今日は子育て5つの方針の4番目≪知識・学力≫について、説明しますね。
方針4 ≪知識・学力≫
(1)「国語関係」
お子様が新しい言葉を覚えたら褒めちぎりましょう。最近憶えたその言葉の遣い方がおかしかったら、全否定をせずに笑顔でやさしく正しい言葉遣いを教えてあげましょう。とにかく、お子様が「わんわん」などの赤ちゃん言葉ではなく、「いぬ」と普通の言葉を憶えて、つかったら褒めるのです。
そうは言っても、知識の吸収は耳からだけだとどうしても限界があります。そこで、次の段階として、ひらがなを読めるようにしてあげるのです。この時点ではまだ読みだけです。同時に「書き」を教えてはいけません。「書き」は「ひらがなの読み」が完璧になってからです。但し、自分の名前だけは書き練習をしても良いです。
「ひらがなの読み」を憶えさせ、さらに、語彙を増やし、小学校受験にも役立つおすすめ教材が公文の「ひらがなカード」です。これは20数年前から書店で販売されていて隠れたベストセラーです。
ひらがなを読めるようになったお子様は急に世界が広がります。本や図鑑を読んでもらわなくても一人で楽しめるからです。
本好きにする⇒知識が広がる⇒さらに知的好奇心が広がる⇒読解力・理解力も育成でき⇒一人で読んでもわかるからさらに本好きになる。「良い循環」が始まります。
ところで、なにかを幼児に記憶させるコツですが、≪スイッチバック記憶法≫がおすすめです。
*≪スイッチバック記憶法≫とは
例えば、ひらがなの読みを憶えさせるとき、
1)初日はひらがなカードをお子様に好きなカードを5枚だけ選ばせ、その5枚のカードにあるひらがなの読みだけをおぼえさせます。
2)翌日も5枚選ばせますが、初日に憶えたカードを復習して確認してから、今日の新しい5枚を憶えさせるのです。
3)3日目は1日目の5枚と2日目の5枚合わせて10枚の復習をして確認してから3日目に選ばせた5枚を憶えさせるのです。こうして、必ずスイッチバックしてから新しい5枚を憶えさせると記憶が定着し、記憶シナプスがつながっていくのです。
*ひらがなの読みや数を憶えさせようとしたのにお子様がなかなか憶えられないとき、ガッカリしないでください。まだ、大脳の記憶シナプスがつながっていないだけですから。お子様の好きなものの何かを憶えることを繰り返すと記憶シナプスがつながります。男の子なら、例えばお子様が好きなものが車なら車の名前を覚えることから記憶シナプスを繋げていきましょう。それは電車でも飛行機でも動物でも何でも良いのです。女の子なら、お花の名前、動物の名前、お料理の名前を憶えることから始めても良いです。
長くなったので(2)「算数関係」については次回としますね。