藤浪晋太郎(14試合、5勝2敗、防御率2.89)、木曜日の(ウエスタン・リーグ)広島東洋カープ戦に先発して、5回4安打1四球6三振1失点で6勝目。一軍での勝ち星を上回ってしまった。如何に異常事態か……。そんな中で懸命に2位に食い込もうとしている(一軍の)阪神タイガース。
そういえば、藤浪、また投球フォームが微妙に変わっていた。コントロール重視の脱力フォーム。初回は最速149km。しかし【2回表】4番エルドレッド(37歳)を迎えたら、ギアが入って、初球と2球目150km! 3球目~5球目のスライダーで「2-2」に追い込み、6球目(149km)で空振り三振! 本能の藤浪。
5番打者と6番打者に脱力スライダーをセンター前に運ばれ、1-OUT一二塁のピンチ。あれだけ腕の振りが緩むのだから、打者は的を絞りやすいだろう(?)。7番打者には速球を3球(147km、152km、146km)続けて、ショートゴロに打ち取り、8番(左)打者にはフォークボールで空振り三振!
【3回表】も先頭打者に脱力スライダーをライト前に運ばれ、続く1番(左)打者にも四球。2番(左)打者には初球153kmを計測して、3球目4球目も153kmを計測して、6球目は154km! ピンチになる(ランナーが溜まる)と、ギアが入るようだ。フォークで空振り三振! 3番(左)打者を初球(142km)でショートゴロに打ち取って、4番エルドレッドとの二度目の勝負。
初球155km! この日の最速! 2球目も154kmで空振り! ギアが入ったら、投球フォームが「いい時」に戻っている。3球目も155km。明らかに力が入っている。4球目(154km)で見逃し三振! これが藤浪、これぞ藤浪。
【4回表】を3人で打ち取り、【5回表】も先頭(左)打者を「0-2」に追い込んだが、3球目(149km)をセンター前に弾き返される。この試合、初めて速球を捉えられた。続く打者はショートゴロに打ち取ったが、ショートが打球を弾いて、0-OUT一三塁。ショート・ストップは同期の北條史也(5年目)。
1番(左)打者を2球目(151km)でショートゴロに打ち取って併殺かと思ったら、ショートの北條がまたしても送球が遅れて、一塁はセーフ(三塁ランナー生還)。なぜか2-OUT後、2番(左)打者にカウント「3-2」から渾身の速球(151km)で空振り三振! マイナー・チェンジ(突貫工事)は成功したか? 答えはCS(クライマックス・シリーズ)で出る。
阪神・藤浪、花添える5回1失点「掛布さんの最後の試合だったので」(SANSPO.COM)
2017年9月28日(木) 対広島 30回戦 甲子園