上園と林で連敗脱出！（28日・甲子園）

　秋風が染み渡る甲子園……マウンドには、ルーキーの上園啓史が上がった。≪宿敵≫中日ドラゴンズとの最終戦。しかし「まさかの！」8連敗で≪優勝≫＝「1位通過」の望みは絶たれ、CS＜クライマックス・シリーズ＞進出も、振り向けば「4位」横浜ベイスターズが迫る（4.5ゲーム差）。ここは朝の情報番組（ズームイン！！SUPER）で（キャスターの）辛坊治郎氏が言っていたように「とりあえず、一つ勝とうヨ」。　

　先制されたのは【4回表】先頭の荒木雅博にライト前ヒットを浴びて、3番・中村紀洋の3球目に盗塁を許す。球種（フォーク）を読まれていた。中村には（勝負球のフォークを）センターに大飛球を飛ばされるが、フェンス手前で赤星憲広がキャッチ。荒木がタッチUPして、1-OUT_3塁。
　4番タイロン・ウッズは（惜しくも）歩かせて、1-OUT_1,3塁にして、5番・森野将彦に高いバウンドのセカンドゴロを打たれ、荒木が還って、許す先制点。今日も手堅く順調に先制点を奪ったドラゴンズ。タイガースファンに悪寒が走るが……　

【4回裏】ドラゴンズ先発「タイガース・キラー」の中田賢一から、先頭のアンディー・シーツがセンター前にクリーンヒット！　ここから反撃!!　4番・金本知憲の一発長打に期待が懸かったが、ここは敢え無くシュートを打たされて、セカンドゴロ併殺！　
　連敗ムードが重くどんよりと拡がるだけだったが、5番「帰ってきた」今岡誠が四球（フォアボール）を選んで、6番（同じく）「帰ってきた」林威助。その初球だった……ライトスタンドへ弾丸ライナー！　ポール際に突き刺さる、久しぶりに見る林の弾丸ライナー!!　第15号2ランホームランで「2対1」逆転～！！　

　何だか、この瞬間、涙が出てきてしまった。余りにも長かった8連敗……苦しく辛い日々だった。こういうときに、自分はタイガースをこよなく愛しているのだと思い知らされる。タイガースが負けていれば、日常生活に支障を来たす。それだけタイガースが≪日常≫に深く食い込んでいる。僕等はいつもタイガースから≪元気≫を貰っている。タイガースは僕等の≪太陽≫のような存在……　

　思えば、この林の不在。タイガースの躍進を支えたのが、この林と（それから）桜井広大。しかし林の離脱で5番に昇格した桜井に負担が掛かり、やがてスランプに陥った広大。林と広大で二人で＜セット＞。二人でタイガースを甦らせることができる。林が戻ってきた以上、次は広大がスランプから脱する番、だ。　

　先発の上園は【5回表】まで投げきり、代打が送られた都合で【6回表】から早くも『JFK』の一角「K」久保田智之の投入。久保田は2イニングスをノーヒットに抑えきって、【8回表】からは「J」ジェフ・ウィリアムス。荒木、中村に連打を浴びて、4番ウッズと対峙したが、150kmの速球を外角一杯に決めて、見逃し三振！
　そして【9回表】からは、みんなの願いを託されて、藤川球児。初球カーヴ、2球目フォークの後、155kmの速球で空振り！　153kmでファウルを打たせた後（すっぽ抜けの）フォークで詰まらせて、5番・森野をピッチャーゴロ。
　代打・立浪和義にも初球カーヴで入り、フォークの連投でセカンドゴロ。（同じく）井上一樹には一転、全て速球（153～154km）勝負でセカンドゴロに打ち取り、試合終了！　18日以来の10日ぶりの勝利……長かった。　

岡田監督ホッ…竜戦勝ち越しで一矢 （デイリースポーツ）

連勝！（18日・甲子園）

　先発の左腕・能見篤史が初回から不安な立ち上がり……連打を浴びて、内野ゴロの間に1点を献上。タイガースもその裏、1番・鳥谷敬、2番・赤星憲広、3番アンディー・シーツが歩いて、0-OUT満塁のチャンスを作り、4番・金本知憲の内野ゴロで「1対1」！　初回のジャイアンツ同様、それから追加点が取れなかったが……　

