野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

筒井和3回4失点“炎上”!(29日・嬉野)

2006-07-30 12:54:58 | Western League
 ファームも惜敗……今、チャンスなのに、先発の左腕・筒井和也が3回4失点で“炎上”! 今、このチャンスを掴まなかったら、いつ掴むんだ? と思うが……2番手のルーキー渡辺亮も1失点して、前半で「0対5」のビハインド。昨日(29日)の1軍同様、【8回表】に1点【9回表】に2点を返して、追い縋ったものの、「3対5」。夜の1軍の試合を暗示していたかのような内容。……今日は勝って(2勝1敗で)勝ち越したい!

“もう1人のレッド”が元気に躍動 (デイリースポーツ)

球児が呼んだ、サヨナラ勝ち!(28日・甲子園)

2006-07-28 22:39:27 | Koushien Stadium
 長かった……ナゴヤドームでの首位攻防、中日ドラゴンズとの3連戦に“悪夢”の3連敗を喫して、帰ってきた地元・甲子園。気持ちを切り替えて臨みたかった今日からの東京ヤクルト・スワローズ3連戦だったが、初回に先発のクリス・オクスプリングがあっさり先制点を許して、その裏2-OUT3塁で得点が入らず、今日も嫌な立ち上がり。

 しかし随所に守りで好プレーが続出して、ムードは徐々に良くなっていく。【4回表】アレックス・ラミレスのライトへの大飛球をフェンスにジャンプして捕球した浜中治。そして続くグレッグ・ラロッカのセンターに抜けようか、という痛烈な当たりをセカンド藤本敦士が横っ飛びで飛びついて、すぐさま起き上がって、1塁へ送球! ファインプレー2つが続いて、先発オクスプリングを救う。

【5回裏】先頭の鳥谷敬が三遊間を抜いて、出塁。7番・矢野輝弘がセンター前に詰まりながらも落として、0-OUT1,3塁。ここで8番・藤本がセンターライナーを放つが、センター青木宣親の好返球で鳥谷がタッチOUT! 早稲田の同期生にしてやられた!! しかし9番・好投のオクスプリングの代打・桧山進次郎が久々に「いい仕事」! スワローズの先発リック・ガトームソンの初球を迷いなく振り抜いて、ファースト強襲のタイムリーヒット! 「1対1」待望の同点打!! 

【6回表】からは左腕・江草仁貴【7回表】ダーウィン・クビアン、【8回表】ジェフ・ウィリアムスの中継ぎリレー。今日はこの中継ぎ(ブルペン)陣が1点も許さず、踏ん張ったのが大きかった。【9回表】からはナゴヤドームで全く出番が無かった藤川球児、満を持しての登板。
 先頭のアダム・リグスに2球目の151㎞をライト前に弾き返されるが、3番・岩村明憲から始まるクリンナップを3者連続(空振り)三振! 最後は154㎞が出た。大粒の汗が滴り落ちる中、ひたすら「勝利」を目指して、藤川の「打たせまい」とする必死のピッチング! やはりオールスターゲームよりも、この公式戦の「真剣勝負」のマウンド!

 そして、その裏1-OUTから、9番・左打席に入った藤川が流し打って、ショートへの内野安打で出塁。この勝利への執念! 結局この回には得点できなかったが、この藤川がマウンドで、そして打席で示した執念が【延長10回裏】に実ることになる。
 先頭の金本知憲が右中間を突破して、5番アンディー・シーツ敬遠、6番・鳥谷も歩かされて、0-OUT満塁。ここで7番・矢野がライトにライナーを放って、3塁ランナー金本が必死の形相でホームへ! 金本の執念も実って、「2対1」サヨナラ勝ち! ……タイガースは未だ「瞑目」していないゾ!!

