jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

Impression of Audi A3 Signature Edition (1)

2024-05-18 | 

 

最近の車はスマホ化が進み、各種の操作がパネル・タッチで行われるそうだ。確かに、先日、SMのイベント・スペースで国産車の新型のキャンペーンがあり、D、N、R、Pのシフト・レバーが無くなり、パネル操作になっていたのには驚いた。なにも、そこまでしなくても、と思うけれど、先進技術の競争なのか? スマホ化と技術革新とは違うのでないか。

今まで、ずっとシリンダー・キー、ちゃんとしたシフト・レバーに馴染んて来た者にとってスタート釦を始めとするオペレーションの変化は、車検時の代車で少しばかり経験しているものの、頭がスムーズに働かない。このA3もシフト・レバーが小さなデザインものとなり、しかも、Pの位置がわざわざ単独のタッチ釦に移った。やり難く、しかも面倒ですね。

最初に困ったことは駐車し、エンジンを切った後、窓を開けようとパワー・ウインドウ釦を押しても開かないですね。わざわざエンジンをかけないでアクセサリー(電装品)・オンの状態にするオペレーションが、ブレーキを踏まないでスタートボタンを押す、とは頭が回らないですよ(笑)。

また、このスポーツ・バックはハッチ・バックなのでセダン(今までずっと)で言う所の所謂、トランク・リッド(蓋)という概念ではなく、5ドアという仕組みなんですね。だから運転席付近にあるはずのトランク・レバーがない。ドアが解錠状態であれば、リア・ゲート(背面ドア)も同時に解錠されているワケです。カミさんが買物荷物を入れようと、「開けて」、と何度もトントンしてもそのレバーが見つからなく焦りましたよ。また、リモート・キーにある2X・トランク釦を何度押しても反応しません。うぅぅぅ、ちょっと腹が立ちましたね(笑)。トランク釦の絵表示は何なのだ(セダンと共用か!)、紛らわしい。取説に書いてあったのかな? 気が付かなかったかもしれないなぁ。

そもそも、意中の車でなかったので、的外れで頓珍漢な辛口の印象が出るやもしれませんが、備忘録としてImpressionを続けていきますので、暇つぶしにお付き合い下さい。


㊙ 愛聴盤 ・・・・・ BREAKTHROUGH & DEBUT IN BLUES / GENE SHAW

2024-05-12 | ジャズ・tp

ガイド・ブック等で紹介される歴史的名盤を始めとする名盤の類だけではジャズの「奥深さ」を計ることは出来ない。今回の二枚は、名盤群とは対岸以上、遥かに離れた作品だが、なかなか味が有ります。

ジーン・ショウはマイルスと同じ1926年(6月)、デトロイトに生れ、tpを吹き始めたのは二十歳位からと、当時としてはかなりの奥手です。なんでもガレスピーを聴き、「この位、オレにも吹けるぞ」と、大ほらを吹き、仲間から「何、バカな事を!」と叱責され、相当凹んだそうです(笑)

ショーがジャズの表舞台に登場したのは、ミンガス・バンドの‘TIJUANA MOODS’(RCA・57年)と‘EAST COASTING’(BETHLEHEM・57年)ですが、傑作と誉れ高い”TIJUANA MOODS”は、ワケあって5年間もお蔵入りの憂き目に遭い、名の浸透が大幅に遅れてしまったようです。そうした不運を乗り越え、ショー、36歳になってやっと初リーダー作としてリリースしたのが、この”BREAK THROUGH”(ARGO)。荒れ果てた雑居ビルの窓からtpを吹くカヴァが意味するものは、タイトルそのものです。

 


演奏スタイルは、所謂、ハード・バップですが、一般的に連想するゴリ味とチョット異なり、独特のアーバン・テイストをたっぷり含んだノリの良い演奏です。でも、甘さに流されない所が、ミンガス・バンド出身のショーの真骨頂ではないでしょうか。
ショーのtpは音色からして地味な部類に入り、大別すれば、例えば、ハバード、モーガンのようにブリリアントで華やかなプレイではなく、むしろマイルス、ドーハム系のタイプで、妙に聴き手の感情を擽りますね。
そうした彼の特長が、この初リーダー作で全開している。また、どこまでもコルトレーン・マナーを貫き通すモリソン(ts)の好プレイも聴きものですし、シンプルながら洗練されたテイラーのpも不思議な魅力があります。

まず、一発目、テイラーのオリジナル・ブルース‘Autumn Walk’で殺られてしまう。‘Autumn’を感じさせるショーのtpと‘Walk’をイメージしたモリソンのtsとのブレンドが実に心地よいです。二曲目以降もソフィスティケートな好曲、好演が続きます。それにしても、まったく無名のモリソンのtsって、ホント、Gooですよ。驚きです!