　能見は【2回表】にも1-OUT満塁のピンチを招き、併殺で追加点は取られなかったが、岡田彰布監督が（予想通り）「断」を下して、【3回表】から2番手に（同じく）左腕・江草仁貴の投入。この江草が試合を作った。3イニングスを（4奪三振）無失点に抑えて、【4回裏】に金本のセンターバックスクリーンに飛び込む（第30号）ソロホームランで「2対1」勝ち越して、殊勲の江草に勝ち投手の権利が発生したのだが……　

『JFK』の投入が始まった【7回表】先陣を切った「J」ジェフ・ウィリアムスが「まさか！」の1失点……「2対2」同点に追いつかれて、しかし【7回裏】先頭の関本健太郎が歩いて、（途中出場）藤本敦士が送って、2-OUT後、赤星が高いバウンドの内野安打で1,3塁にして、「RBI（打点）マシーン」シーツがライト前に弾き返して、「3対2」勝ち越し！
　金本が歩いた後、5番に抜擢された葛城育郎が「左」対「左」（山口鉄也）をものともせずに、三遊間に打ち返して、「4対2」！　この4点目が大きかった。今日（19日）も左腕（内海哲也）が先発（予想）だが、葛城のスタメンはあるか？　

　これで勝負あった、と思ったのだが、しかし【8回表】に人々をハラハラさせる“久保田劇場”が開演してしまった。2-OUTを取りながら、「俊足」鈴木尚広にかき回され、3番・小笠原道大に2点タイムリーを浴びて、「4対4」……
　だが【8回裏】先頭の7番・野口寿浩が左中間を破って（2塁打）、関本が確実に送って、代打に桧山進次郎。ここは犠牲フライでも、と甲子園の観衆（48,545人）の誰もが思っただろうが、ジャイアンツの5番手・門倉健が「まさか！」の暴投（ワイルドピッチ）！　これで「5対4」タイガースは勝ち越して、【9回表】には「155km」（最速）の藤川球児。連勝！　

虎 Ｍ「10」へＧに引導６連倒や！ （デイリースポーツ）

下柳の気迫が呼び込む、首位奪回！（17日・甲子園）

前日（16日）悔しい負け方をして……（0対7）。地元・甲子園でドラゴンズに負け越し、首位から陥落したタイガース。昨日（17日）から同じく甲子園に読売ジャイアンツを迎えて3連戦。二つ目の≪天王山≫が始まった。先発はベテラン左腕・下柳剛が「中7日」を置いて登板……やはり、こういう大一番にはベテランの≪力≫が発揮される。【5回表】までジャイアンツ打線を封殺！　

　先制したのは、タイガース。【4回裏】2-OUTから6番・葛城育郎が「2-1」と追い込まれながら、四球を選んで、7番・矢野輝弘が三遊間を真っ二つに破って、8番・関本健太郎がライト線にフラフラと上がった打球を線上に落として、「1対0」！
　しかしジャイアンツも【6回表】2番・谷佳知が「訳あり」のソロホームランを左中間スタンドに叩き込んで、「1対1」……下柳の勝利投手の権利＝10勝目は消えてなくなったが、【5回表】の雨中の激投！　見る者の心を「打つ」ピッチング、だった。この力投（気迫！）がチームの勝利を呼び込む。　

　勝ち越したのは【7回裏】これも2-OUTから、2番・赤星憲広がピッチャーを強襲して（内野安打）、3番アンディー・シーツが（これも）ライト線に落として、≪韋駄天≫赤星が一気にホームに還って来て、「2対1」！　
【8回裏】にも葛城、矢野、関本、3連打で「4対1」にして、【7回表】から揃い踏みした『JFK』の（計5奪三振の）力投で首位奪回！　