V犠飛矢野「ヒーローは球児」 (デイリースポーツ)

球児、清原との因縁に決着!(23日・サンマリン宮崎)

2006-07-24 15:31:20 | All-Star Game
「優秀選手賞」を貰ったアンディー・シーツ(阪神タイガース)。【4回表】パシフィックの2番手、涌井秀章(西武ライオンズ)からセンター前ヒットを放ち、1塁ベース上で公式戦では滅多に見せない満面の笑顔! 【6回表】には3番手の左腕・ルーキー八木智哉(北海道日本ハムファイターズ)からバックスクリーンへソロホームラン! 【8回表】にも5番手、馬原孝浩(福岡ソフトバンクホークス)からレフト前ヒットを放って、ペナントレースに戻っても、これくらい「好調」に打ってくれればいいのだが。

 そして逆転タイムリーヒットを放ったのが、途中出場の藤本敦士。【8回表】シーツが切り開いた1-OUT2,3塁のチャンスで、8番・阿部慎之助(読売ジャイアンツ)が、ホークスのクローザー馬原の154㎞の速球に詰まらされ、サードファウルフライに倒れて2-OUTになった後、馬原の152㎞の速球を流し打って、三遊間を抜いて、2者が還って、「6対4」セントラルが勝ち越し! 3塁側ダッグアウトの岡田彰布監督も大喜び! 普段通りの藤本らしいバッティングだったが、たった一本のヒットで『MVP』を獲った。

 そして【8回裏】から藤川球児。このオールスターゲームでは、旧来のセットアッパーに戻って仕事をするようだ。今回は1イニングを任せられる。先頭の今江敏晃(千葉ロッテ・マリーンズ)に7球粘られ、ライトフライ! この時点で「3者三振」の夢は潰えた。6番・日高剛(オリックス・バファローズ)も151㎞でサードへのファウルフライに打ち取り、打席には代打・清原和博(オリックス・バファローズ)。
 結果は151㎞で空振り三振! 清原は「この20年間で最高のピッチャー!」と評した。清原が対戦した野茂英雄(元近鉄バファローズ)や伊良部秀輝(元千葉ロッテ・マリーンズ)よりも「上」の評価を受けたのだから、それは凄い、こと。あの因縁(昨年の東京ドーム)を乗り越え、主客転倒、球児は清原を「真に」超えて見せた。 

「感極まった」球児 清原K斬り (デイリースポーツ)

球児、球宴の顔!(21日・神宮)

2006-07-22 14:22:30 | All-Star Game
 タイガース勢で最初にヒットを打ったのは、藤本敦士、だった。【5回裏】の第2打席、パシフィック・リーグの3番手、オリックス・バファローズのルーキー平野佳寿の「1-3」からの真ん中高めの速球(146㎞)を叩いて、センター前ヒット! 【6回裏】には代替出場の浜中治がライト前ヒットを放ったが、まさか、この藤本が続く第2戦(23日)で『MVP』を獲るとは……その予感すら無かったが。

 タイガース勢の主役は、やはり藤川球児。【9回表】のマウンドに上がって、先頭のアレックス・カブレラ(西武ライオンズ)から153㎞で「定石通り」空振り三振! 6番・小笠原道大(北海道日本ハムファイターズ)も152㎞で空振り三振! 
 この時点でマウンドを(一応)球児より速い球を投げるマーク・クルーン(横浜ベイスターズ)に譲ったが、笑顔で降板。今や、すっかりタイガースの枠を飛び越え、セントラル・リーグの「顔」になった球児! 第2戦では「あの男」との対決が待っている。

オール直球!球児 予告三振2連発 (デイリースポーツ)

鳥谷、上原を攻略!(19日・甲子園)

2006-07-20 21:07:16 | Koushien Stadium
 第1戦と第2戦を雨で流して、ポツンと第3戦が前半戦(オールスターゲーム前)最後の試合。当然勝って終わりたい。負けて、オールスター休みを挟むのは、気分が悪い。しかも相手が読売ジャイアンツ。負けると「倍」癪に障る。後半戦の最初が、いきなり中日ドラゴンズと敵地で激突するだけに、勝って終わりたい。それが皆の願いだった。

