野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松井秀、起死回生!(23日・ニューヨーク)

2005-08-24 13:39:01 | New-York Yankees
 先発(スターター)アル・ライターが粘っこいピッチングをして、【8回表】途中まで「2対2」2失点に抑えてきたのに、2番手のタニヨン・スターツが連打を浴びて、勝ち越し点を許して、「2対3」。その裏、2アウト2塁で最近、ヤンキースタジアムで絶大な声援を浴びる2番バーニー・ウィリアムスがセンター前にタイムリーヒットを放って、「3対3」の同点。
 しかし【9回表】にセットアッパーのトム“フラッシュ”ゴードン不在の中、クローザー・マリアーノ・リヴェラを継ぎ込んだものの、同じく2アウト2塁で三遊間を抜かれて、レフト松井秀喜の送球も及ばず、勝ち越し点を献上。万事休すと思われたが……

【9回裏】先頭の松井がライトスタンドへ低いライナーで飛び込む起死回生の同点ホームラン! これで生き返ったヤンキースは2アウト満塁のチャンスを迎え、ルーキーのフェリックス・エスカローナがセンター前へサヨナラ(ウォーク・オフ)ヒットで「5対4」で劇勝! 松井の勝負強さが、土壇場の【9回裏】に炸裂した。
 松井がもたらした勝利。日本の東京ジャイアンツが弱くなるわけだ。松井がメジャーリーグへ旅立った2003年以降、優勝から見放されている。逆にヤンキースは松井がいる限り、優勝に手が届く。勝つための“御守り”のような存在が、松井秀喜なのだと思う。
New York Yankees