野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松坂、落選!(12日・ボストン)

2007-11-13 22:12:06 | Boston Red-Sox
『WBC』MVPの松坂大輔(ボストン・レッドソックス)でも『新人王』(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)を獲れなかった。しかも屈辱(?)の4位。これは悲しむべきことなのか、それとも日本のプロ野球で活躍した選手は(今後は)『新人王』レースから除外される(かもしれない)流れを受け入れるべきなのか? 

 しかしスプリング・トレーニングから始まって、レギュラーシーズンが終わるまで、たとえ日本のプロ野球で実績を残した選手でも等しく「新人」(ルーキー)の扱いを受ける。審判団からは、新人に対しては厳しい判定が意識的にされるし、チーム内からはシーズンの途中に扮装をさせられる“儀式”が強要される。それでも、シーズンが終わったら、日本人選手は別物に扱われ、新人王の選考では不当に低い評価をされる。

 今シーズンに限っては、マイナーリーグからの叩き上げ、ダスティン・ペドロイア(ボストン・レッドソックス)の活躍はめざましく、松坂は「18~20勝」しなければ、攻守に秀でたペドロイアへの好意の眼差しは消せなかっただろう。
 しかし、2003年に松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)を振り切って、新人王に輝いた(ペドロイアと同じ)内野手、エンジェル・ベロア(カンザスシティー・ロイヤルズ)は2年目(2004年)から大不振に陥り、2年目のエラー数は(記録的な)28個。年々成績を落とし、今シーズンは打率.091。9試合の出場に留まり、マイナー落ちを余儀なくされた。そういう選手もいる。

 ペドロイアもそうならないとは限らない。(何となく、名前も似ている)松坂とは同じチーム。ボストンファンの監視の下、両者のその後は(ポジションが違うとはいえ)比較されることになるだろう。ペドロイアには、ベロアが嵌った「2年目のジンクス」との戦いが待っている。松坂にはポストシーズンで垣間見せた≪本領≫発揮が望まれる、2008年。

ペドロイア、松坂と岡島に大差つけア・リーグ新人王に (MAJOR.jp)


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