野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

A-RODが500号を打った、その日にヒューズ撃沈…(4日・ヤンキースタジアム)

2007-08-08 23:02:10 | New-York Yankees
 アレックス・ロドリゲス(ニューヨーク・ヤンキース)が「500号」を達成した日(8月4日)、スターター(先発)のマウンドに上がっていたのは背番号「65」21歳のルーキー、フィリップ・フューズだった。A-RODの記事に埋没して、忘れそうになるが、メジャーリーグ3度目の登板(全て先発)。5月1日の「あの日」以来のマウンドだった。

 初回(カンザスシティー・ロイヤルズ)先頭のデヴィット・デヘスース(個人的には、この名前が好き)を速球(148km~150km)とカーヴ(118km)を交互に投げ分け、セカンドゴロ。ベテラン(37歳)マーク・グルジラネックは全て速球で空振り三振! 3番「若い」マーク・テーエンにはカーヴ2球で入り、速球で追い込んで、最後はピッチャーゴロ! 安定感抜群のピッチング! 背番号「29」とは大違いだ。 

 A-RODが初回に「500号」を打った余韻が残る【2回表】は、先頭のビリー・バトラーを「0-2」に追い込みながら、四球(ウォーク)。一瞬、若さを感じさせたが、続く5番ロス・グロード、6番<プロスペクト>アレックス・ゴードン、7番「父親はヤンキースの1塁コーチ」カルロス・ペーニャを3者連続三振! 速球が悉く低めに集まり、コントロールにブレがない。「あの男」とは全然違う……

 しかし【3回表】先頭のジョイ・ガスライトにレフト線にフラフラと上がった打球! レフトの松井秀喜は「ファウル」と判断したが、(塁審の)判定は「ファウル」ではなかった。VTRを見れば一目瞭然、ラインの外側なのだが、判定は覆らず(2塁打)……ここからリズムを崩す21歳。
 9番ジェイソン・ラルーの初球にカーヴを放るが「サインミス」でキャッチャー(ホルヘ・ポサーダ)が捕球できずに、0-OUT_3塁。ラルーは討ち取るが、1番デヘスースにセンター前に弾き返され、1失点。37歳は打ち取ったが、若者にレフト線に運ばれ、2失点…… 

 勝利投手の権利が懸かった【5回表】ヤンキースの「6対2」のリードで迎えたが、先頭のガスライトを歩かせて、1-OUT後、1番デヘスースに「1-2」と追い込みながら、ライトスタンドに放り込まれ、「6対4」! これがデヘスースの≪恐さ≫。チョッとバッティングフォームが、往年の田尾安志(中日ドラゴンズ)に似ている。
 37歳は抑えたが、3番の若者にセンター前に弾き返され、4番バトラーに右中間を破られ、「6対5」1点差に……ここで降板。セットポジションになると多少、球威が落ちるのかもしれない。
 この後を受けた2番手の左腕・マイク・マイヤーズが左バッターのグロードに(同じく)右中間を破られ、「6対6」同点に追いつかれる……哀れ、この「ベテラン」マイヤーズは後日、解雇されてしまった。この試合が(直接の)原因だったのかもしれない。

It’s Gone!~Aロッド500号を3安打の松井秀が冗談で祝福 (MAJOR.jp)


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