山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

ベリーアリカントの一升瓶ワイン 誕生

2017-12-27 14:48:51 | 新商品インプレッション

塩山洋酒から、ベリーアリカントの一升瓶ワインが登場です。

ベリーアリカントは、明治末期、新潟の富農、川上善兵衛氏が品種改良したもの。

川上氏が品種改良したのもには、マスカットベイリAやブラッククイーンもあります。

ベリーアリカントは、マスカットベイリAやブラッククイーンより、栽培が少なく、知名度も低いです。

ベリーアリカントの長所は、色が濃く、酸が強い事。

ベリーアリカントは主にブレンド用として使われてきました。

ボルドーでいえば、プティベルドーのような存在でしょうか。

単品種としてワインを販売しているのは、塩山洋酒のみ。

塩山洋酒の現社長が、頑なにベリーアリカントを栽培し、販売してきました。

さて、山梨ヌーボーの新酒まつりを毎年、東京日比谷公園で行っていますが、今年も含め、ここ数年、塩山洋酒のベリーアリカントを求めるお客様が非常に多い。

明らかに、他のワイナリーのワインより人気があります。

一つは、萩原専務のファンと思いますが、塩山洋酒唯一のベリーアリカントを求めるお客様が増えている事からでしょう。

ベリーアリカントのワインは、720mlだけです。

そこで、塩山洋酒に一升瓶ワインを作ってほしいと依頼したところ、快諾してもらいました。

ラベルは720ml瓶と同じ、謎のデザインです。

シュールなデザインと言っている、ファンの方もいらっしゃいました。

価格は3990円。720ml瓶が1600円。

容量は2.5倍、価格も2.5倍。まったくお得ではありません。

通常の一升瓶ワインの価格設定は、容量2.5倍、価格2倍でお得感があるのですが、ベリーアリカントの一升瓶はお得感がありません。

塩山洋酒としては、720ml瓶で売り切れるワインを、一升瓶にする意味が無い、ということで、この価格設定です。

当店では、ベリーアリカントの存在を知ってもらう為、また一升瓶ワイン全体の価値を上げるため、このワインの実現を目指しました。

山梨の一升瓶の赤ワインの葡萄は、マスカットベイリAがほとんどです。

1.5ℓのマグナムボトルには機山洋酒のブラッククイーンがあります。

ニュー山梨ワインには、カベルネソービニヨンがありますが、半分以上外国産です。

塩山洋酒のベリーアリカントの一升瓶は唯一無二です。

近々HPで発売します。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list1.htm#enzan


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正月用スパークリングワイン

2017-12-27 14:48:34 | 新商品インプレッション

富士屋醸造(南アルプス市)から、正月用のスパークリングワインが登場。

富士屋醸造は、70歳代の社長夫妻2人で営むワイナリー。

ワインの企画は社長がするのですが、今回は大胆なワインが完成。

赤の辛口スパークリングワイン。

赤のスパークリングは海外ではほとんど見かけません。

それは、赤ワインは冷やさないからです。

日本の赤ワインは、渋さが少なく、赤ワインも冷やして飲むことがあります。

だから日本には赤のスパークリングがありますが、このワインは外国ワインと外国葡萄果汁も使用。

大胆な発想のスパークリングワインです。

近々HPで販売します。

http://www.hamamatsuya.jp/sparkling-list.html


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