今岡あかん…八回好機に空振り三振 （デイリースポーツ）

HEROは浜中！ 決勝2ラン！（15日・甲子園）

　前夜（14日）悔しい負け方をして……せっかく≪苦手≫の朝倉健太を攻略して（自滅してくれて）「4対1」とリードしたのに、先発のライアン・ヴォーゲルソングが堪えきれずに1点差に追いつかれ、【7回表】に“久保田劇場”が開演して、タイロン・ウッズに逆転2ランを喰らって「4対5」……しかし【8回表】に「5対5」同点に追いついて、【9回表】を≪守護神≫に託したのだが……（5対7）　

　昨日（15日）も前回（8月25日）15奪三振を喫した左腕・小笠原孝に抑えこまれ、【6回表】まで「0対0」。【6回裏】小笠原と投げ合って（何とか）無失点に抑えてきた先発（9番）安藤優也の代打＝野口寿浩が右中間にヒットを放って、ヘッドスライディングでツーベース（2塁打）!!　
　1番・鳥谷敬が送って（小笠原対策で）2番に起用された浜中治が左中間スタンドへ高々と舞い上げて（第6号）2ランホームラン！　右手を高々と上げた浜中のガッツポーズ！　今シーズン初めて仕事をした気分だろう。「2対0」勝ち越し！　

【7回表】からは久保田智之が前夜の≪雪辱≫のマウンドを踏み（81試合登板！）【8回表】からは久々の『JFK』揃い踏み、「J」の左腕ジェフ・ウィリアムスが復帰登板して、タイロン・ウッズを討ち取って、【9回表】からは（これも）≪雪辱≫のマウンド、「F」藤川球児。三振無しの3者凡退に討ち取って、雨が降った後には≪虹≫が架かった……この3連戦「1勝1敗」のタイにして、今日（16日）が≪決戦≫だったのだが……　

岡田監督さい配 ズバリはまった （デイリースポーツ）

金本、反撃の狼煙！（13日・広島）

　10連勝したのに、「苦手」広島東洋カープに連敗したタイガース。3タテ（同一カード3連敗）はしたくなかったが、【4回裏】に（エラー絡みで）先制点を許す。先発は杉山直久。好投していたのだが……
　追いついたのは【5回表】打ったのは4番・金本知憲。レフトスタンドへ流し打ちの（第29号）ソロホームラン！　これが“進軍ラッパ”になって、勝ち越すのは【6回表】。　

　先頭の赤星憲広が死球で出塁して、3番アンディー・シーツがライト前に落として、金本が歩かされ、0-OUT満塁！　ここで代打・桧山進次郎、6番・葛城育郎が連続四球「押し出し」で「3対1」！　7番・矢野輝弘が三遊間を抜いて、「5対1」！　
　梃子摺っていた先発の左腕・高橋建を5回で代えてくれて、2番手に不馴れなルーキーの上野弘文、3番手の左腕・佐竹健太、4番手の（横手投げ）林昌樹が四球を連発（奮発）してくれて、相手カープの自滅に助けられたタイガース。　

【9回裏】に4点差で投入した≪守護神≫藤川球児が、カープの6番「若武者」栗原健太に（左中間に）2ラン（第24号）を浴びて、「5対3」2点差に迫られるが、連敗脱出！　試合終了後、舌を出す藤川を見て、「舌を出している場合か？」と思ったが、今日（14日）の試合を見ていたら「やはり」そんな場合ではなかった。……運命を決する≪天王山≫（6連戦）は始まっている。　

坂３安打４打点で再昇格猛アピール （デイリースポーツ）

藤川、10連投で10連勝！（9日・東京ドーム）

　昨日（9日）も初回に先頭の鳥谷敬が（流し打って）左中間を破って、2番スタメン起用の浜中治も1，2塁間を破って、ジャイアンツの中4日で（無理やり）先発、左腕・高橋尚成を攻め立てる。ここで「頼もしさ」を回復しつつある3番アンディー・シーツが左中間にタイムリーヒットを放って、先制点！　尚0-OUT_1,3塁のチャンスが続いたが、追加点が取れずに1点止まり。　

