野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

福原5回3失点(28日・由宇)

2006-04-30 12:44:42 | Western League
 先発の福原忍が5イニングスを3失点。前日(27日・横浜)杉山直久が初先発で結果を残せなかっただけに、福原の復帰が待たれるが、まだ時間がかかりそうだ。杉山といえば、火曜日(2日)からの読売ジャイアンツ3連戦の3戦目に先発が予想されているが、2戦続けて結果が出なければ、福原の昇格も早まるかもしれない。

 この日(28日)1軍は地元・甲子園でスワローズに「2対6」で逆転負け。初回の赤星憲広のセンターへの大飛球を好捕したファインプレーから始まり、【3回裏】先頭打者でライト線を破るスリーベース(3塁打)で先制点に結びつけ、そして【4回裏】と【7回裏】にフォアボール(四球)で出塁して、2度の盗塁失敗。
 特に【7回裏】は2番・藤本敦士が初球で手堅く(犠牲バントで)送った後、3番アンディー・シーツもフォアボールを選んだ直後、捕球で態勢を崩したキャッチャーの隙を突き、3塁を陥れたが、寸前でタッチOUT。この走塁ミスが痛かった。この後【8回表】に先発・井川慶が崩れて2失点しただけに……この日は良い意味でも良くない意味でも「赤星デー」だった。

MAX147キロ!福原 復活の兆し (デイリースポーツ)

杉山5回5失点も大逆転!(27日・横浜)

2006-04-29 20:08:17 | Yokohama Baystars
 今シーズン初先発、杉山直久の不甲斐ないピッチングを苛々しながら観ていて、今日こそはベイスターズのペース、敵地で3タテの目論見は叶わず、この長期遠征は3勝5敗の負け越しで終わるのか、と諦めかけていたのだが、「2対5」で迎えた【7回裏】2-OUTから7番・鳥谷敬がショートへの内野安打で出塁。

 1塁は微妙なタイミングだった。前夜(26日)【8回表】1-OUT1塁で2番・藤本敦士の放った打球もショートゴロ。1塁もOUTでダブルプレー!! その瞬間、スタンドからは「えぇ~!」藤本も手を拡げて、「何で?」。TV(CS)のVTRで見ても、藤本がベースを駆け抜けた後に送球が達している。実況の石川顕アナウンサーは「完全に誤審です」と断言。1塁・塁審、木内九二生。キサマの名は当分、憶えておくゾ。
 そして翌27日。1塁・塁審は代わったけれども、前夜のお返し“いってこい”を審判団は実行したのだろう。スコアは「2対5」しかも2-OUT。大勢に影響はない、と判断したのだろうが、ここからタイガースの逆転劇が始まる。

 8番・矢野輝弘が(バックスクリーン横へ)2打席連続の第3号2ランホームラン! 【8回表】にも0-OUT満塁から6番・浜中治のタイムリーで「5対5」同点! 鳥谷も詰まりながらもセンター前にヒットを落として、「6対5」。矢野もライトへあわや(3打席連続)グランドスラム(満塁弾)のライトへの犠牲フライを放って、「7対5」。
 2点差ではまだ安心できないな、と思っていた【9回表】にもベイスターズの5番手、訳の分からない外国人投手(ソニア)から再び0-OUT満塁のチャンスを作って、浜中が押し出しを選び、「8対5」。鳥谷がセンター前に弾き返し、2者が還って「10対5」。さらに藤本、赤星憲広がレフト前ヒットの競演(連打)で「12対5」。

 最後はクローザー久保田智之を投入するまでもなく、5番手の左腕・能見篤史が締め括って、タイガースは4連勝! 18日の名古屋から始まった長期遠征を4勝4敗の五分で終え、故郷(地元)甲子園に帰れる。選手たちはホッとしているだろうし(見守ってきた)タイガースファンも心底ホッとしている。

ダーウィンが金沢が勝利を呼んだ (デイリースポーツ)

三浦から8点を奪う!(26日・横浜)

2006-04-28 02:58:57 | Yokohama Baystars
 初回に先発・下柳剛が2点を取られて、相手の先発は「天敵」三浦大輔。今日はベイスターズのペースで試合が進むのか、と思ったが、【2回表】先頭の浜中治が「2-0」に追い込まれながら、3球目のスローカーヴ(103㎞)をセンター前に弾き返して、出塁。
 7番・鳥谷敬がライト線を破り、矢野輝弘がセンターへ(落球)連続ツーベースで1点を返し、9番・下柳もライトに犠牲フライを放って、同点。1番・赤星憲広もセンター前に叩きつけるヒットで「3対1」勝ち越し。これでタイガースのペースに引き込んだ。

