山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

塩山洋酒 訪問

2015-04-22 10:08:49 | ワイナリー訪問記

観光客泣かせの塩山洋酒です。

なにが観光客泣かせかと言うと、

迷うのです。判らないのです。道順が。まさかこの細い道なのか、と不安な先にありました。

甲斐ワイナリーの後に訪問させてもらったので、社屋のギャップはありますが、ワインには関係ありません。

社長の萩原氏と後継者の弘基さん。

醸造は、東京農業大学で醸造を学んだ弘基さんが担当。弘基さんは、山梨大学でもワイン科学士の課程を学びました。

塩山洋酒は、葡萄が足りないので輸入果汁も使いますが、白はデラウェア、甲州、赤はブラッククィーン、ベリーアリカント、マスカットベリーA、アジロンダックの日本固有の葡萄品種のワインです。

日本の若い醸造家は、ヨーロッパ品種のワインを作る傾向がありますが、弘基さんは日本固有の品種のみ。

地域の葡萄をワインにするのが塩山洋酒の姿勢なので、現在一升瓶ワインが半分を占めます。

その中で好評なのが、

デラウェアの新酒です。やや甘口。新酒なので、香りも素晴らしい。

同じデラウェアの銅ラベルも発売していますが、銅ラベルは新酒だけではないので、香りの違いがはっきり判ります。

山梨のワイナリーの白ワインの基本は甲州種ですが、甲州種よりデラウェアの生産量が多い、珍しいワイナリーです。

この研究室で新しいワインが産出されます。

最近発売された、ザルツベルグ、ジャパニーズスタイル、重川(おもかわ)、おりがらみ、デラのスパークリングは、試行錯誤を重ねた結果です。

帰りに車輪を落としてしまいました。

仕事中、弘基さんにはご迷惑をお掛けしました。

 

 

 

 

 

 

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