活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

海と山と新村則人

2010-10-10 13:27:48 | 活版印刷のふるさと紀行

 海と山と新村則人 ズバリ、これがギンザ・グラフィック・ギャラリーの
第291展のタイトルです。参考までに会期は2010年10月28日までです。

 実は神田川大曲塾の第19回印刷文化研究会で大日本印刷の文化戦略レクチュアーを受ける前にこの展覧会を見学したのです。

 感激しました。感動しました。
ギャラリーの1階は壁面が全部、瀬戸内海周防の浮島(うかしま)の海と島と空。もちろん、カラー写真ですが、まるで自分自身が浜辺にたたずんで、夕日に包まれて潮騒を聞いている
ような不思議な感動に包まれる極上の空間でした。

 さらに、会場中央に古びた小さな伝馬船がもやっていて、そこで新村さんのポスター作品が
映像で見られました。
地階ギャラリーでは花や草木や樹木を素材にしたかずかずのピュアでやさしい
それでいて独創的な新村則人のエコロジカルな作品に思わず引き込まれてしまいました。

 特別に制作者ご自身から一つ一つの作品の意図や制作経過、ご苦労をうかがうことができたのもギャラリーでは初体験、価値ある見学でした。

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