
秋を思わせる挽夏の山里、朝陽を受けながら涼しい風に揺れている金色のエノコログサ。
一茶の句にエノコログサを題にした句があります。
よい秋や犬ころ草もころころと (小林一茶)
犬ころ草はその様子が犬の尻尾に似ているところから、そうとも呼ばれている「エノコログサ」「猫じゃらし」のことです。
この草を見ると子供の頃に、この草の穂を使って農業用水の穴に潜むカニを誘い出し捕まえて塩茹でにし、ご馳走として食べていたことを思い出します。
今朝出向いた山里の自然はススキも出揃いすっかり秋を感じさせてくれました。


