観光客泣かせの塩山洋酒です。
なにが観光客泣かせかと言うと、
迷うのです。判らないのです。道順が。まさかこの細い道なのか、と不安な先にありました。
甲斐ワイナリーの後に訪問させてもらったので、社屋のギャップはありますが、ワインには関係ありません。
社長の萩原氏と後継者の弘基さん。
醸造は、東京農業大学で醸造を学んだ弘基さんが担当。弘基さんは、山梨大学でもワイン科学士の課程を学びました。
塩山洋酒は、葡萄が足りないので輸入果汁も使いますが、白はデラウェア、甲州、赤はブラッククィーン、ベリーアリカント、マスカットベリーA、アジロンダックの日本固有の葡萄品種のワインです。
日本の若い醸造家は、ヨーロッパ品種のワインを作る傾向がありますが、弘基さんは日本固有の品種のみ。
地域の葡萄をワインにするのが塩山洋酒の姿勢なので、現在一升瓶ワインが半分を占めます。
その中で好評なのが、
デラウェアの新酒です。やや甘口。新酒なので、香りも素晴らしい。
同じデラウェアの銅ラベルも発売していますが、銅ラベルは新酒だけではないので、香りの違いがはっきり判ります。
山梨のワイナリーの白ワインの基本は甲州種ですが、甲州種よりデラウェアの生産量が多い、珍しいワイナリーです。
この研究室で新しいワインが産出されます。
最近発売された、ザルツベルグ、ジャパニーズスタイル、重川(おもかわ)、おりがらみ、デラのスパークリングは、試行錯誤を重ねた結果です。
帰りに車輪を落としてしまいました。
仕事中、弘基さんにはご迷惑をお掛けしました。