 上原浩治と福原忍の投げ合いで「0対0」。「格」は上原の方が上だが、昨日は福原もジャイアンツ打線を散発2安打に抑えて、互角の投手戦を展開。タイガース打線も上原の前に散発3安打で攻略できない。とても今シーズン3勝(6敗)のピッチャーのピッチング、ではない。『WBC』で活躍したように、大舞台になればなるほど「本領」を発揮するのが、この男の特徴なのだろう。

 攻略したのは【8回裏】「上原に勝たせてやりたいな…」のTVのゲスト解説の星野仙一SDの口から妄言(?)が紡ぎだされている最中、それを切り裂くように、先頭の6番・鳥谷敬が右中間を突破するツーベース(2塁打)!! 7番・矢野輝弘が確実に3塁に送って、8番・関本健太郎がセンターへ「値千金」の犠牲フライ! それにしても、鳥谷のベースタッチは鮮やか、だった。「これはOUTだな」のSDの予測も裏切る、鳥谷のナイスプレー! 

 こうなったら、藤川球児。【9回表】木村拓也、高橋由伸を連続三振に斬って取って、しかし迎えるは一発のある4番イ・スンヨプ。警戒に警戒を重ねて、フォークも交えて、結局フォアボール(四球)。1発が出れば、逆転の場面で5番ジョージ・アリアス。
 ジョージの「恐さ」は誰もが知っているだけに、ここは一瞬ビビってタジろいだが、初球153㎞を空振り! 2球目も153㎞で空振り! 球児のスピードボールに付いていけないジョージ。それはそうだろう、速球に強かったら、今頃、日本に戻ってくることはなかっただろう。3球目も153㎞をズバッと外角低めに決めて、見逃し三振! ジョージは「敵ではなかった」。球児、最高

鳥谷 絶妙V激走!トラ劇勝締め (デイリースポーツ)

若竹4回1失点!(16日・由宇)

2006-07-20 15:10:36 | Western League
「7対7」で引き分け。先発の(高校生ルーキー)若竹竜士がノーヒットに抑えながら、4回を1失点。その後、逆転したものの、再逆転を許したのは、2年目の水落暢明とルーキー渡辺亮、か。【7回表】に再逆転したものの、【7回裏】に4番手の伊代野貴照が打ち込まれ、「5対7」。【9回表】に2点を返して、「7対7」の同点に追いついたのは、打線の粘り強さ。

 一方、1軍は首位攻防戦でドラゴンズに3タテを狙ったが、新たなる「天敵」中田賢一を打ち込めずに「2対4」で敗戦。前日までの連勝で勝ち越しを決め、この日の敗戦はある程度、覚悟、織り込み済みだったとはいえ、「天敵」にまたしても、捻られたのは面白くない。しかも故障から復帰したばかりの「天敵」だったのに、三振10個も奪われ、完敗! 

内容上々 ダーウィン責められん (デイリースポーツ)

赤星のセーフティーで山本昌を崩す!(15日・京セラドーム大阪)

2006-07-18 13:30:25 | Osaka DOME
「1番・関本健太郎」にまず驚いた。彼は選球眼も良いし、出塁率も高いだろうから、相手先発が左腕の場合、この起用が正解かもしれない。ドラゴンズの先発・山本昌からセンター前ヒットで出塁! しかし2番・赤星憲広が送りバントの構えを1球も見せずに、空振り三振したのは解せない。
 3番「好調」浜中治がレフト前ヒットを放っただけに、赤星が送っていれば……の悔いが残る。タイガース打線に残塁が多いのはこういう采配にも起因しているのだと思う。この後、3番、4番が倒れて、3-OUT。この後、打線は山本昌の前に暫く(2回から5回まで)沈黙することになる。

 先制点はドラゴンズ。【6回表】4番タイロン・ウッズの一発(第20号)! ここまで粘り強く投げてきた先発・井川慶だったが、143㎞の外角高めの(ボール球の)ストレート。キャッチャー矢野輝弘は内角に構えていたが、逆球になった。
 5番アレックス・オチョアにもセンター前ヒットを許し、ここで井川が崩れるのか、と心配になったが、オチョアが井川の牽制球に誘い出され、1-OUT。ドラゴンズはこのミスが痛かった。この大事な天王山、ミスをした方が負ける。

