20年初実戦となった紅白戦。1ボールから西勇の外寄り125キロスライダーをひと振りで仕留めた。来日2年目のレベルアップを図り、昨季より重心を下げた新フォームを試している最中。「日本にはコントロールが良くて、低めに投げてくる投手が多い。(重心を下げると)低めのボールに対応しやすい。今日は悪くなかったね」。上々の成果に笑みが絶えなかった。
マルテ、第1打席でホームラン。外のスライダー。昨シーズン12本塁打。打つのは真ん中高め。真ん中高めのストレートしかホームランを打てなかった(そんな印象がある)マルテが外のスライダーを引っ張ってレフトスタンドに放り込んだ。今年は違う、と感じたが、案の定、重心を下げるフォームを試していたか。これが奏功すれば、大山悠輔の本格的な危機だ。