【2回裏】ベイスターズに同点にされたものの、【3回表】先頭の金本知憲がセンター前ヒットで出塁し、5番・今岡誠が(強引なバッティングで)レフトフライに倒れて、タイガースファンの落胆を誘ったが、6番・浜中が詰まりながらもセンター前に落として、ここで、この日の主役、鳥谷の登場。
「1-2」からの4球目、キャッチャーは外角に構えていたが、141㎞の速球は逆球になって、インコース低めへ。これを一閃! 振り抜いた打球はライトスタンド最前列に突き刺さって、今シーズン第1号の3ランホームラン! 「6対3」

【4回表】にも先頭の赤星がレフト前ヒットで出塁し、2番・藤本敦士が手堅く初球で送り(犠牲)バントを決めて、3番アンディー・シーツが三遊間を抜いて、理想的な攻撃。1点を追加して、【5回表】にも1-OUT後、鳥谷が3塁線を抜いて、レフトが打球の処理を誤る間に3塁へ(記録は3塁打)。矢野がキッチリ犠牲フライを打ち上げて、これも理想的な攻撃で「8対3」。三浦から8点を奪ったタイガース。ベイスターズはこれで戦意喪失か?

 試合は「9対5」で大勝。下柳が6イニングス4失点の後、旧(開幕当初の)勝利の方程式『NFK』リレーで、途中、能見篤史が【7回裏】に被弾して、防御率をさらに悪化させた(5.59)が、磐石の『FK』が6つのOUTを全て三振で奪って試合を締め括った。しかし、この日の焦点、鳥谷のサイクルヒットはならず……シングルヒット後1本だったのだが……
「超一流」まで後1歩。ようやく「一流」にまでは達した鳥谷。本当に後一歩で「超一流」に脱皮できるのだが……後一歩で終わるのか、それとも「超一流」の領域に分け入ることができるのか?

岩田0封 お見事プロ初先発!! (デイリースポーツ)

オクスプリング来日初勝利!(25日・静岡)

2006-04-26 20:20:55 | Yokohama Baystars
 初回に先頭の赤星憲広が3塁線を破って、今シーズン5個目(少ない!)の盗塁も決めて、今日も初回に大量得点か? と思いきや、2番・藤本敦士が倒れて、残塁。【2回表】も3者凡退に倒れて、少々嫌なムード。
 しかし【3回表】先頭の矢野輝弘の放った打球は平凡なレフトフライ。矢野も打った瞬間「あっ!」と口を開けて、OUTを覚悟したろうが、ベイスターズのレフト古木克明が落球(記録は2塁打)! この日の静岡草薙球場、強風が吹いていたせいもあるが……ここからビッグイニングの始まり。

 9番クリス・オクスプリングが送った後、赤星が前進守備の三遊間を抜いて、1点を先制。藤本もレフト前にヒットを落として、赤星は“風のように”3塁へ。それを見たレフト古木がまたしても3塁へ悪送球して、労せずしてタイガースが2点目をGet!! 
 こういう隙のある野球をしてくれるから、ベイスターズ戦では勝ち星を拾える。隙のない野球をするドラゴンズや、今シーズンから隙間を埋め出したらしいジャイアンツには「負ける」。要はベイスターズやカープには「取りこぼし」をしないことが肝要だろう。この後、6番・浜中治に9号3ランが飛び出して、「6対0」!

 先発のオクスプリングは5イニングスを2失点。【6回表】に代打(林威助)を送られ、その裏からは左腕・能見篤史だろう、と思ったが、「7対2」の5点差で「贅沢に」2番手に金沢健人、投入。
 最初は“エラー男”の汚辱を漱ぎたい6番・古木にライトフェンスに達するツーベースを打たれるが、その後3人を打ち取り、最後の打者を空振り三振に仕留めると、グラブをポンと叩いて、会心のピッチング!
【7回裏】は先頭の石井琢朗にフォアボール(四球)を与え、思いっきり首を傾げていたが、2番“曲者”種田仁をスライダー(134㎞)でショートゴロ、鳥谷敬が三遊間の真ん中、深い位置で追いついて、ダブルプレー完成! 3番・金城龍彦も「1-3」からセカンドゴロに打ち取って、2イニングスをピシャリと抑えた。

【6回表】には「不調」の矢野がライトスタンドへ流し打ちの2ラン! 当の矢野はベースを回りながら、「ほお~」と口を窄め、あれが入るのか? と驚きの表情。地方球場とこの日の強風に助けられたか? 
【8回表】には「絶好調」浜中が、センター・バックスクリーンに飛び込む第10号! 昔は背番号「25」和製マーク・マグワイア(元セントルイス・カーディナルス)と渾名されたが、今は背番号「5」和製アルバート・プホルス(セントルイス・カーディナルス)と渾名しよう。

【8回裏】は3番手に左腕・能見篤史。能見にはやはり、こういうプレッシャーの少ない場面が相応しい。伸び伸びと3人で片付けて、【9回裏】はタイガースの裏のクローザー、ダーウィン・クビアンが6球で締め括って、「10対2」快勝! 先発オクスプリングが来日初勝利。ようやく片目が開いた。後は明日(27日)先発する(であろう)杉山直久、一人か? 