　その裏「頼もしさ」が回復していないベテラン左腕・下柳剛が四球で挟んで3連打を浴びて、「1対3」一挙に逆転される。どうした下柳……中「1週間」も空けているのに、このピッチングでは……それとも空きすぎて肩が軽すぎるのだろうか？　結局3回3失点で降板……先発ローテーション落ちの危機が近づいているのかもしれない。
　ファームには（同じ左腕の）岩田稔も中村泰広も待機している。若い力に託すか、それとも（まだまだ）ベテランの奮起に期待するか？　

【3回表】（先頭の）浜中がレフトスタンドに（第4号）ソロホームランで1点差！　【4回表】には2-OUTから8番・関本健太郎が「2-0」に追い込まれながら、選球眼の良さを発揮して、四球を選んで出塁。ここで下柳の代打・狩野恵輔が初球を打って、ライト線にスリーベース（3塁打）！　これで「3対3」同点！　ベテラン下柳を3回で降板させて代打を送った岡田彰布監督のギャンブル成功！　しかし、この皺寄せが後々響いてくる……　

【5回表】には突き放し！　先頭の浜中が三遊間深い所に内野安打で出塁！　意外に攻撃的「2番」が機能している。3番シーツがレフト線に痛打を浴びせて、0-OUT_2,3塁！　ここで4番・金本知憲が弾丸ライナーでライトフェンスにぶつけて、「5対3」勝ち越し！　今日も「いける！」と思ったのだが、その裏（5回裏）2番手のダーウィン・クビアンが四球（と死球）の連発から崩れ、あっさり「5対5」同点にされる……　

　勝負は【7回表】2-OUTから（途中出場）葛城育郎が四球を選んで（同じく途中出場）赤星憲広がライト線沿いにツーベース（2塁打）を放って、0-OUT_2,3塁！　ここで7番・矢野輝弘が三遊間を痛烈に破って、この打球が痛烈すぎて、レフトフェンスにまで達するツーベース！　「7対5」再び勝ち越し！　『JFK』3人が健在なら、勝利を確信するところだが……
【7回裏】腹痛の「J」ジェフ・ウィリアムスの代役、4番手の左腕・江草仁貴が、二岡智宏に（あっさり）2ランを浴びて、「7対7」……第1戦（7日）同様に熾烈な打撃戦になる。　

　勝負を決めたのは延長【10回表】5番手の≪守護神≫上原浩治から、先頭の関本がセンター前ヒット！　（途中出場）藤本敦士が送って、1番・鳥谷が右中間を深々と破って、タイムリースリーベースで勝ち越し！　さらに（途中出場）「伏兵」藤原通がライト線に打ち返して、「9対7」！　よくやった、藤原！　この1点が効いてくる。　

【10回裏】のマウンドには当然、藤川球児が上がったが、10連投。さすがに疲れは隠せず、代打・清水隆行（また打たれた!!）と3番・小笠原道大に痛打を浴びて、「9対8」1点差に迫られる……Netのタイガース公式サイトにアクセスが殺到する中、藤川が最後の打者＝二岡を（フォークで）空振り三振に斬って棄てて、10連投の労苦が報われる10連勝！　

今岡は上昇中 シート打撃で中前打 （デイリースポーツ）

HEROは葛城、そして安藤！（8日・東京ドーム）

　チョッともう【8回裏】と【9回裏】は（途中から）見ていられなかった。「2対1」1点リードの【8回裏】4番手の久保田智之が2-OUTを取ったものの、ホリさん（デーモン・ホリンズ）に四球を与え、“久保田劇場”開演……代打・清水隆行にレフト前に弾き返され、1,2塁。タイガースは（相変わらず）清水によく打たれる!!　ここで1番・谷佳知を迎えるが、最近、谷は不調なのか、ショートフライに打ち取ることができた。　

【9回裏】は先頭の（途中出場）矢野謙次をこれも「2-0」に追い込みながら、5番手の守護神、9連投の藤川球児が勝負を焦って、外し球をストライクコースに投げて、これを痛打され、レフトフェンスに達するツーベース（2塁打）!!　0-OUT_2塁のピンチ到来！　
　ここで迎えるは3番「絶好調」高橋由伸。痺れる場面だったが、全球ストレート（145km～150km）で押して、空振り三振！　4番・小笠原道大を147kmでキャッチャーファウルフライ！　5番・二岡智宏を147kmでセンターフライに討ち取って、9連勝！　遂に首位奪回！　

　昨日（8日）の「HERO」は葛城育郎だった。【7回表】ジャイアンツ先発、好投の久保裕也のフォークを拾い上げて、ライトスタンドに運ぶ（第2号）勝ち越しホームラン！　これが決勝点になった。　
　そして先発の安藤優也。【6回裏】まで投げ切って、李承のソロホームラン一本に抑える好投で今シーズン初勝利！　遅れてきた「頼もしい」男がようやく戦線に復帰して、タイガースの視界は良好。今日（9日）勝てば、ジャイアンツを3タテ（3連勝）10連勝だが……（試合中）　

今岡３タコも…あとは試合感覚だけ （デイリースポーツ）

桧山、8連勝を決める一発！（7日・東京ドーム）

　何ちゅう試合や！　東京ドームに乗り込んで、初回に昨日（6日）の「HERO」3番アンディー・シーツのタイムリーヒットで先制して、幸先のいいスタート。タイガースの先発は（実質）「エース」ライアン・ヴォーゲルソングだから、今日もいただき！　と思ったのだが、【1回裏】に高橋由伸に同点ソロHRを喰らい、【2回裏】にも李承とデーモン・ホリンズに放り込まれ、「1対3」……　

【4回裏】にも李承に2打席連続で放り込まれ、「1対4」劣勢が続くが、しかし「これ」を劣勢と感じない≪鈍感力≫が、現在のタイガース（及びファン）には備わっている（？）。
【5回表】先頭の関本健太郎が歩いて、ヴォーゲルソングが初球で確実に送って、1番・鳥谷敬が1，2塁間をゴロで抜いて、1-OUT_1,3塁。ここで2番・赤星憲広がレフト前ヒットを放って、「2対4」！　（いずれも初球攻撃）
　さらにシーツも三遊間の最深部に内野安打を放って、1-OUT満塁！　4番・金本知憲が歩いたところで、今日の読売ジャイアンツの先発ジェレミー・パウエルをKO！　オリックス・バファローズ時代はあんなに凄いピッチャーだったのに、何故ジャイアンツに来ると駄目になってしまうのだろう？　（構造的欠陥？）　

　2番手の（オマエが背番号「30」を着けるな、と言いたい）西村健太朗から5番・桜井広大が「2-1」と追い込まれながら、ファウルで粘って、根負けした西村がシュートを投げて、桜井の脇腹にデッドボール（死球）！　そして6番・葛城育郎がピッチャー強襲！　セカンドゴロの間にもう1点が入って、「5対4」勝ち越し！　もう1点欲しかったが……
　それにしても、つい最近まで出番が貰えずにファームで燻っていたバッターの打球とは思えない。強烈なピッチャー強襲、だった。これが抜けていれば……
　その危惧は的中し、今日は不安定（乱調）なヴォーゲルソングが【5回裏】またしても、高橋由伸に2ランホームランを浴びて、逆転「5対6」……　

　それでも≪鈍感力≫を発揮するタイガースは【7回表】「左」対策で出てきたジャイアンツの3番手、左腕・山口鉄也から「左」の二人（赤星と金本）が四球で歩いて、5番・桜井が≪勝負強さ≫を発揮して、レフト前ヒット！　「6対6」同点！　
　さらに「HERO」代打・高橋光信も（果敢に）初球を打って、三遊間を抜いて、1-OUT満塁！　ここで7番・矢野輝弘がセンター前に弾き返して、「7対6」再び勝ち越し！　