【6回裏】タイガースの攻撃も2-OUT。打席には「不調」で「左」対「左」の赤星。3-OUTを予感していたのだが、ここで赤星が虚を突くセーフティーバント! これを【1回裏】に見たかったのだが……ここで「好調」浜中がライトフェンス直撃のツーベース!! 赤星が躊躇なく3塁を蹴って、「1対1」同点! この日2三振の4番・金本知憲もライト線を痛烈に破って、「2対1」勝ち越し。これが決勝点になった。

 最後は藤川球児。【9回表】先頭の代打・立浪和義に落ちないフォークを打たれ、三遊間を抜かれたが、8番・谷繁元信を153㎞で3球三振! ここはドラゴンズは送りバントをするべきだと思ったが……谷繁の打撃「力」を信じての強攻策だったのだろう。その「信」は翌日(16日)実ることになるのだが……
「ああ、あの西武ライオンズの?」代打「背番号95」奈良原浩(前・北海道日本ハムファイターズ)も3球三振を狙ったが、153㎞と150㎞をファウルされ、「2-2」まで粘られたが、最後は152㎞で空振り三振! 1番・森野将彦も152㎞でファーストファウルフライに仕留め、ゲームセット! 1点差なのに、不思議と危機感を感じさせないのが、藤川の凄いところだ。「首位」ドラゴンズに連勝!! 

井川8勝目 粘って7回1失点 (デイリースポーツ)

町田、代打ホームラン!(14日・京セラドーム大阪)

2006-07-16 21:11:48 | Osaka DOME
 前半戦の最後の首位攻防(天王山)第1戦は、タイガースが先制した。【2回裏】6番・鳥谷敬が、ドラゴンズの先発「エース」川上憲伸の渾身の内角ストレート(141㎞)をジャストミートして、打球はライトスタンド2階席へ! 第7号ソロホームラン! やはり先制ホームランが出ると景気付けになる。打線が活発になる。相手の先発ピッチャーの調子のバロメーターにもなる。「今日の川上なら打てる!」。

【3回裏】先頭の下柳剛がフォアボール(四球)で出塁。打席の中でやる気のない、それでいて右足には黒いレガース着用。下柳が醸し出す何ともいえない雰囲気に「2-1」とストライク先行しながら、歩かせてしまった川上。ベテラン下柳の「術中」に陥ってしまった、ようだ。
 1番・赤星憲広も(川上の)内角143㎞の速球を振り抜いて、ファースト(1塁手)の直ぐ横を抜けるライト前ヒット! 2番・藤本敦士の送りバントは3塁に封殺され、3番・浜中治は空振り三振に取られ、2-OUTになったが、4番・金本知憲の打席で(川上が)ワイルドピッチ!! 2-OUT2,3塁になって、「2-3」フルカウントからの勝負球のシュート(142㎞)を巧くセンター前に弾き返して、2者が還って「3対0」! 

【5回裏】にも(今度は)藤本、浜中の連打の後、金本がライトへ犠牲フライを打ち上げて、「4対0」。この回で川上をKO(降板)に追い込み、【6回裏】には代打・町田公二郎が今シーズン初打席で初ホームラン! タイガースに頼もしい右の代打の「切り札」が帰って来た。【8回裏】にも2点を奪って、「7対2」。前半戦の天王山、第1戦は「切り札」藤川球児を出すまでもなく、快勝! 

町田1号は史上2位タイ代打20号 (デイリースポーツ)

玉置、6回2失点の好投!(13日・鳴尾浜)

2006-07-14 23:48:45 | Western League
 タイガースの未来のエース候補、玉置隆(2年目)が先発。【5回表】までヒット2本に抑えて、「0対0」。【6回表】も2球で2-OUTを取ったが、サーパス神戸の3番・嶋村一輝にボール先行「2-3」にして、勝負球の外角ストレートをライト前に運ばれて、4番・牧田勝吾に小さく曲がるカーヴを打たれ、レフトオーヴァーの2ランホームラン被弾!! 

