赤毛のアンの訳者、村岡花子さんが教師をしていた山梨英和は、1898年サドヤワイン(当時はワイナリーではなく油屋)の敷地内で開校したとのことで、サドヤワインから「赤毛のアン」ワインが発売。
中身のワインは、白は甲州種とセミヨン種のブレンド、赤はマスカットベリーA種とカベルネソービニヨン種のブレンド。
先にサドヤワインから発売された「オルロージュ」というワインと葡萄品種が同じですが、ブレンド比が違いますので、味も異なります。
セミヨン種は、ボルドーの白ワインの代表的品種ですが、日本では馴染みの薄い品種です。
サドヤがワイナリーを始めたのは1917年ですが、その直後、フランスから取り寄せた品種です。
それ以来、セミヨン種はサドヤの伝統品種です。
フランスから葡萄品種を取り寄せるのは、当時は大変な事だったそうです。
その頃、山梨では、勝沼を中心にワイナリーがいくつもありましたが、サドヤはワイン専用品種でワインを造ったため、本格派ワインとして評判になり、山梨の代表的ワイナリーになっていきます。
イラストのラベルがやさしいですね。
ラベルは、日加(カナダ)修好85周年の記念イベントで使われたものを引用しているそうです。
各2160円(税込)