野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

金沢「新球」+太陽「新フォーム」(28日)

2006-01-29 13:58:57 | Tigers DEN β
 沖縄・宜野座に先乗りしている金沢健人(27)が新球<カットボール>習得に取り込んでいるらしい。意外だった。スライダーを武器にする金沢だけに、カットボールも身に付けているのだろう、と思っていた。
 昨シーズンは右肘の手術で1年を棒に振った。右肘さえ完治すれば、得意のスライダーだけでも「十分」勝負できると思うが、それでも今シーズンに懸ける気持ちが「強い」のだろう。それが<カットボール>への傾斜に繋がった。

 同じく≪復活≫を懸ける太陽(27)も「新フォーム」に取り込んでいるらしい。こちらは鳴尾浜で自主トレーニング中。「今までは“やじろべえ”のように、左足を上げる際、左肩も上がってしまい、(投げる時に)体が開き肩に負担をかけていた」
 長年悩まされてきた肩痛の原因を克服すれば、真の復活への道程が開ける。昨シーズン戦力として「0」に近かった、この太陽と金沢が≪復活≫すれば、タイガースは今シーズンもファンを楽しませてくれる。そして、その先に≪優勝≫≪日本一≫があれば、尚良い。同じ27歳、この二人の活躍に期待したい!!

金沢 新球でJFKの負担“カット”(デイリースポーツ)
太陽 「新フォーム」確立だ(デイリースポーツ)

春季キャンプ参加メンバー決定!(24日)

2006-01-26 21:07:49 | Tigers DEN β
 スプリングキャンプの参加メンバーが発表されたが、目を引くのは4年目の左腕・田村領平の1軍(宜野座)キャンプ抜擢。昨年は安芸キャンプの紅白戦で滅多打ちを食らった田村。あれから1年が経過して、どれだけ成長しているか? ファンならずとも1年前に打ち込んだ主力打者達も成長の度合を測るべく楽しみにしているだろう。

 1年前に見た印象では、球速が足りず、変化球も凡庸で何故、それほどまでに期待されているか、不可解だった。成長するには(藤川球児のように)球速をUPさせるか、特徴的な変化球を身に付けなければ、1軍では厳しいだろう。ブルペンでのピッチングと紅白戦を楽しみに待ちたい、と思う。果たして、1年前の雪辱<Remove>なるか?

 他にはルーキーで唯一人、渡辺亮や(下手投げの)伊代野貴照(4年目)が1軍・宜野座に選ばれたが、意外だったのは、太陽の2軍(安芸)キャンプスタート。シーズン終盤に右肩を痛めたので、スロー調整を余儀なくされているのかもしれないが、今年は何としても結果を残したいだけに「焦り」は募るだろう。
 今シーズン、結果を出せなければ、背番号「15」の剥奪、あるいはトレード要員にされてしまう危険性が極めて高くなる。仲のいいライヴァル球児には随分、差を着けられてしまった。ここらで巻き返さなければ……太陽の真の復活はあるのか? 

2006春季キャンプ参加メンバーについて(阪神タイガース公式サイト)

赤松はレコード大賞を獲れるか!?

2006-01-23 21:51:18 | Tigers DEN β
 ウエスタン・リーグの首位打者と盗塁王とは言え、この2年目の赤松真人のメディアへの露出の仕方は度が過ぎている、と思う。1軍での実績が殆どないのに、もう既に自前のHPまで出来ているし。それだけ期待が大きいと言うことだろうが、今シーズン期待外れに終わったら、その反動(リヴァウンド)が怖い。本人は承知の上で、この境遇を受け入れているのだろうか?

 外野手のポジションは全て埋まっているから、赤松はセカンドへのコンヴァートが予定されている。これが春のキャンプでモノにならなければ、ファームへ逆戻り。慣れない守備練習に時間を割きすぎて、肝心のバッティングに蔭りが見えたら、元も子もなくなる。
 ライヴァルは、藤本敦士と関本健太郎。これが≪強力≫。藤本はショートからセカンドにコンヴァートさせられ、昨シーズン不調に終わり、今シーズンに懸ける気持ちが強いだろう。関本も岡田彰布監督から「長打を狙え」とアドヴァイスされ、本来の持ち味を取り戻そうとしている。

 果たして、期待された若手が期待通りに成長を示して、レギュラーの座を脅かすか? それとも中堅の二人が「プロ」で飯を食ってきた者達の意地を示すか? 2月1日から始まる春のキャンプの見所の一つになりそうだ。
 赤松が中堅二人の≪刺激剤≫になってくれなければ困る。外野手の林威助と共に今シーズンのタイガース浮沈の鍵を握る存在になるかもしれない。球春到来……今から待ち遠しい。

赤松 ライバルは倖田來未(デイリースポーツ)

藪、コロラドの地へ(18日)

2006-01-21 20:39:54 | Tigers DEN β
 藪恵壹(前オークランド・アスレティックス)の移籍先がようやく決まった。しかしメジャー契約は結べず、マイナー契約だが、コロラド・ロッキーズ。よりによって、コロラドとは……高地ゆえの“ヒッターズ・パーク”。ボールが飛びすぎる球場で藪は試練のシーズンを迎えることになる。その前にスプリング・トレーニングでメジャー契約を勝ち取らなければならないが。

 背番号は「13」が監督(マネージャー)のクリント・ハードルが付けているからダメ。「18」も中継ぎ(セットアッパー)のマイク・デシャンが付けているし、「4」も空いていない。マイナー契約だから最初は「特大」の番号を与えられるだろうが、メジャー契約を勝ち取れば、何番を選ぶことになるだろう? それも興味深い。

 今年がラストシーズンになるか、それとも野茂英雄(元タンパベイ・デヴィルレイズ)が<ノーヒッター>を達成した、この地(クアーズ・フィールド)でメジャーリーグでの「居場所」を見つけることが出来るか? 37歳の挑戦は続く……
 そういえば、コロラドのユニフォーム(HOME)はタテジマだった。またタテジマを着ることになる藪の感慨やいかに?

「ヤブはパワフルだ」とロッキーズGM(MAJOR.jp)

球児、WBCで「24」(17日)

2006-01-18 12:47:11 | Tigers DEN β
 藤川球児の『WBC』(ワールド・ベースボール・クラシック)での背番号が「24番」に決まった。入団時の背番号は江川卓(前・読売ジャイアンツ)に因んで(?)「30番」で、その後の低迷期に名前に因んで「92番」になり、現在は「22番」。これは(本来は)捕手の番号。本当は「24」が欲しいのだろうが、ベテラン桧山進次郎が頑張っているから、当分は無理そうだ。

 その桧山といえば、自主トレーニング先の沖縄で「40歳現役」を宣言していた。あと3年。十分やれそうだし、やれるだろう。球児の「24」は『WBC』だけの一時的なものになりそうだが、その『WBC』に台湾代表で出場する林威助も「24番」を背負うらしい。
 桧山の実質的なライヴァルになるが、林が蹴落とせば、桧山の現役は短くなり、球児に待望の「24番」が転がり込んでくるかもしれない。それとも、林が伝統の「31番」を打ち棄てて、「24番」を奪い取るか!?

原点の原点…球児 背番号「24」(デイリースポーツ)

浜中、治に帰る日(14日)

2006-01-15 18:56:24 | Tigers DEN β
 本名の「治」から「おさむ」に改名したときは、当時の『ニュースステーション』のキャスターに「プロ野球選手が平仮名の名前なんて!」と馬鹿にされていたことを思い出す。今はそのキャスターも居なくなり、その間、2度の手術と2度の優勝を味わった。
 本名の「治」に戻して、掴むものは何か? もう怪我だけは「これっきり」にしてもらいたい、ものだ。ライトのレギュラー定着よりも、それだけを願っている。

心機一転!「治」で完全復活や(デイリースポーツ)

駒苫の田中に「タイガースの1位はない」

2006-01-12 13:06:10 | Tigers DEN β
 高校生№1投手の田中将大(駒大苫小牧)には「タイガースの1位はない」と言明してみたり、地元・中日ドラゴンズと「相思相愛」だと思われる高校生№1内野手の堂上直倫(愛工大名電)と、ドラゴンズが遊学館時代からマークしている左腕の小島達也(大阪ガス)の1位指名を公言してみたり、タイガースのドラフト戦略は今年も「迷走」しているような気がしてならない。

 大学生№1の左腕・大隣憲司(近大)も読売ジャイアンツや福岡ソフトバンク・ホークスの後塵を拝しているような気がする。本当に大丈夫なのだろうか? 昨年も“虎の恋人”として、地元の辻内崇伸(大阪桐蔭~読売ジャイアンツ)や片山博視(報徳学園~楽天イーグルス)や早稲田の武内晋一(ヤクルト・スワローズ)等の名前が挙がっていたのに、誰一人獲れなかった。

 一昨年は野間口貴彦(読売ジャイアンツ)や一場靖弘(楽天イーグルス)を逃した。タイガースの現在の黄金期は、2000年~2003年のドラフトの「成功」がもたらしたものと言える。この間に獲得した選手が主力となって、この3年間に2度のリーグ制覇を成し遂げている。
 そういえば、その期間、タイガースでスカウト部門を統括する立場にあった蔦村聡(38)球団本部編成課長が楽天イーグルスに引き抜かれ、野村克也監督の専属広報となる。この件もダメージになるかもしれない。タイガースは大丈夫か? 再度の低迷期への進行が始まっている、のかもしれない。

中日が堂上&小嶋W獲りへ(デイリースポーツ)

阪神タイガース【2006】戦力分析(野手篇)

2006-01-11 13:14:31 | Tigers DEN β
【捕手】矢野輝弘 野口寿浩 浅井良 岡崎太一 狩野恵輔
【内野手】アンディー・シーツ 藤本敦士 今岡誠 鳥谷敬
関本健太郎 片岡篤史 秀太 赤松真人 喜田剛 上坂太一郎
【外野手】金本知憲 赤星憲広 桧山進次郎 浜中おさむ
シェーン・スペンサー 中村豊 林威助 桜井広大

打順<A案>    打順<B案>    打順<C案>
1番 赤星     1番 赤星     1番 赤星
2番 鳥谷     2番 シーツ    2番 藤本(関本)
3番 シーツ    3番 浜中     3番 浜中(シーツ)
4番 金本     4番 金本     4番 金本
5番 今岡     5番 今岡     5番 今岡
6番 桧山(浜中) 6番 鳥谷     6番 シーツ(浜中)
7番 矢野     7番 矢野     7番 鳥谷
8番 藤本(関本) 8番 関本(藤本) 8番 矢野(浅井)

 こうして見ると、今シーズンのタイガース打線の鍵を握っているのは、明らかに「浜中」であることが判る。浜中「次第」。浜中の「復調」次第で打線は大きく変わるし、復調がなければ、昨シーズンと同じ打線を踏襲するしかない、だろう。浜中の「完全」復調はまだ早い(遠い)ような気がするが……

 鳥谷を6番(7番)に据える案が岡田彰布監督から出されているが、これも時期尚早だと思う。ましてやシーツの「2番」など論外。ABC(朝日放送)の「新」解説者・木戸修前2軍監督も言っていたが、あんなに三振の多いバッターに「2番」は任せられない。鳥谷の6番(7番)もインコースが打てない鳥谷にはまだ無理、と前2軍監督。ご尤も、だと思う。

久保田 代替でWBC出たい(デイリースポーツ)

阪神タイガース【2006】戦力分析(投手篇)

2006-01-10 12:41:55 | Tigers DEN β
【先発】井川慶 下柳剛 安藤優也 福原忍 杉山直久 
クリス・オクスプリング 能見篤史 太陽 筒井和也 三東洋
【中継ぎ】江草仁貴 橋本健太郎 桟原将司 金沢健人
吉野誠 ダーウィン・クビアン 中村泰広 相木崇史 渡辺亮 
【JFK】ジェフ・ウィリアムス 藤川球児 久保田智之

【JFK】はもはや<ポジション>になっているが、この3人が昨シーズン同様の働きを出来るかどうかは疑問。ジェフはシーズンオフに左膝の手術を受けた。球児も<ブレイク>した2年目で、しかも『WBC』との掛け持ち。「不安」が大きい。逆に昨シーズン(やや)安定感を欠いた久保田の方が「上積み」が期待できるか?

【先発】は5人が安定。ベテラン下柳の(予想される)マイナス部分は「エース」井川の復調と、杉山の更なる飛躍に期待したい。安藤と福原の上積みも計算できる。新外国人のオクスプリングと2年目の左腕・能見は未知数だが、二人で10勝できれば御の字。一人で10勝の可能性も秘めた二人だ。

【中継ぎ】は【JFK】に繋ぐ重要な役目を今シーズンも、江草と橋本が務めることになるか? 江草は先発志望のようだし、先発タイプなのだが……江草の先発転向には、左腕・吉野の復活が必要になる。この二人は<セット>。江草の今シーズンは吉野に懸かっている、と言える。

CIA結成!先発40勝トリオだ(デイリースポーツ)