青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

西伊豆の味 秋の鯵

2009年11月19日 21時20分21秒 | 日常

(画像:ツリマプを頼りに)

西伊豆に来たならば、やっぱなんか海のモノを食いたいと言う事で…
こっちの方だと、駿河湾の深海魚なんかが有名なんですがね。
選ぶのも目移りするほど道すがらに店はあるのですが、ツリマプにお任せの店選びが結局無難かな、とw
パラパラとページをめくって西伊豆は宇久須の「三共食堂」へ。
「こあじ寿司がうまい!」のだそうです。

寿司が有名な店らしいですが、店内は至って普通の食堂風。
宇久須と言う小さな漁港の路地にある店で、決して目立つ場所にある店ではないです。
実は、この街には「元祖・こあじ寿司」の店がもう一軒あるそうで。
どちらも元祖と言う事は、その裏には結構なドロドロの商標を巡る争いがあったりするのだろうかw
一応食堂なんで雑多なメニューがありますが、周りを見るとやっぱりみーんな「こあじ寿司」。
じゃ、それ2つ!

これが西伊豆は宇久須名物「こあじ寿司」。
シャリ・大葉・アジの身・ネギの輪切りにおろし生姜をあしらったものです。
ただのアジの寿司だったらそれこそかっぱ寿司でもいい訳ですが、
さすがにそのレベルと比べると手が込んでますね~。
そのまま醤油の小皿にネタを付けようとすると上部の薬味が落下するので、
薬味部分を箸で取り、醤油に浸してから寿司の上に戻して食うのがポイントらしいw

アジの寿司と言えば、東海道線沿線では「大船軒」の駅弁なんかが有名ですね。
ああいう酢で締めてる感じのアジの寿司を想像していたんですが、
酢は僅かにシャリに感じるのみで、正真正銘今朝上がりのアジの身は生のまま。
またこのアジの身がねっとりと脂が乗ってて、舌にまつわりつくように美味しいですなあ~。
舌にまつわる旨味を、大葉とネギとショウガの香りがさわやかに流してくれます。

ちょっと緩めにほろほろと握られたシャリも美味しいし、またこの小ささがいいんですよ。
普通の寿司の4分の3くらいなんですけど、パクっと口にしては物足りないサイズ。
その味の良さに反する物足りなさに、ついつい次の一カンに箸が伸びてしまう。
初めてだったので、小を頼んでしまったのだが、大にしとけばよかったぜ!
さすが、名物。

小上がりのツナギを来たライダー御一行様も、みんなでこあじ寿司。
ツリマプに取り上げられている店に結構行きますけど、必ずライダーの連中がおりますね。
それだけツリマプの情報ってのは支持されているのでしょうが、確かに行ってみると外れがないのも事実だったり…
凡百の観光ガイドより、実地で稼いだ口コミって事なんでしょうね。

ツリマプに曳かれて参る、西伊豆は宇久須のこあじ寿司。
美味しゅうございました。

コメント
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