野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

震度6弱の地震と19歳のフェリックス・ヘルナンデス(15日・シアトル)

2005-08-17 13:39:00 | Seattle Mairners
 19歳のフェリックス・ヘルナンデス(シアトル・マリナーズ)、日本(NHK-BS1)初登場。大いに注目していたのだが、初回(カンザスシティー・ロイヤルズの)先頭打者(デヴィット・デヘースス)にいきなりアウトサイド低目の速球でストライク! スピード表示こそ出なかったものの、その球威に唖然……この1球で魅了された。背番号「59」。まさに「剛球」。
 2球目(96MPH)(155㎞/h)でファウル。3球目(97MPH)(157㎞/h)高めの速球でファウル。ファウルするのが精一杯、だ! 4球目カーヴ(83MPH)(134㎞/h)でタイミングを狂わせ、ファウル。5球目(97MPH)(156㎞/h)アウトサイド低目のボール球(ツーシーム)を振らせて、空振り三振! 見事なピッチング! デヘーススも風船を膨らませて引き下がるしかない。

 2番チップ・アンブレスにも初球と2球目(97MPH)(156㎞/h)ストライク奪取。コントロールも抜群に「いい」。こんないいピッチャー、久しぶりに見た。3球目(98MPH)(158㎞/h)はインサイドに低く外れて、4球目のカーヴ(84MPH)(134㎞/h)で見逃し三振! 3番「主砲」マイク・スウィーニーには初球カーヴ(83MPH)(134㎞/h)でストライク。2球目(158㎞/h)アウトサイド低目を打たせて、セカンドゴロ。「19歳」とは思えない≪貫禄≫でダッグアウトに引き揚げる。

【2回表】4番エミル・ブラウンにも「1-2」に(96MPH)(156㎞/h)で見逃し三振! 5番テレンス・ロングは初球を打たせて、セカンドゴロ。セカンド、キューバ人のユニスキー・ベタンコートの好守に助けられる。6番エンジェル・ベロアには初球をレフト前に持って行かれるが、7番マーク・ティーエンをセンターフライに討ち取って、難なく3アウト。ユニフォームの上着を出して、みっともないが、それが彼のスタイルか?

【2回裏】シアトルが7番マイク・モースの先制2ランで「2対0」。その後、11時46分頃の震度6弱(宮城県南部)の地震で地震速報に切り替わり、MLB中継も中断。ヘルナンデスの快投も「中断」。中断中の【5回裏】にシアトルが4連打で2点を追加して、「5対0」。「15連敗」中のカンザスシティー相手に「4連敗」中のシアトルが「光明」を見出す。
【8回裏】にはイチローの2ラン(11号)で「10対1」。ヘルナンデスは8イニングスを投げて、3安打11三振を奪う快投。素晴らしかった。【9回裏】にベテラン、ジェフ・ネルソンが2失点していたのには呆れたが。世代交代を感じさせるマウンド。「13対3」でシアトル圧勝! 
Seattle Mariners