活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

うなぎのシラス、やーい

2012-06-20 13:48:52 | 活版印刷のふるさと紀行

 今年の「土用の丑の日」は7月27日だそうです。デパートでもスーパーでも今から、予約受付に大わらわですが稚魚の不漁とかで品薄で値段はかなり高めです。

 うなぎ好きのわが身にとってはうなぎの値上げはチョッピリどころかかなりこたえる話です。そういえば、最近、行きつけのうなぎ店でも客足が前より減った感じですし、以前多かった家族連れ、友達と一緒の顔ぶれより、いかにも「うなぎ好き」とみられる1人客が増えているように思います。

 斉藤茂吉先生は生涯に千匹胃袋に納めたとなにかで読みました。その十分の一も覚束ない当方がうなぎ好きを名乗っていいかは甚だ疑問ですが私なりに旨かったうなぎの思い出はかなり持っているつもりです。たとえば、『活版印刷紀行』の取材のとき、九州、諫早で食べたうな重。重箱ではなく、湯気が抜ける小穴のついた陶器の容器もめずらしかったし、天然ウナギの味とともにわすれがたい出会いでした。

 それから京都で食べたうなぎが上下2段に入っているうな重も格別でした。それと名古屋の櫃まぶし、三島のうなぎもよかったです。そうそう柳川で舟を降りるとうなぎが待っていました。名古屋勤務のころ、瀬戸までクルマをとばして食べに行ったうな丼、あれも忘れがち味でした。当時、9百円でした。 

 東京では宮川本厘ファンですが、東京風の蒸しの加わる蒲焼もいいですが、関西風の蒸さないでコッテリ濃厚の蒲焼も大好きです。スペインではうなぎの稚魚をオリーブオイルに唐辛子とニンニクを入れて煮た料理や稚魚をからめたパスタなど、レストランでうなぎの稚魚が幅を利かせていましたが、いまでもそうでしょうか。

うなぎの稚魚シラス、やーいです。夏休みには天然ウナギの食べられる奥三河にでも足を延ばしたいものです。それとも四国まで行きますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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