 試合は「0対2」で推移し、迎えた【9回裏】先頭の桜井広大がフォアボール(四球)で出塁し、完封目前のルーキー左腕・中山慎也を引き摺り下ろし、代打・狩野恵輔が(サーパスの2番手)(オリックス・ブルーウェーヴ時代のクローザー)萩原淳から左中間を破って、0-OUT2,3塁。
 ここで狩野のライヴァル=岡崎太一が(萩原のフォークを)センター前に持って行って、2者が還って「2対2」同点! 1-OUT後、代打・葛城育郎が(今度も)左中間を破って、前日(12日)の町田公二郎の代打逆転!満塁サヨナラホームランに続く、サヨナラ勝ち! 町田に続けるか、ベテラン葛城? 

また突然崩れた…オク様4失点KO (デイリースポーツ)

中村泰プロ入り初勝利!(12日・甲子園)

2006-07-12 21:34:54 | Koushien Stadium
 緊張の今シーズン初登板&プロ入り初先発の左腕・中村泰広(4年目)。初回こそショートゴロ3つで退けたが、【2回表】に早くも1点を失って、不安な感じ。しかし、そんな不安を吹き飛ばしてくれたのが、【3回裏】4番の一発! 金本知憲のセンターバックスクリーンに飛び込む(通算349号)2ランホームランで「2対1」逆転!! その瞬間、グラブをポンポンと6回も叩いた笑顔の中村。一方の金本に笑顔なし。「4番」の重責を担い続ける男の苦悩は続く……

 中村は5回を投げ終えて、降板。早過ぎると思ったが、予定通りなのだろう。次の目標は6回を投げきることか……そんなふうにステップUPしていけるかどうか? 2番手は(先発崩れの)安藤優也。この安藤が相変わらず、ランナーを出しながら、要所を抑えて、その間に【6回裏】先頭のアンディー・シーツが、金本と同じ場所(センターバックスクリーン)へ打ち込む(第12号)ソロホームラン! 「3対1」。

【8回表】はジェフ・ウィリアムスがピシャッと3人で抑え、【8回裏】金本がレフトへ流し打っての350号ソロホームランが出て、「4対1」。これで勝負あった。勝利を確信したのだが、【9回表】マウンドに上がる男には「変な」プレッシャーが付きまとっていたのか? 藤川球児。
 先頭の栗原健太を「2-1」に追い込み、ここまでは順調、いつも通り。しかし、勝負に行った4球目の外角低目154㎞を「ボール」に判定されて、リズムが狂ったか? 「2-3」にカウントを苦しくして、ラストボールをライト前に弾き返され、0-OUT1塁。

 4番・新井貴浩にもライト線に大飛球を飛ばされるが、ライト(途中出場)の中村豊の好守で1-OUT。5番・前田智徳にも右中間に弾き返され、1-OUT1,3塁。47イニングス(3/2)連続無失点を続けている藤川にとって最大のピンチ。しかし6番・緒方孝市をピッチャーゴロに打ち取って、2-OUT。7番・森笠繁も「2-0」に追い込んで、これで「終わり」と誰もが思ったが、ここで前日の【9回表】に続いて、バックネットにワイルドピッチ! 思わぬ形で失点して、記録は途切れた……

 妙なプレッシャーから解放されて、返って良かったかも知れないが、ここまで積み重ねてきただけに……そういえば、今日の球審・真鍋勝己。またこの男か……この球審の一球のジャッジでリズムが乱れた。タイガースの球団記録をタイガースのOBが止める(遠因になる)とはなっ!!……最後は「2-3」にまで追い込まれて、ショートライナー! 鳥谷敬がジャンプ一番飛びついて、この波乱の【9回表】を締め括った。まさに波乱! 中村にとっては思い出に残るプロ入り初勝利の、7月12日。

中村泰 この星“1勝”忘れない (デイリースポーツ)