山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

ラベルも瓶も同じなのに全く別のワイン

2011-06-13 10:22:07 | ワイン四方山話

ワインはヴィンテージ(年号)が変わると

味が多少変わります。

それはその年のブドウの出来が味に

影響するからなんですね。

 

では、ノンヴィンテージはどうか、

ノンヴィンテージとはいろいろな年号の

ワインをブレンドしたワインです。

通常はブランドの名前のついたワインに

多いようです。

 

そのため、大きなメーカーは貯蔵してある

様々なたくさんの原酒の中からワインを選んで

ブレンドして出来るだけ均一の味に仕上げます。

しかし、小さなメーカーはそういう訳にはいきません、

大手ほどたくさんの原酒を持っていないので、

瓶詰め毎に味にバラツキが出てしまいます、しょうがないんです。

でも、それもワインを飲む楽しみなんです、そう思って下さい。

 

さて、富士屋醸造さんの「百姓の葡萄酒」、

今回の納品分より原酒が変わったという事で

いただいてみました。

一口飲んで「全然違う」、以前は落ち着いた感じの

ワインでしたが今回はフレッシュな口当たりです。

どうやら熟成の長い原酒が少なくなって、

新しくて若いワインの割合が増えたようです。

 

以前とは全く別のワインだなあ、でも、ラベルも瓶も同じなんです。

 

 


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