柳、災厄の日だった。

 タイガース打線は【3回表】に4番・金本知憲の2ラン(第14号)で一旦は逆転して、下柳が4失点でマウンドを降りた後、【6回表】この日(何故か?)1番に入ったDH(指名打者)浜中治の犠牲フライと、金本の2点タイムリーで「5対4」再度逆転して、『JFK』の「J」抜きの【7回裏】からは「K」久保田智之が2イニングを一人で投げ抜いて、【9回裏】にはバトン(襷)を「F」藤川球児に託したのだが……

 球児が【9回裏】に1点を失って、「5対5」同点に追いつかれて、この時点で試合時間=4時間を突破! 試合前半の下柳の低めに丹念に集める球を悉く(意固地に)「ボール」に判定した球審の判定が、この試合時間の遅延を招いている。少なくとも、その一因を為している。
 この下柳の苛立ち、悔しさ、無念、それに報いる為には、この試合の勝利しか、ない。延長【11回表】一挙に5点を奪って、「10対5」! 下柳の苛立ちは、この時点で消えた、だろう。あの球審には(今シーズンは)もう遭わずに済む、だろうから……(試合時間、5時間26分)

ジャンが好投6回0封“OKジャン” (デイリースポーツ)

鳥谷の逆転3ランで連勝!(31日・甲子園)

2007-06-01 13:31:37 | Koushien Stadium
 林威助を「3番」に戻した途端、急に打線が繋がった。【2回表】にライオンズに2点を先制されたものの、【4回裏】先頭のその林がライトスタンドへ“目の醒めるような”弾丸ライナーの(第8号)ソロホームラン! 打球の速さが≪違う≫。こういう選手が「3番」を打つべき、だ。
 1-OUT後、5番に戻った今岡誠が三遊間をキレイに割って、6番スタメンに戻ってきたアンディー・シーツが四球を選んで、1-OUT_1,2塁で、7番に下がった鳥谷敬のライトスタンドへ「運ぶ」3ランホームランで「2対4」逆転! 

【6回表】に2番手の左腕・中村泰広が1点を失って、「4対3」1点差に詰め寄られるが、【7回裏】1-OUT後、2番・関本健太郎がセンター前ヒットで先端を開き、3番・林のライト前ヒットで1,3塁! 4番(金本知憲)のピッチャーゴロの間に1点が加わって、さらに5番・今岡がレフト前ヒット! 6番シーツのセンター前ヒットで、この打線の繋がり!! 「6対3」に突き放して、これで勝負は決した。

 最後は前日(30日)同様、3番手の久保田智之から【8回表】途中バトンを受け取った藤川球児が3三振を奪って、締めて、連勝!! 明日(2日)からは北海道(札幌ドーム)に乗り込んで、9連勝中の≪強敵≫北海道日本ハムファイターズに挑む……
 そういえば、先発のライアン・ヴォーゲルソングが「右肩腱板炎」で(出場選手)登録抹消。これで外国人ピッチャー3人がいなくなった。せっかくの良いムードでの連勝でも、前途は多難……代わりに中村泰が先発に回っても、その中村の代わりに中継ぎを務める人材がいない。タイガースの「不安」は(依然として)続く…… 

ボーク“連発”2軍でもダメジャン (デイリースポーツ)