きょうは世界遺産アカデミー主任研究員の目黒正武さんの『世界遺産からの
メッセージ』というセミナーに参加しました。
今年、2011年には小笠原諸島と平泉が世界遺産に登録されたばかりです
からニュース性もあって聴衆も熱心でしたし、パワーポイントを駆使したレク
チュアが興味ぶかく充実した時間でした。
「印刷の世界遺産」といえばベルギーのアントワープにあるプランタンで、
「モレトウスの家屋・工房・博物館」の複合体を1つにして2005年に世界
遺産として登録されているのが有名です。
私がはじめてプランタンを訪ねたのは昭和60年でしたが、平成元年のユー
ロパリア89ジャパンのとき、アントワープで開催した「現代日本ポスター展」
の担当でしたから会期中に2度、3度プランタン博物館を観ることができました。
その2,3年後にマドリッドで「ジャパンプリント」があったときも田中一光
さんをご案内した記憶があります。
アントワープといえばヴェネツィア、パリ、リヨンと並んで出版業の拠点でし
たから、16世紀のクリストフ・プランタンの盛業は大変なものでした。
その当時の印刷機が並んでいる工房、印刷した稀覯本、そして家族の食堂まで当
時のまま保存されているのには驚きました。
世界遺産に登録されたのは、それから10年近く経ってからですから遅きに失し
た感さえありました。
私は世界遺産とまではいかなくとも、いまのうちに「日本の印刷遺産」を日本
印刷産業連合会あたりで設定してほしいと思います。
メッセージ』というセミナーに参加しました。
今年、2011年には小笠原諸島と平泉が世界遺産に登録されたばかりです
からニュース性もあって聴衆も熱心でしたし、パワーポイントを駆使したレク
チュアが興味ぶかく充実した時間でした。
「印刷の世界遺産」といえばベルギーのアントワープにあるプランタンで、
「モレトウスの家屋・工房・博物館」の複合体を1つにして2005年に世界
遺産として登録されているのが有名です。
私がはじめてプランタンを訪ねたのは昭和60年でしたが、平成元年のユー
ロパリア89ジャパンのとき、アントワープで開催した「現代日本ポスター展」
の担当でしたから会期中に2度、3度プランタン博物館を観ることができました。
その2,3年後にマドリッドで「ジャパンプリント」があったときも田中一光
さんをご案内した記憶があります。
アントワープといえばヴェネツィア、パリ、リヨンと並んで出版業の拠点でし
たから、16世紀のクリストフ・プランタンの盛業は大変なものでした。
その当時の印刷機が並んでいる工房、印刷した稀覯本、そして家族の食堂まで当
時のまま保存されているのには驚きました。
世界遺産に登録されたのは、それから10年近く経ってからですから遅きに失し
た感さえありました。
私は世界遺産とまではいかなくとも、いまのうちに「日本の印刷遺産」を日本
印刷産業連合会あたりで設定してほしいと思います。