笛吹ワインの特集②は、アジロンダックです。
アジロンダックは、戦前戦後、山梨や長野で、たくさん作られていた北米原産の黒葡萄。
甘口の赤ワインの原料として栽培されていました。
現在では、赤の甘口ワインの需要が少ないので、アジロンダックの栽培は極端に少なくなったのですが、山梨では復活してきました。
今では、10社以上のワイナリーがワインを発売していると思います。
一升瓶では、新酒の時期に、北野呂醸造(一宮町)や麻屋葡萄酒(勝沼町)でも発売されます。
1年を通じて販売しているのは、笛吹ワインだけです。
赤の甘口ワインは、外国ではほぼ発売されていませんが、日本では鳥井信治郎(サントリー創業者)氏が考えた赤玉ポートワイン(現赤玉スイートワイン)のお陰で、まだ多少の需要があります。