野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

“大魔神”去りし街…(9日・シアトル)

2005-04-12 14:03:06 | Seattle Mairners
 スターター(先発)42歳の左腕ジェイミー・モイヤーが何故か、9番のベテラン、サンディー・アロマーJrに全打点を挙げられるタイムリーを2本浴び、3失点で降板。しかし、シアトル・マリナーズも【8回裏】に一挙4点で逆転し、【9回表】はクローザー、エディー・グアダードに託したのだが……2番ハンク・ブレイロックに2ランを浴び、1点差に詰め寄られ、それでも何とか2アウトに漕ぎ着け、セーフコ・フィールドの観客のスタンディング・オヴェーションの中、誰もが勝利を信じていたが……

 5番リチャード・ヒダルゴに2ランを浴び、「6対7」逆転される。シアトルの観客は「ササキがいればな……」と嘆いたことだろう。しかし、この同じ日、日本で佐々木主浩(横浜ベイスターズ)は、阪神タイガース戦(日本時間10日・甲子園)でサヨナラヒットを打たれて、敗戦投手になっていた。思えば、シアトルの低迷は“大魔神”佐々木の突然の退団から始まっている。佐々木によってもたらされた数々の栄光は、彼が去ったことにより、そのカウントを止めた。再び、動き出すためには……?

A・ロッドの失態!(6日・ニューヨーク)

2005-04-11 15:18:10 | New-York Yankees
 信じられないプレー、だった。ニューヨーク・ヤンキースが1点リードの【9回表】1アウト満塁でサードゴロ。そのままベースを踏んで、1塁へ送球、あるいはホームに送球して、ダブルプレーでゲームセットのハズだったのだが、サード(三塁手)アレックス・ロドリゲスが弾いて、1アウトも取れず、守護神(クローザー)マリアーノ・リヴェラが逆転打を許して、「3対7」。リヴェラの2試合連続のセーヴ失敗で、ヤンキースは痛い星を落とした。それにしても、Aロッドよ……

 この日は【4回裏】に今シーズン初ホームランを放って、いよいよエンジンが掛かってきたか、と思われたが、この手痛いエラーによる敗戦。昨シーズンのチャンピオンシップ・シリーズで苦杯を舐めた「宿敵」ボストン・レッドソックス相手に、開幕戦で<スウィープ>を食らわす絶好のチャンスだったのだが、結局「2勝1敗」の勝ち越しのみ。Aロッド本人もボストンには(例のプレーで)シーズンオフに口撃されて、最初に倒しておきたい相手だっただろう。ヤンキースタジアムの観客も失望。55,165人(実数)の溜息は巨大だ。

マリナーズ、逆転負け!!(5日・シアトル)

2005-04-09 12:03:57 | Seattle Mairners
 ミネソタ・ツインズのスターター(先発)は、昨シーズンの『サイ・ヤング賞』左腕ヨハン・サンタナ。「苦戦」が予想されたが、初回に一挙4点を取って、今年のシアトル・マリナーズは違うな、と思わせたが、スターターのギル・メッシュが5回に崩れて、大量7失点! 4回までは150㎞のファストボールとカーヴを駆使して、いいピッチングをしていたのだが……やはり、シアトルの課題は投手陣。打線は強化されたが、投手陣は手付かず。開幕投手を42歳の左腕ジェイミー・モイヤーに任せた、今シーズンも「真のエース」不在の状況は続きそうだ。

 それにしても、【YUNKER・Sato】。ダッグアウトの前で目立っている。ちょうどイチローの座る定位置の目の前。計算され尽くした演出か? 【YUNKER】の場合、メジャーリーガーにもファンが多いから(ボストン・レッドソックスのデヴィット・オルティーズ等)嫌味にはならないし、さりげなく配置されているが、ヤンキー・スタジアムの【読売新聞】は「別格」。あれは日本の恥、だと思う。

 そういえば、この日(6日)のNHK衛星放送では、ちょうどマリナーズの初回の猛攻の際に、L字画面で「東京マーケット情報」を延々流していて、せっかくのいい場面が台無し! ハイヴィジョンでは流れていないから、NHKのアナウンサーも「ご了承ください」の一言もない。こうやってBS視聴者に不満を募らせ、ハイヴィジョンに誘う作戦か? そんな手(策)には乗らないゾ!! 

松井秀喜、2試合連続!(5日・ニューヨーク)

2005-04-08 11:58:56 | New-York Yankees
 やはり、野球は生(中継)観戦が「いい」。MLB(メジャーリーグ)の場合、日本時間の午前中に試合が行われるので、なかなか生中継は見られないが、5日の深夜2時から「ボストン・レッドソックスvsニューヨーク・ヤンキース」の生中継を見ていると、興奮した。LIVEの醍醐味を久々に味わった。その試合、松井秀喜が最初の打席で、先発(スターター)マット・クレメントの高速スライダーをライトフェンス直撃のツーベース!! そして第2打席でライトスタンド最前列に飛び込む技ありのホームラン!  この感動は何ものにも代え難い……!!

 インサイドに食い込んでくるスライダーを体勢を崩されながら打ったホームランだったが、昨シーズン、野茂英雄(当時ロスアンジェルス・ドジャース)のフォークボールを、こういう打ち方でホームランにしたのを思い出した。それにしても、【読売新聞】。昨シーズンに引き続き、今シーズンもライトスタンドに堂々と広告。今年は撤去してくれないかな、という淡い期待は露と消えた。「オレは永遠に読売から逃れられないのか……」松井の慨嘆(?)は続く。

マリナーズ、好発進!(4日・シアトル)

2005-04-08 11:55:54 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズが開幕戦(4日)を「5対1」で好発進。しかし、ヒットを打ったのは、イチロー(2本)と新戦力のエイドリアン・ベルトレー(1本)とリッチー・セクソン(2本)の5本のみ。セクソンがホームラン2本で全5打点を挙げる活躍だったが、昨シーズンは、この二人がいなかったから、「99敗」した。今シーズンは、この二人が加わって、好発進だが、イチロー以外の主力メンバーの貧打は相変わらずか。とりわけ、5番ブレッド・ブーンの精彩の無さが気になった。 やはり、あの問題(ステロイド疑惑)が禍しているか? 

メッツ、最悪のスタート(4日・シンシナティ)

2005-04-07 11:50:37 | New-York Mets
 松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)が開幕戦でホームランを放ち、イチロー(シアトル・マリナーズ)もマルチヒットで好発進。そんな中、松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)も負けじと2年連続、開幕戦・初打席でホームランを放ったのだが、ノーテレビ。井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)のデビュー戦で割を食った形だ。試合も「6対3」とリードしながら、クローザー(ブランデン・ルーパー)が9回裏に捕まり、「6対7」のサヨナラ負け。オフの大型戦力補強で一躍、「優勝候補」の本命視されながら、この最悪のスタート。ワールドシリーズの<サブウェイ・シリーズ>対決は「夢のまた夢」か……?