さきほどリュウマチの診察に病院から帰ってきました。
おいしい、アールグレイレディスをのみながら一服、
こてこての大阪からのワイドショウ「みやねや」をすこしだけみたんです。
團十郎さんの本葬が報道されていました。
海老蔵さんのあいさつがありました。
「色は空 空は色との 時なき世へ」・・・というのが辞世の句だったと。
般若心経の
しきふいくう
色不異空 (形あるものは実体がないことと同じことであり、)
くうふいしき
空不異色 (実体がないからこそ一時的な形あるものとして存在
するものである。)
しきそくぜくう
色即是空 (したがって、形あるものはそのままで実体なきもの
であり、)
くうそくぜしき
空即是色 (実体がないことがそのまま形あるものとなっている
のだ。)
を踏まえたものです。
海老蔵さんは父は自分の死期を悟っていたのに気がつかなかった~と嘆いておられました。
歌舞伎だけに限らず、父親の存在というものをあらためて感じますよね・
ロシア旅行に行った時、書き残したことでみなさんに知ってもらいたいことがあったんですね。
モスクワでのガイドさんは知日家で、きてるものも日本製、東京に友達も、お父様が大使館関係で在日していたとか。
背が高くてとってもハンサムで、インテリ好青年でした。
その彼がこともなげに、「ロシア人は、お酒が大好きです。あればあるだけ、!!全部飲まないときがすまないんです。」といったんですね。
飛行場の免税店でも酒屋をやるのではないかという位の大量のお酒を買いこんでいくロシア人を見かけました。
ロシアってわからない国のきがしますね。
でも旅行しているうちに、理屈では割り切れないロシアの人の人間性を感じるようになったんですね。
英語も通じないことが多いし・・(タクシーでもダメです。)
でも、スーパーに行ってレジーでも、観光バスからおりる時でも。
”スパシーバ”(ありがとう)を言いますと、もう満面の笑みを返してくれるんです。
そんな体験をした時、昔の歌の歌詞をおもいだしたんですね。
イギリス人は利口だから
水や火などを使う
ロシア人は歌をうたい
自らをなぐさめる
ロシア人は歌をうたい
自らをなぐさめる
この歌の題名を忘れてしまったのですが・・
観光旅行で数日滞在しても、得意先のロシア人御夫婦と食事や観劇しても
この歌詞の通りだって感じたんです。
昨日「トロイカ」を検索してるうちのこの歌詞を入力したら見つけました!
こいう歌だったんですね。
2番です。
作詞:ロシア民謡、日本語詞:津川主一
1 悲しい歌 うれしい歌
たくさん聞いたなかで
忘れられぬ一つの歌
それは仕事の歌
忘れられぬ一つの歌
それは仕事の歌
(*)ヘイ この若者よ
ヘイ 前へと進め
さあ みんな前へと進め
2 イギリス人は利口だから
水や火などを使う
ロシア人は歌をうたい
自らをなぐさめる
ロシア人は歌をうたい
自らをなぐさめる
(* 繰り返す)
3 死んだ親が後に残す
宝物は何ぞ
力強く男らしい
それは仕事の歌
力強く男らしい
それは仕事の歌
(* 繰り返す)
原曲名をドゥビヌシカといいます。棍棒の意味で、曳網などを巻き取るためのろくろを回すときに使う軸木につかう樫の棒がこの歌の対象です。
1865年から70年にかけて作られたこの曲は、苦しい仕事に耐えながら歌う労働歌でしたが、10月革命の1905年頃には、革命歌の色彩を帯びてきます。当時の皇帝ニコライ二世はこれを何度も禁止としますが、禁止されるたびに新しい歌詞がついて広まっていったのです
仕事の歌(ДУБИНУШКА) ダークダックス
http://www.marxists.org/history/ussr/sounds/lyrics/dubinushka.htm
労働歌の原点ともいうべき歌。
おごる者ら ほしいままに 酒におぼれる陰で 積もる雪の下にあえぐ 哀れなロシアの民 積もる雪の下にあえぐ 哀れなロシアの民
夜の闇もやがて去り 苦しむ民は目覚め 皇帝どもを倒すときに 歌わん仕事の歌 皇帝どもを倒すときに 歌わん仕事の歌
こんなことが、ウエブに書いてありました。
團十郎さんの息子さんの海老蔵さん、勘九郎さんの息子さんたち。
3番の歌詞を重ね合わせながら、テレビの中継を見ていました。
新しい歌舞伎の世代に期待したいですね~
きっと彼らは頑張ると思いますね。
読んでくださってありがとう