山梨で30年近く、山梨のワインを販売する私が、常に問い続ける問題がこれ。
「一升瓶ワインは美味いのか」
最近の答えはこれ。
「一升瓶ワインは、山梨のテーブルワインである」
一升瓶ワインをメインにしているワイナリーもあるので、スタンダードワインという文字も入れたいが、シンプルな表現を優先し、上記の答えになりました。
山梨の特産である一升瓶ワインですが、作っていないワイナリーもあります。
創業者が社長を務める、新しいワイナリーには一升瓶ワインはありません(除くイケダワイナリー)。一升瓶ワインは、老舗ワイナリーのみです。
最近は、一升瓶ワインを止めてしまう老舗ワイナリーがあります。原料不足や、外国産の原料を使わないなどが理由です。
でも、一升瓶ワインの需要は大きい。
販売現場からの願いは、高級一升瓶の誕生です。
日本酒には、5000円、1万円の一升瓶の日本酒が普通にありますよね。
一升瓶ワインは、スタンダードまでです。
最近、3000円の一升瓶ワイン、まるき葡萄酒の「和ごころ」が発売され話題になりました。
ラベルも、ぶどう畑のデザインで、斬新的。今年から来年にかけて終売(新しい一升瓶ワインが発売予定)するのは残念ですが、よく売れています。
菱山中央葡萄酒の一升瓶も3000円を超えています。
麻屋葡萄酒は、甲州シュール・リーを、山梨で初めて一升瓶ワインにしました。
こちらは2700円。
一升瓶ワインは720mlのワインと比べ、利益が少ないので、止めてしまうワイナリーもありますが、しっかり利益を出す価格の一升瓶を発売すれば良いと思います。
一升瓶ワインは、山梨のワインの文化です。