グリーンが意外に良く似合う、野茂英雄(タンパベイ・デヴィルレイズ)。トロピカーナ・フィールドのマウンドに立つ。背番号は出戻りの「11」番。復活を期すマウンド、だ。初球は勿論、ファストボール(84MPH)。「ボール」の判定。キャッチャーがアウトサイドに構え、逆球でインサイド低め、いいコースに決まったが、逆球が心証を悪くしたか? 2球目(84MPH)はボールがお辞儀して、「2-0」。3球目(84MPH)も高めに浮いて、いきなり「3-0」。4球目(83MPH)に真ん中でストライクを取るが、5球目(84MPH)がインサイド低めに狙いすぎて、オークランドの1番マーク・コッツエイが1塁に歩く。「不安」が過ぎる……
2番ジェイソンン・ケンドールへの初球(84MPH)は「ストライク」。2球目はフォーク(78MPH)で誘って、「1-1」。3球目(86MPH)でファウル。4球目、この日最速(89MPH)で、インサイド低目を突くが、際どく「2-2」。5球目(88MPH)を叩かれるが、ライトライナー。アウトサイドに低く来たから、野手の正面で済んだ。3番「主砲」エリック・チャヴェスには、初球(88MPH)ストライク。2球目(88MPH)はワンバウンド。3球目(88MPH)はインサイドに近すぎて、4球目(88MPH)はアウトサイドにお辞儀。5球目(89MPH)を突いて、大ファウル。「3-2」フルカウント。6球目(79MPH)の勝負球フォークをファウルされて、7球目(88MPH)はアウトサイドに外れて、1,2塁。
4番エルビエル・デュラーゾの初球(89MPH)もアウトサイドに外れるが、2球目(88MPH)でインサイドを突いて、ファウル。野茂との対戦成績、7打数1安打、1三振。デトロイト・タイガース、あるいはボストン・レッドソックス時代か。その頃は未だ文字通りのグリーンボーイ、だったデュラーゾ。しかし苦手意識は変わらず、か……3球目(89MPH)のインサイドで詰まらせて、セカンドフライ。
5番スコット・ハッテバーグには初球(88MPH)ストライク。2球目のフォーク(79MPH)はアウトサイド低めに落ちたが、「ボール」。3球目のフォーク(79MPH)は真ん中に落ちて、これを掬い上げられたが、センターフライで万事休す。2番ケンドールを除く、4人の左バッターへの強気のインサイド勝負が目に付いた。野茂らしさは健在。貫禄で初回のピンチを脱出した。
一方、オークランドのスターター、バリー・ジトは「不調」。【2回裏】6番ジョシュ・フェリップスの3ランを皮切りに、3番オーブリー・ハフにも3ランを浴びて、一挙7点を失い、3塁側のブルペンでは、早くも藪恵壹がウオームアップ。実現するか? 野茂「対」藪の日本人対決。ジトは【4回裏】にも1点を失ったところで、降板。ついに藪がマウンドに上がる。夢のメジャーリーグ初登板は、1アウト満塁で、バッター4番フリオ・ルーゴ。
初球は勿論、ファストボール(92MPH)、アウトサイド低めに絶妙なロケーションで、ストライク先取。2球目のカットボール(90MPH)を打たせて、ファウル。これもアウトサイド低目。早くも「0-2」に追い込んで、3球勝負でフォーク(85MPH)はワンバウンド。4球目のファストボール(94MPH)でファウル。150㎞だ。凄い!! バッターは振り遅れている。圧倒的な藪。5球目の勝負球はフォーク(84MPH)を選んだが、これを巧く打たれて、レフト前ヒット。2者が還って、「1対10」。先発(スターター)のジトに10失点目を付けた。