【8回表】にも途中出場に≪強い≫藤本敦士がセンター前ヒットで出塁して、鳥谷が送って、2-OUT後、シーツがまたしても三遊間を破って、2-OUT_1,3塁。ここで金本が4番の仕事をして、センター前に弾き返して、「8対6」！　これで勝負あった、と思ったのだが……
【8回裏】5番手の「K」久保田智之が、李承、二岡智宏に「まさかの！」連続ソロホームランを浴びて、「8対8」追いつかれる、追いつかれる！　
　しかし≪鈍感力≫を信じるタイガース。【9回表】ジャイアンツのマウンドには7番手の≪守護神≫上原浩治が上がったが、先頭の代打・桧山進次郎が「まさかの！」フォークを捉えて、ジャイアンツファンが陣取るライトスタンド最前列に運ぶ（第3号）ソロホームラン！　「9対8」勝ち越し！　
【9回裏】を≪守護神≫藤川球児が3人で抑えて、8連勝！　首位ジャイアンツに「0.5」差に接近！　今日の「HERO」はベテラン桧山だった。明日（8日）は誰だ？　　

阪神、８連勝で０・５差 （デイリースポーツ）

シーツのサヨナラでCS「M19」点灯！（6日・甲子園）

　CS＜クライマックス・シリーズ＞といえども、マジック（19）が点灯したら、嬉しい。昨日（6日）はベイスターズ先発（かつての）≪天敵≫三浦大輔に抑え込まれて、【9回表】まで「0対0」。
　タイガース先発の杉山直久も踏ん張った。【6回表】まで無失点の快投！　【3回表】2-OUT_3塁のピンチで4番・村田修一に3塁線を破られそうになったが、アンディー・シーツが飛びついてキャッチして、1塁に送球して間一髪「OUT！」。往年の掛布雅之氏を思わせるようなスーパーなプレーだった。　

　そして【9回裏】先頭の途中出場、藤本敦士がサードの横を抜いて、1番・鳥谷敬の送りバントを相手キャッチャーの相川亮二が2塁に“野選”して、0-OUT_1,2塁！　満塁策で2番・赤星憲広が歩かされて、昨日の「HERO」は3番シーツだった。三遊間を痛烈に破って、「1対0」サヨナラ勝ち！　これで怒涛の7連勝！　
　……そして今日（7日）新たな「HERO」が誕生する。　

今岡がついに実戦復帰へ （デイリースポーツ）

上園の6勝目と岡田監督の300勝…どっちが価値が上だろう？（5日・甲子園）

　誰も知らなかった、岡田彰布監督の「300勝」。試合終了後「待望の」37セーヴ目を挙げた“守護神”藤川球児はウイニングボールを勝利投手（6勝目）の上園啓史に手渡していた。果たして、このボール、最終的に岡田監督の手元に届いたのだろうか？　「3対2」6連勝！　読売ジャイアンツに敗れた中日ドラゴンズ（@ナゴヤドーム）を抜いて、遂に2位に浮上！　

　この試合、序盤はベイスターズ先発（2年目の）三橋直樹に翻弄され、先発の上園が【3回表】に1失点して、「0対1」リードを許す展開。ようやく（二周り目の）【4回裏】先頭の鳥谷敬が右中間スタンドに（第8号）同点ソロホームラン！　
【5回裏】には1-OUT後、7番・野口寿浩がセンター前ヒットで出塁して、8番・関本健太郎が送って、上園の代打、31日の「HERO」高橋光信が初球を打って、サード（村田修一）のグラヴを弾いて、レフト前ヒット！　「2対1」勝ち越し！ 　

【6回裏】にも4番（金本知憲）5番（桜井広大）が倒れた2-OUTから、2日の「HERO」6番・葛城育郎がライトフェンス直撃のツーベース（2塁打）を放って、7番・野口が三遊間を割って、「3対1」突き放し！　
　上園の後を受けて【6回表】から「K」久保田智之。5～7番を3者凡退に抑えて、【7回表】も「行く」のかと思ったら、【7回表】の下位打線はダーウィン「K」クビアンが担当し、【8回表】のクリンナップは「J」左腕ジェフ・ウィリアムスの受け持ち。【9回表】6連投の「F」藤川が1失点を喫したものの、新『JFK.K』で逃げ切り！　そして、ウイニングボールは……？　

岩田好投で“来るべき日”に備える （デイリースポーツ）