そして、本盤のキラー・チューンは、ラスト・ナンバー、”It's A Long Way”、ワルツ・ビートに乗って、ショーが揺れながら呻くようにメランコリーなソロを吹き、続いて、コルトレーン本人でも真似できないほど切なくも、やるせなく歌い上げるモリソンのts、そして、センチメンタルなテイラーのp、もう痺れっ放し!!! 完全にノックアウトです。

続いて、

 

ARGOの本拠地、シカゴって行ったことがないけれど、どんな町なんだろう? このレコードを聴くと、忽ち爽やかな「風」が吹き始め、シカゴまで乗せていってくれる気分になる。町全体がソフィスティケートな雰囲気に包まれ、本作の主人公であるショーがオーナーでもあるナイト・クラブ兼スクール‘Old East Inn’のように、粋なジャズが街角のいたるところで流れているようなそんなイメージが湧いてくる。今まで持っていたちょっとアーシーなイメージとはまるで正反対です。

本作が録音された63年と言えば、「モダンジャズ・灼熱の時代」のはず。そんな時、これほど都会的センスに満ちた演奏がされていたとは、驚きを隠せない。しかも、ショーといえば、一癖も二癖もあるミンガス・グループの出身を考えるとなお更である。

タイトルが示すように、全8曲、ブルージーでありながら洒落た演奏が繰り広げられる中、蠱惑(こわく)的とでも言うのだろうか、ショーのtpのトーン、吹き方にぐんぐん引きずり込まれてしまう。ライナーノーツでJOE SEGALはジーン・ショーをデトロイト時代(ショーの生れ故郷)は‘mellow-toned trumpeter’と解説しているが、その後、こうしたオリジナリティのあるスタイルを身に付けたのだろう。
相当な訓練を求められるアレンジの妙、そして共演者の好演、中でも薄味ながらソウルフルなテナーを聴かせるJ・ピータース等々、聴き所も多い。

前作の”It's A Long Way”同様、ラスト・ナンバー”Traverog”でのショーのか細く途切れそうなプレイが聴き手の感傷を激しく刺激する。両作ともラストに決め球を用意するとは、いかにもショーらしいですね。ショーのオリジナリティ溢れる妖しい世界に酔い、溺れるのも、またよし!

ショーはともかく、他のメンバーもほぼ無名で、今更「知られざる名盤」と盛るつもりはありませんが、メジャー、三大ジャズ・レーベルからは生まれないサウンドが実に心地良い。


グランド・オープン 中日ビルとFACE RECORDS

2024-05-06 | ジャズ・etc

京都・奈良へ旅行した娘夫婦、孫が帰りに立ち寄り、二泊して東京へ戻りました。一歳半の男の子が居ると家の中が明るく元気な雰囲気に包まれる。国家も同じで、高齢者が増え、子供たちの数が伸びないと衰退してしまう、と実感しますね。

通常モードになり、名古屋の繁華街、栄地区にG・W前、グランド・オープンした中日ビルへ出かけた。地下3階、地上32階、ホテル、オフィス、文化施設、医療モール、そしてショップ&レストラン等々を備えた複合・高層ビルに生まれ変わりました。連日、満員御礼の日が続いているようです。

 

 

新しい商業ビルを見る楽しみの他に、興味が湧いた理由に、東京(渋谷)から東海地区初の出店となるフェイス・レコードです。新しい切り口で運営するのかと思いましたが、あまり・・・・・、ただ、気が付かなかったかもしれませんが。

 

 

7Fの屋上広場からの眺めです

 

 

久しぶりに直ぐ近くにあるDU名古屋を覘きました。手ぶらで帰るは寂しいのでこのCDを。

 

