野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井川の復帰戦、ボンズとの初対決!(22日・AT&Tパーク)

2007-06-24 22:23:55 | New-York Yankees
 メジャーリーグに戻ってきた、井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)。その最初の試合が<インターリーグ>サンフランシスコ・ジャイアンツ、バリー・ボンズとの対戦。このまま先発(スターター)ローテーションに残れるか否か? 左腕はアンディー・ペティット一人だけだから、ヤンキースとしては椅子を一つ空けて待っているのだが……ここまで期待に応えられない、井川。(6試合に登板して)2勝1敗、防御率(ERA)7.63。

 初回、先頭のデーヴ・ロバーツに「2-1」になるが、速球(90MPH)で詰まらせて、セカンドゴロ! 2番ランディー・ウィンには速球(88MPH)にチェンジUpを間に挟んで、3球三振! 3番レイ・ダーラムは「2-2」に追い込んで、チェンジUpを打たせて、サードゴロ! 背番号「29」。阪神タイガース時代の「エース」の風格が漂う、初回のマウンドだった。

【2回表】ヤンキースは先頭の4番アレックス・ロドリゲスが3塁線を割って、ダブル(2塁打)!! 5番ホルヘ・ポサーダが進塁打を打って、1-OUT_3塁になって、6番・松井秀喜がライトに(手堅く)犠牲フライを放って、先制点! 
 7番ロビンソン・カノが、ボンズ(レフト)前に(ポテン)ヒットを放って、8番ミゲル・カイロはライトにファウルフライを打ち上げたが、ライトの観客がこれを掴んでしまって、ファウル。命拾いしたカイロは四球(ウォーク)を選んで、2-OUT1,2_塁で、9番・井川が打席に……
 これが正真正銘、メジャー初打席だったが、井川はファウルで粘って、四球(ウォーク)を奪取! さすがは長年セントラル・リーグで野球をしていた男だ。2-OUT満塁になって、1番に繋いで、ここでメルキー・カブレラが三遊間を破って、「3対0」! 

【2回裏】ボンズとの邂逅……現在(通算)748本塁打(史上2位)≪超大物≫との初対決は、3球目のチェンジUpを打たせて、セカンドゴロ! 5番ベンジー・モリーナには「2-2」から決めに行った速球(91MPH)をセンター前に弾き返されるが、6番ペドロ・フェリスをチェンジUpで松井へのファウルフライ。7番ケヴィン・フランンドセンはセカンドゴロ。

【3回裏】先頭のオマー・ヴィスケルをチェンジUpで翻弄して、空振り三振! 9番マット・ケインは速球(89MPH)で2者連続三振! 1番「俊足」ロバーツにはドラッグバントを決められるが、2番ウィンをチェンジUpで空振り三振! 相手は、ジャイアンツ。黒とオレンジの縁取りのユニフォームだから、その色彩感覚で、「エース」の感覚を取り戻しているのかも知れない(!?)。このイニングはOUT全てを三振で奪った、「K」井川。

【4回裏】先頭のダーラムを歩かせてしまい、4番ボンズとの2度目の対決! チェンジUp2球で「0-2」に追い込んで、キャッチャー(ポサーダ)は外角に構えたが、速球(90MPH)が内角高めの“逆球”になって、これをフルスイングしたボンズが空振り三振! 結果オーライのピッチング。しかし、ポサダの要求通りに外角に投げていたら、「やられていた」かもしれない。変化球が2球続いた後、ボンズは(確実に)速球を待っていた。
 5番モリーナはライトフライ。ライトのボビー・アブレイユがキャッチした後「ウン」と頷く。6番フェリスもセンターライナーに打ち取って、ナイスピッチングを続ける、井川。(この調子なら)もっと続くものだと思ったが……

【5回表】その3番アブレイユが右中間フェンス直撃のダブルを放って、1点追加! 4番A-RODにもセンター前タイムリーヒットが飛び出して、「5対0」! 井川の勝利投手(3勝目)への道は開けたかに見えたが……

【5回裏】ドラッグバントを試みられ、揺さぶってきた先頭のフランドセンに左中間を破られ、8番「守備の人」ヴィスケルにも叩きつけられ、高いバウンドで三遊間を破られ、「5対1」! 
 その後2-OUTにまで漕ぎ着けるが、2番ウィンに「3-1」と苦しくなって、ストライクを取りに行った球を痛打され、レフト線を割られて、2-OUT_2,3塁。3番ダーラムには「2-2」からの勝負球(90MPH)が2球連続(惜しくも)外れて、四球(ウォーク)。2-OUT満塁になって、打席に4番ボンズ……
 強気に速球(91MPH)勝負を挑んで、「2-1」。チェンジUpが高く浮いて、「3-1」になるが、開き直って、渾身の速球(91MPH)を投げ込んで、ファウル! 「3-2」フルカウントになって、引き続き、開き直って、速球(91MPH)勝負を挑むが、今度はボンズが見送って四球(ウォーク)押し出し……「5対2」。

 ここで岡田彰布監督(阪神タイガース)なら「出てこない」。「エース」を信頼して、「エース」に任せるのだが、ジョー・トーリ監督は「出てきた」。ピッチャー交代……日本人ファンからすれば、信じられない光景だが、しかし、それが井川の現状なのだろう。信頼されていない男は、マウンドを途中で去るしかない。……井川とタイガースファンにとっての≪屈辱≫のシーズンは未だ終わらない。

復帰のヤンキース・井川、2失点で勝利逃す=ボンズは749号-米大リーグ (MAJOR.jp)