やっと勝てた…オク様 来日初星 (デイリースポーツ)

江草6回(3/1)2失点で連敗脱出!(23日・東京ドーム)

2006-04-24 20:33:04 | Tokyo Giants
 読売ジャイアンツ先発のゲーリー・グローヴァーのメジャーリーグ時代のピッチングは見たことがないが、大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)の登板試合の前日のResultでグローヴァーの名前を見たことがある。序盤に大量失点を喫していて、立ち上がりの悪いピッチャーだな、という印象は持っていた。
 そのグローヴァー。初回に「不調」の5番・今岡誠に3ランを献上してくれて、【3回表】にも同じく「不調」を囲っていた7番・鳥谷敬にタイムリーヒットを打たれてくれて、「4対0」。5連敗中のタイガースの“救い主”になってくれた。

 しかし【4回裏】タイガース先発の左腕・江草仁貴が突如として崩れて、「4対2」。嫌な予感……また今日もやられて(逆転されて)しまうのか? 【5回表】と【7回表】にも満塁のチャンスを潰して、益々嫌な予感が拡がる。
 そんな終盤【8回表】1-OUT2塁で3番アンディー・シーツが敬遠。4番・金本知憲との勝負。昨シーズンの『MVP』も舐められたものだ。それだけ、3番シーツも「怖い」ということだろうが、しかし「金本」。舐められた「お返し」をキッチリ返して、1塁線を破るツーベース! 「6対2」になって、これで勝負あった。

オレをなめるな!金本ドカ~ン!! (デイリースポーツ)

筒井和6回1失点!(22日・京丹後)

2006-04-23 21:03:09 | Western League
 先発の左腕・筒井和也(3年目)が6イニングスを投げて1失点。ようやく纏まりつつあるのか? それとも、この日は偶々だったのか? 微妙なところだ。試合は久々に打線が爆発して、サーパス神戸に「7対3」で快勝! 「打撃好調」5番・庄田隆弘(3年目)の「3打数2安打」3打点の活躍が光る。開幕1軍メンバーに選ばれながら、燻っている林威助の刺激剤になるだろう。

 その1軍は前夜の「2対3」サヨナラ負けの屈辱に続いて、「1対6」で完敗! これで5連敗!! この日【NHK】でゲスト解説を務めていた星野仙一SD(シニア・ディレクター)も開幕当初は「巨人が強くなれば、盛り上がる」と鷹揚に構えていたが、そんなことも言っていられなくなったようだ。

「有事」や!星野SD 緊急提言 (デイリースポーツ)

岩田、プロ入り初登板!(20日・鳴尾浜)

2006-04-22 13:11:33 | Western League
 プロ入り初先発のルーキー(4巡目)渡辺亮(日本生命)が3イニングスをパーフェクトに抑えて、降板。2番手には(ウエスタン・リーグながら)これがプロ入り初登板となるルーキー(希望枠)左腕・岩田稔(関西大学)。
【4回表】先頭の鎌田圭司(2年目)に初球142㎞でストライクを取って、「おおっ」と思わせたが、2球目(142㎞)3球目(カーヴ)が外れて、4球目(142㎞)でファウル。5球目の得意のカーヴが外れて「2-3」。ラストボールは142キロが高めに浮いて、ノーアウトでランナーを許す。

 2番・澤井道久(2年目)には初球の送りバントを失敗させ、2球目がファウルの後、3球目の得意のカーヴが高く浮いて、このカーヴが決まらなければ、ピッチングが苦しいだろう。しかし、4球目のフォーク(スライダー?)を振らせて、空振り三振!
 3番・森岡良介(4年目)には初球137㎞でストライクを取り、2球目のスライダーでファウル。3球目はアウトコースに137㎞をズバッと決めるが判定は「ボール」。4球目の勝負に行ったインコース低目の140㎞は大きく外れて、5球目の141㎞(アウトコース)を空振りさせて、キャッチャー狩野恵輔(6年目)が走ったランナーを2塁で刺して、三振ゲッツー! 

