野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松坂、あるいは岡島、ボンズと初対決!(16日・フェンウェイパーク)

2007-06-18 13:01:21 | Boston Red-Sox
 初回に先頭のデーヴ・ロバーツ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)を「3-2」から歩かせて、今日(16日)も不安定な松坂大輔(ボストン・レッドソックス)7勝5敗、防御率(ERA)4.52。それでも、2番、3番を打ち取って、2-OUTになるが、4番バリー・ボンズを打席に迎えて、ここで屈辱の敬遠(インテンショナル・ウォーク)指令……<プライド>をズタズタにされた松坂……首を振り、露骨に不服の態度を示した。敬遠の4球目にはストライクコースに強い球を投げ込んだ。

 ボンズとの2度目の対決は【4回表】今度は塁上にランナーがいないから、勝負! 初球=148kmの速球を内角に投げ込み、ボンズがフルスイングで応え、大ファウル! 2球目もキャッチャー(ジェイソン・ヴァリテック)が内角に構えるが、速球(150km)が逆球になって、これを捉えたボンズ。しかし、フェンス手前で失速して、センターフライ。「力」でボンズを抑え込んだ、松坂。

 3度目の対決は【6回表】0-OUT_1,2塁で「ボンズ」。この試合最大の危機(ピンチ)だったが、「1-2」に追い込んで、外のチェンジUpを引っ掛けさせて、セカンドゴロ(併殺は奪えず)。後続も遮断して、この日は7イニングスを投げ切って、降板(112球)。
 まだストレート(ファストボール)がシュート回転する悪い癖が顔を覗き、まだ決して本調子ではないが、ボンズ以外にホームランバッターがいない、サンフランシスコ打線にも助けられ、何とか「仕事」を果した。

 ボンズの第4打席は【8回表】相対したのは、2番手の左腕・岡島秀樹。しかも【6回表】の松坂同様、0-OUT_1,2塁の「大」ピンチの場面。連投の疲れからか、ボールが先行して、苦しいピッチングが続く、岡島。しかも打席には「ボンズ」。
 ボンズに対してもボールが先行して、「0-2」」。堪らず、ジョン・ファレル(ピッチング)コーチがマウンドに向かって、顔面が強張っている岡島に対して「間」を置く。
 その「間」が効いたのか、得意のカーヴで「2-1」にして、意表を突くストレート(139km)で「2-2」。追い込んで、最後も意表を突くストレート(137km)! チェンジUpを予想していたボンズは≪呆然≫と見送って、見逃し三振! 完全に裏を掻いた。

 後続も遮断して、窮地を脱した岡島。「エース」セットアッパーの役割を見事に、しかし、何とか果たして、【9回裏】をクローザーのジョナサン・パペルボンに繋いで、【4回裏】の「主砲」マニー・ラミレスのソロホームラン(第9号)で挙げた1点を守り抜いて「1対0」ボストンの勝利! サンフランシスコとの<インターリーグ>初戦を制した。

松坂、ボンズ封じ8勝目 岡島も粘投で1回零封 (MAJOR.jp)