一時期、当店在庫が欠品した、笛吹ワイン(笛吹市御坂町)の、オレンジワインが入荷です。
オレンジワインは、最近流行の呼び方です。
今までは、甲州醸し(かもし)、または醸しワインと言っていました。
岩崎醸造(勝沼)に、以前甲州醸しの一升瓶ワインがあり、よく売れていたのですが、岩崎醸造の方針で終売になってしまいました。
720mlでは、何社も発売していますが、一升瓶は笛吹ワインだけです。
裏ラベルに記載されている通り、甲州種ぶどう(白ワイン)の皮を取り除かないで、ワインを作ります。
赤ワインの製法です。
皮には、ポリフェノールなどの渋味成分があります。
白ワインには不向きな味ですので、白ワインを作るときには、葡萄の皮を素早く取り除くのですが、甲州醸しでは取り除きません。
よって、甲州醸しワインには、通常の白ワインにはない、渋味またはえぐみがあり、違和感があります。
その違和感が最近流行りで、オレンジワインとして認識されるようになりました。
渋味、えぐみをどこまで出すかが、各ワイナリーの特徴になります。
葡萄の皮には色素がありますので、ワインがオレンジ色になります。
明治時代、国産ワインの勃興期の甲州ワインは、醸しワインだったと言われています。
甲州種の葡萄なので、伝統的に各社価格を抑えています。
是非1度飲んでみてください。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#fuefuki