今日は子育て5つの方針の3番目≪集中力・理解力・実行力≫の実行力について、ちょっと説明しますね。
方針3 ≪集中力・理解力・実行力≫
(3)「実行力」をつけましょう。
「実行力」とは自分の頭で考えたり、決めたことや、人から言われたことを実際の行動に移す力です。
人は誰でも(子供でも)新しいこと(初めてのこと)や気が進まないことを実行するためには大きな精神エネルギーが必要となります。だから、始めてしまえばドンドンやるのにとりかかるまでに時間がかかるというのは普通のことです。だから、「すぐにやりない!」とか「ぐずぐずしてないで、すぐやりなさい!」と叱っても、やれないか、叱られたくないので渋々やるだけです。
Q:では、どうすれば「実行力」がつくのでしょうか?
Ans.まずは、親子で習慣として実行すると決めたことを行動習慣として「実行する」のです。これを習慣として繰り返していくと、決めたことを実行するのが楽しみになってきます。
具体的には、
1)お子様と相談しながら、年齢なりの「できたらいいねリスト(やるべきことリスト)をつくります。
2)それをお子様が1つ実行できたら、周囲の大人達がお子様を褒めちぎり、お子様の努力を認めるのです。(アクナレッジメントを与える。)
3)そして、「できたらいいねリスト」の別の項目を実行するように仕向けます。そして実行したら周囲の大人達がお子様を褒めちぎり、お子様の努力を認めるのです。この繰り返しをしばらく(3週間ぐらい)するのです。
自分がなにか実行するといつも家族みんなが褒めてくれ、自分の努力を認め、評価してくれる。
それが本当に嬉しくて(幸せに感じて)お子様はまた新しいことに挑戦し、実行したいと思うのです。
つまり、この繰り返しがお子様に実行力を身につけさせる秘訣なのです。
お子様を良き方向に導こうと思ったら、何事も、3週間続け、行動習慣にまで高めましょう。
「3週間で行動習慣」作戦です。