山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

3000円を超えた一升瓶ワイン。

2016-05-19 14:48:11 | ワイン四方山話

山梨で30年近く、山梨のワインを販売する私が、常に問い続ける問題がこれ。

「一升瓶ワインは美味いのか」

最近の答えはこれ。

「一升瓶ワインは、山梨のテーブルワインである」

一升瓶ワインをメインにしているワイナリーもあるので、スタンダードワインという文字も入れたいが、シンプルな表現を優先し、上記の答えになりました。

山梨の特産である一升瓶ワインですが、作っていないワイナリーもあります。

創業者が社長を務める、新しいワイナリーには一升瓶ワインはありません(除くイケダワイナリー)。一升瓶ワインは、老舗ワイナリーのみです。

最近は、一升瓶ワインを止めてしまう老舗ワイナリーがあります。原料不足や、外国産の原料を使わないなどが理由です。

でも、一升瓶ワインの需要は大きい。

販売現場からの願いは、高級一升瓶の誕生です。

日本酒には、5000円、1万円の一升瓶の日本酒が普通にありますよね。

一升瓶ワインは、スタンダードまでです。

最近、3000円の一升瓶ワイン、まるき葡萄酒の「和ごころ」が発売され話題になりました。

ラベルも、ぶどう畑のデザインで、斬新的。今年から来年にかけて終売(新しい一升瓶ワインが発売予定)するのは残念ですが、よく売れています。

菱山中央葡萄酒の一升瓶も3000円を超えています。

麻屋葡萄酒は、甲州シュール・リーを、山梨で初めて一升瓶ワインにしました。

こちらは2700円。

一升瓶ワインは720mlのワインと比べ、利益が少ないので、止めてしまうワイナリーもありますが、しっかり利益を出す価格の一升瓶を発売すれば良いと思います。

一升瓶ワインは、山梨のワインの文化です。

 

 


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