いよいよ満開に近くなってきましたよ
先日3月28日に
「スーパーリラッシクコンサート」が始まりました。
来年の1月
10日まで7回の公演があります
初回はそれにふさわしい小澤征爾さん指揮の
ラベルのオペラ「子供の魔法」です。
詳しい内容はこちらへどうぞ、
http://www.universal-music.co.jp/seiji-ozawa/products/uccd-1403/
ラベルが最愛のお母さんをなくしその出来事から書いたオペラといわれています
ラベルはフランス人1875年生まれです。
日本の明治初期のころ生まれたんですね
「管弦楽の魔術師」とか「オーケストレイションの天才」といわれています。
「私は展覧会の絵」が大好きです。
「子供と魔法」の物語はフランス語で歌われます。
物語はフランスの北のほう、ノルマンディ、
6~7歳の子供がママンから
勉強するようにいわれ、やりたくないサボっているのが見つかり、
罰に普通のパンと砂糖なしの紅茶のおやつにかんしゃくを起こし
僕は意地悪(このときの言葉ランス語でミションいうのは意地悪でも、性悪という意味なんですが・・)なんだといいまくり
暴れまくる。
いすを蹴飛ばし、時計を壊し、かごのリスをつつきまわし、猫の尻尾を引っ張ったり
壁紙をはがし破る、ポットやお気に入りの中国製のお茶碗を壊す
暖炉をかき回す。
暴れるのに疲れていすにすわると・・
突然、これら普段乱暴されているのものが
「アノ悪がきを追い払った」と歌いだす。
子供は暖炉の火に追いかけられ、いろんなものを壊したことを後悔しだす
庭に出ると、盗んだナイフで傷つけた木
壁に標本として貼り付けたトンボの連れ。
又、母親を殺されたあかんぼうや父親のこうもりなどなどどんなひどい目にあったか歌う。
しかしこのものたちは仲良くしてるのに、子供はのけ者・・孤独
寂しくなり「ママン」と叫ぶ
すると、動物たちなど一斉に子供に襲い掛かる。
その乱闘騒ぎでリスが怪我をする。
それを見て子供は手当をする
さらにそれを見た動物たちは
「彼は優しくておりこうさんです」と歌い、さって行く
子供が眼を覚まし、傍らにいるママンに手を差し出し
「ママン」
という
幕が下りる
そういうオペラなんですよ
絶対に小学校くらいの子供に見せてあげたいオペラです。
日本語でも上演されています
オペラの前にホールでラフな格好の小澤さんが歩いているのを見かけました
数年前の長野での斉藤記念公演が中止になって以来
お元気な様子で、みなはおおよろこびでしたよ
今日のヒロちゃん
漱石の小説「吾輩は猫である」の冒頭
「春はうらら、人間は借金のあるのを忘れ猫はねずみを取るのを忘れ・・」を思い出すそんな春ですね
読んでくださってありがとう