評判宜しくないボーナス・トラック無しのオリジナル・フォーマットなので、ひょっとして初版ものかな、と思いましたが、ドイツ製の再発ものでした。オリジナルLPと同じ1981 Warner Bros.の表示が紛らわしいなぁ(笑)、ただ、CD自体の市販時期は1982年からなので勘違いですね。

 

ワン・コインの安さのせいか、pもbも影武者が演っているような音で、これではCDの音に不信感を持たれますね。ま、ワン・コインでぶつぶつ言う方がイカンけれど(笑)。


これ、いいね ・・・・・Reference 6NX

2024-04-25 | お遊びオーディオ

 

本意は上位モデルのReference 7NX(オルトフォンのライン・ケーブル)ですが、最近、人気なのか?NETで出物が少なく、Upされてもすぐ売約が入ってしまう。6NXはこれまでずっとスルーしていましたが、もうのんびりしていられないですね(笑)。美品が出てきました。即、リーチです。

今、7NXはメインのラインで2本、使用し、満足しており、この6NXはMONO中心のサブ・ライン、マッキンの34VとカウンターポイントM2の間に使う予定です。現在はベルデンの8412を使っている。恐る恐る(笑)電源を入れと・・・・・、下位モデルの杞憂は吹っ飛びましたね。古参のカウンターポイントM2は最良の状態になるまで小一時間ほど掛りますが、いきなり全開モードに入っている。音の密度が格段に上がり、上も下も妙な強調もなく自然に伸び、透明感ある7NXに較べエネルギッシュなのでJAZZに向いています。ベルデンの8412はCPが高く、優れたライン・ケーブルですが、さすがに分が悪いです。

”A GARLAND OF RED”を

A面TOP”A Foggy Day”、B面TOP”September In The Rain”の出来が良く、ゲルダー録音で、鼻詰まり気味ながらキビキビしたガーランドのpに光沢感があり、テイラーのブラシが心地良く響き、チェンバースのbも輪郭がぼやけることなく決まっている。彼のアルコをネガティブに言う方々がいますが、本作なんか、ラフでも凄くジャジーではありませんか。

 

㊙愛聴盤の一枚を、”TENORS HEAD-ON / BILL PERKINS and RICHIE KAMUCA"(LIBERTY LRP 3051)

若く張りのあるカムカと悠長なパーキンスのブレンドが心地良く、違いはハッキリしているにも拘らず、途中、何故かブロンド嬢状態になります。

全体にカムカのテナーの方が出来は良いですが、B-2”OH!Look At Me Now”では、春風駘蕩と言われるパーキンスのテナーの真骨頂が聴けます。


Welcome・・・・・ ようこそわが家へ ・・・・・

2024-04-17 | 

 

 

 

 

Audi A3 Signature Edition(スポーツバック) が新しく家族の一員に。

フロント・グリルのフレームを始め、サッシ、エンブレム等々、光り物を全てブラック仕様にして、装備も充実したモデル。ボディ・カラーはグレー(マンハッタン)を選択したので、コンパクト感、ビター感がより増している。専用ホイールは18インチにUpされ、スポーティ感は強調されている。

一週間が経ち、市街地を100キロほど走ったけれど、トランスミッションの違い(アベンジャーのトルコンとA3のSトロニック)からドライブ・フィーリングがかなり違う。発進時がやや苦手のようですね。SトロニックはVWのDSGと同じでちょっと?の部分がありますが、ま、過度に引きずらなくても良い、と判断しました。

むしろ、この取説は如何なものだろう? 解説の半分近く、警告、注意、アドバイス等々で占められ、まるで、クレーム防衛・対策集です(笑)。これじゃ、ドライブが難行・苦行に思える。「習うより慣れよ」と言われるけどなぁ・・・・・、大らかなアメリカン・マッスルがもう懐かしく思えます。一種のホーム・シックですね。

スタートからずっこけましたが(笑)、少しずつ・・・・・。今日、モーニング・コーヒーに出掛けた際、車外に出ると「スマホをお忘れです(ワイヤレス充電中)」の音声メッセが流れた。こんなの、もうスタンダード、と笑われそうですが、浦島太郎の自分には、ちょっと新鮮でした。