北野呂醸造(一宮町)から、ウインワイン黒ラベルが入荷です。
デラウェア100%の一升瓶ワインです。
白の辛口、1100円(税込)。
当店では奇跡のワインと言われています。
なにが奇跡か?
税込1100円という価格です。
1.8ℓの一升瓶で1100円。
720㎖換算では440円。
海外のワインでも、中々無い価格。
葡萄は山梨県産100%です。
当店売上№1です。不動です。
しかし、今年は10月から品切れして、新酒ワインが出来るこの時期を待って、再発売です。
どうしてこの価格が可能かというと、昔からの流れがあります。
デラウェアが生食用で売れていた頃、生食用に回せない、キズモノのデラウェアもたくさん出ました。
キズモノのデラウェアでワインを作り、その頃のデラウェアワインは、大変安かったのです。
生食用のデラウェアは、その後巨峰、マスカットなどの大粒葡萄に押され、栽培は減少。
今のデラウェアワインの原料は、キズモノのデラウエアではなく、はじめから醸造用の葡萄として栽培されています。
よって、キスモノのデラウェアより、原価はずっと高く、北野呂醸造以外のワイナリーのデラウェアワインは値上げしています。
では、北野呂醸造のデラウェアはどうして値上げしないのか?
それは、北野呂醸造の降矢社長が一生懸命な方、ということ。
ワインの価格は、余程のことがなければ、値上げしません。
北野呂醸造は家族経営で、家族以外の従業員はいません。
自分たちが我慢すれば、ワインは値上げしないで済む、という考え。
それに尽きると思います。
しかし、他のワイナリーはすべて値上げがありました。
最後まで、北野呂醸造と価格が近かった、ニュー山梨ワインは、値上げ後しばらくして終売しました。
原料のデラウェアの入手が困難ということです。
北野呂醸造は、頑張っています。
来年1月には値上げがありますが、終売ではありません。
ぜひよろしくお願い致します。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#kitanoro