5番ホルへ・カントゥーには、初球スライダー(75MPH)でストライク。2球目はインサイドのシュート(90MPH)で空振らせ、「0-2」。3球目、今度こそ3球勝負でフォーク(86MPH)を振らせ、三振。2アウトを取るが、6番フェリップスに2球目のシュート(90MPH)が甘く入って、レフト線を破られ、もう一人生還、「1対11」。これは「甘い球」だった。2人目はホームで封殺して、3アウト。藪、右手を挙げて、キャッチャーの肩を叩いて、3塁側ダッグアウトへ。グリーンのユニフォームは似合っているか? 修羅場のマウンドはこうして、終わった。
2番ジェイソンン・ケンドールへの初球(84MPH)は「ストライク」。2球目はフォーク(78MPH)で誘って、「1-1」。3球目(86MPH)でファウル。4球目、この日最速(89MPH)で、インサイド低目を突くが、際どく「2-2」。5球目(88MPH)を叩かれるが、ライトライナー。アウトサイドに低く来たから、野手の正面で済んだ。3番「主砲」エリック・チャヴェスには、初球(88MPH)ストライク。2球目(88MPH)はワンバウンド。3球目(88MPH)はインサイドに近すぎて、4球目(88MPH)はアウトサイドにお辞儀。5球目(89MPH)を突いて、大ファウル。「3-2」フルカウント。6球目(79MPH)の勝負球フォークをファウルされて、7球目(88MPH)はアウトサイドに外れて、1,2塁。
4番エルビエル・デュラーゾの初球(89MPH)もアウトサイドに外れるが、2球目(88MPH)でインサイドを突いて、ファウル。野茂との対戦成績、7打数1安打、1三振。デトロイト・タイガース、あるいはボストン・レッドソックス時代か。その頃は未だ文字通りのグリーンボーイ、だったデュラーゾ。しかし苦手意識は変わらず、か……3球目(89MPH)のインサイドで詰まらせて、セカンドフライ。
5番スコット・ハッテバーグには初球(88MPH)ストライク。2球目のフォーク(79MPH)はアウトサイド低めに落ちたが、「ボール」。3球目のフォーク(79MPH)は真ん中に落ちて、これを掬い上げられたが、センターフライで万事休す。2番ケンドールを除く、4人の左バッターへの強気のインサイド勝負が目に付いた。野茂らしさは健在。貫禄で初回のピンチを脱出した。
一方、オークランドのスターター、バリー・ジトは「不調」。【2回裏】6番ジョシュ・フェリップスの3ランを皮切りに、3番オーブリー・ハフにも3ランを浴びて、一挙7点を失い、3塁側のブルペンでは、早くも藪恵壹がウオームアップ。実現するか? 野茂「対」藪の日本人対決。ジトは【4回裏】にも1点を失ったところで、降板。ついに藪がマウンドに上がる。夢のメジャーリーグ初登板は、1アウト満塁で、バッター4番フリオ・ルーゴ。
初球は勿論、ファストボール(92MPH)、アウトサイド低めに絶妙なロケーションで、ストライク先取。2球目のカットボール(90MPH)を打たせて、ファウル。これもアウトサイド低目。早くも「0-2」に追い込んで、3球勝負でフォーク(85MPH)はワンバウンド。4球目のファストボール(94MPH)でファウル。150㎞だ。凄い!! バッターは振り遅れている。圧倒的な藪。5球目の勝負球はフォーク(84MPH)を選んだが、これを巧く打たれて、レフト前ヒット。2者が還って、「1対10」。先発(スターター)のジトに10失点目を付けた。
5番ホルへ・カントゥーには、初球スライダー(75MPH)でストライク。2球目はインサイドのシュート(90MPH)で空振らせ、「0-2」。3球目、今度こそ3球勝負でフォーク(86MPH)を振らせ、三振。2アウトを取るが、6番フェリップスに2球目のシュート(90MPH)が甘く入って、レフト線を破られ、もう一人生還、「1対11」。これは「甘い球」だった。2人目はホームで封殺して、3アウト。藪、右手を挙げて、キャッチャーの肩を叩いて、3塁側ダッグアウトへ。グリーンのユニフォームは似合っているか? 修羅場のマウンドはこうして、終わった。