 なかなか「いい」ピッチャーだ、岩田。コントロールが安定しているから、フォアボール(四球)で身を持ち崩すタイプではなさそうだ。中継ぎでなら、今シーズン中の1軍昇格もありそうだし、将来的には先発ローテーションに必ず入って来れる素材だ。タイガースは「いい」ピッチャーを(希望枠で)獲ってきた。
 試合は「4対1」で勝って(ウエスタン・リーグながら)中日ドラゴンズに3タテ(連勝)を食らわせた。これで1軍のナゴヤドームでの連敗の溜飲を下げられた、というわけにはいかないが、こんな意趣返しでもしなければ、健全な精神が保てない。

1軍近し!岩田が貫禄デビュー (デイリースポーツ)

福原3回2失点(19日・鳴尾浜)

2006-04-20 20:09:59 | Western League
 この日(19日)の先発は(腰痛からの復帰を目指す)福原忍。3イニングスに5安打を打たれて、2失点だから、状態はまだまだ、なのだろう。1軍は投手陣は安定していて、今、上に上がっても出番はないだけに、このままじっくり調整することになるのだろう。(高給取りの)本人は大いに焦るだろうが……

 2番手に高校生ルーキー(3巡目)若竹竜士がプロ入り初登板。1イニングを1安打(2四死球)無失点に抑えて、高校生のデビュー戦としては、こんなものだろう。3番手に左腕・中林佑輔(5年目)を挟んで、4番手に太陽(6年目)。2イニングスを無失点に抑えて、今の調子なら、1軍に上がっても、金沢健人と同じ役割を務められるだろう。太陽にチャンスを挙げて欲しいと思うが、1軍は投手陣「は」安定している。

 この夜もナゴヤドームで先発のクリス・オクスプリングが5イニングスを3失点。「3対3」の接戦に持ち込んだが、延長【11回裏】に4番手の久保田智之が捉まって、「3対4」でサヨナラ負け。これで3連敗!! このカード4連敗! 
 明日(21日)から東京ドームで巨人(読売ジャイアンツ)戦が始まる。かつてのように“ビタミン剤”にできるか? それとも返り討ちに遭うか? エース井川慶、安藤優也、江草仁貴の「表」3枚の先発ローテーション投手に期待したい。

若竹 「緊迫感ある」0封デビュー (デイリースポーツ)

金村、プロ初勝利!(18日・鳴尾浜)

2006-04-19 19:45:42 | Western League
 先発の玉置隆(2年目)が3イニングスを無失点に抑えて、2番手のルーキー金村大裕(3巡目)も3イニングスを無失点。結果「3対0」でタイガースが勝って、金村にプロ入り初勝利が転がり込んできた。
 理想は先発して、勝ち投手だろうが、それでも、この勝利は嬉しいだろう。背番号「17」を背負う男、大裕。長年タイガースでは大成しない背番号として忌み嫌われてきたが、果して、大裕はこのジンクスを破れるか? 1軍に上がったら、登録名は「金村」よりも「大裕」の方がいいかもしれない。

 この日(18日)1軍はナゴヤドームで中日ドラゴンズと対戦。「0対3」で完封負けを喫した。これで、このカード3連敗。まだまだ続きそうだ。勝てる気がしない。そう思っていたが、翌日(19日)それは現実のものとなった。
 この日は先発の下柳剛が6イニングスを3失点。1週間前(12日・甲子園)にこのピッチングをしてくれていれば、と思うが……後の祭り。打線もドラゴンズ先発「天敵」中田賢一の前に沈黙。いいピッチャーにかかれば仕方がないが……連敗!!

下柳6回3失点 リベンジならず (デイリースポーツ)

江草を見殺し…(16日・甲子園)

2006-04-17 19:16:10 | Koushien Stadium
 初回にタイガース先発の江草仁貴が簡単に3者凡退に抑えて、その裏1-OUT満塁のチャンスを作って、今日も勝利を確信したのだが、不調の5番・今岡誠がショートゴロ併殺打。カープ先発「エース」黒田博樹のスライダーに手を焼いた。
 それでも【2回裏】に6番・浜中治に7号ソロホームランが出て、江草も好投。今日の江草は(1週間前の)大阪ドーム(9日)の江草ではなく、神宮(2日)の江草だった。完封勝利目前だったのだが……

 スコアは「1対0」。定石なら、クローザーに【9回表】のマウンドを託すのだが、そのクローザーの久保田智之にそこまでの信頼感がない。だから続投だったが、それが裏目に出た。「1対2」逆転を許して、3タテ(連勝)ならず。今日(18日)からの名古屋、東京遠征に弾みをつけたかったところだが……

白星スルリ…江草悔しきプロ初完投 (デイリースポーツ)