活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

海の日に東京港をひとめぐり

2012-07-17 12:32:36 | 活版印刷のふるさと紀行

 東京ゲートブリッジのところでたいていの東京港遊覧船は引き返すことになっているらしいのです。私たちの乗っている水上ボート“海舟”もそうでした。このゲートブリッジが開通したのは、今年、2012年2月でした。何度かクルマで通ったことはありますが、こうして海から対面するのははじめて。想像通りちょっとしたもの。本日見た最高の景色でした。ゲートの長さ2,618m、海面から道路までの高さは54、6メートルと聞くとかなりのはずですが、新参者のくせに意外に胸をはって東京港の風景にとけこんでいます。

 「海の日」、たまには身近でもめったにつきあいのない東京港を見てやろうと出かけたのですが、目に飛び込んでくるのはコンテナふ頭と赤いキリンのニックネームを持つ荷役機械ガントリークレーンの行列ばかり。だから、ゲートブリッジと羽田空港に降りる航空機の遠景が救いでした。それと、舷側のすぐ下で波を縫って飛ぶ小魚(あじ?)の多さが意外でした。

 “海舟”のコースは青海客船ターミナルを出て、レインボーブリッジ、大井ふ頭、羽田空港D滑走路、東京ディズニーリゾート沖、東京ゲートブリッジ、お台場海浜公園でした。

 たしかに、年間6,000隻を超える外国船が入る国際貿易港であることやコンテナふ頭の多さから東京港が物流拠点であることはわかりますが、もうちょっと詩情を期待していました。でも無理でした。やっぱり、夜の方でしょうか。夜景と納涼を売り物に日の出桟橋から出る御座船安宅丸を見かけましたが、安宅丸の飲み放題つきの料理コースはちょっと魅力です。

 しかし、私の個人的体験や趣味からいわせていただくと大田区の城南島海浜公園で海の景色と羽田空港へ着陸する航空機の巨大な翼やおなかを仰ぎ見た日の方が東京港が身近かで楽しかったと思います。

 船をおりると、お台場海浜公園の砂浜でペーパーランプにろうそくの灯をともして地上絵を楽しむ「海の灯まつり」の準備が始まっておりました。写真の左の船は安宅丸。右はご厄介になった“海舟”

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする