HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

小澤征爾塾の「カルメン」熱情をかきたてる

2017-04-01 13:58:31 | オペラ

 

先日小澤征爾塾の歌劇「カルメン」を見てきました。

 

カルメンは美貌のジプシー男の心を悪魔のようにとりこにする美女

そしてまじめ男ドンホセがそのカルメンにのぼせ上がった!

伍長としての兵隊の地位も、聖女のような献身的恋人も

故郷で出世と幸せを願う母のおもいも捨ててです。

カルメンも半年後とに男を変えるけれど今度は恋!

相思相愛だけれど

カルメンは危険な女

密貿易やらなにやらあやしげの仲間もいる

その仲間にもなこめないドンホセのやきもちはひどく

やきもちを焼くたびに、だんだんカルメンの心もさめていく

今ならそドンホセの女々しさはまるっきりストーカー

浮気な女にささっと見切りをつけなさいよ=って言いたくなるみっちゃんです

カルメンは自由な女誰にも縛られない

縛ることが出来ないと歌う

時の花形闘牛士と恋仲のカルメン

ひどい浮気な多情な女だな

そんな強気に出たら命が危ないよ!

案の定、最後の復縁をきっぱり断るカルメン

ナイフで刺し殺すという有名なストーリーです

詳しくはここから見てね

カルメンあらすじ

http://www.geocities.jp/wakaru_opera/carmen.html

当時(初演1875日本の明治維新の頃)

今より道徳観がキリスト教的でしたから

このストーリーはひどく不評だったそうで失意のうちに作曲者ビゼは急死してしまったそう

しかし作曲者のビゼーはフランス人でスペインへ行ったこともない。

でもスペインの民謡や音楽がすばらしい効果を挙げています

「オペラ蝶々夫人」のプッチーニーが日本にきたことも何もないのにすばらしい日本情緒をも書き立てる音楽を書き上げたのと同じですね

私もストーリーは突っ込みどころいっぱいですが、この歌劇だけはほとんどすべての曲を暗記しています

ですからことし2月に私の大好きな指揮者の山田和樹さんが藤原歌劇団の指揮者で「カルメン」を上演した。

これはかなりの酷評でしたので、今回も期待はしてなかったです。

2時間半の上演ですが休憩時間が1位時間半もあり、終演は夜の10時をかなり回っていた!

帰りの通路も閉鎖されているところもあるので誘導が会った

私は30分ほどで帰ることが出来るのだが11時過ぎていた。

遠くから来られた人はホテル泊まりだそうだ

そのわけは舞台装置であるいつも思うのだが

この塾の舞台装置はメトロポリタン劇場の舞台監督のロビン・ドン

メトロポリタンを髣髴させる大掛かりで迫力アル舞台装置である。

だから舞台展開に時間がかかる

でもそれはそれでこれだけの舞台装置を見られるのは納得であり

満足感があり否が応でも気持ちが高まります

なお衣装のロバート・バージオラも圧倒的なすばらしさを感じる。

ほかのスタッフもやはり世界の小澤の人脈すばらしいと思うスタッフである

久しぶりにフランス語のオペラで嬉しかったです。

でも日本人の出演者もっと語学勉強してほしい

歌い手としてはすばらしいのだが・・

でも全体として熱演よかったです。

最後の愛知芸術劇場でスタンディングオベーション初めて見ました。

そんな思いの春の宵でした。

やっぱり生がいいのはビールだけではないですよ

最初カルメンがホセにあげたバラ怪しい色です

読んでくださってありがとう

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オペラ「椿姫」から、椿は日本が原産、そしてフランスの結核事情などなど

2015-11-04 18:49:31 | オペラ

オペラ「椿姫」を見てきました。

愛知芸術劇場もこう見るとヨーロッパの劇場に負けません。

オーケストラボックスは観客から見えませんし

楽譜も真っ暗なのでこうして照らされてるんですね。

プラハ国立劇場の舞台、

日本公演最終日です。

東欧はクラッシクが盛んですが、とりわけやっぱりチェコはすごい力量を感じますね。

日本でもここにはすばらしいオペラ歌手がいますが

、公演をこなすすべての演技者に力量の差を感じてしまいます。

今まで見たのとはと違った、

このチェコ独特の有名な白と黒の舞台演出

舞踏界など最初はクロずくめ

ヒロインは真っ白

ヒーローは灰色の衣装に若干違和感を感じるのですが、

やがて

ヴィオレッタの切ない心、など。見てるほうがかわいそうで感動して涙が出てくるのを盛り上げます。

物語の、舞台はフランス、パリ

 

じゃあオペラの物語からはなれてちょっと面白いこと

 

椿という花はご存じないかもしれませんが日本原産です。

日本からの種で持ち出され、

19世紀のヨーロッパで大流行したんですね。

このオペラのヒロイン・ヴィオレッタが、高価な白い椿を愛、し何時もつけていたから「椿姫」と呼ばれたそうです。

フランスの貴族社会では結婚は家と家で取り決められ、

お互いに多くの愛人を持つのが普通だったとか

ナポレオンも一介の軍人から、貴族の未亡人ジョセフィーヌフの後ろ盾を得て立身出世して行ったのは有名ですね。

 

いろんな夜の社交界のサロンがあり、

そういうところで花形の今で言うコンパニオンというか、

高級娼婦が認められる素地があったんですね。

ヒロインもその高級娼婦

彼女は美貌、教養・話題が豊富。みなの人気者でした。

男爵のパトロンを得て、贅沢三昧

みながヴィオレッタがだい好き。

落とし穴が。。彼女は結核にかかっていたんですよ

信じられないことに、フランスでは時代を問わず結核という病気が存在するのですね。

このオペラの舞台、パリは樺太より北になるんです

ですから、いくら暖流が流れ穏やかで暖かいとはいえ、当然冬は日光が不足します

地面が凍り、野菜もろくに取れません。

 

夏にいろんなところでパリジャンが裸で、日光浴をする。

子供は日光が出てくる春先になると、みな裸にして日光浴をします

せむしになるクル病予防と結核予防など。。にたえる体力づくりのためです

実際、私が冬風邪を引きお医者に行きましたら、何日日光浴のヴァカンスに行ったか聞かれました。

もち日本人ですのでせいぜい1週間ですよね

 

お医者様は「オ~ララ。(おやまあ~の意味)」といってヴィタミン剤も処方され、

夏になるべく太陽に当たるように助言されました。

 

で、選挙も日曜に学校などで使われます。

そうするとあくる日学校は休み。

結核などの病気予防の殺菌のためにです。

これを聞いて私はびっくりでした。

そんなうら話はさておき、

椿姫初演は大失敗だったとか。。

理由のひとつは出ずっぱりで歌うソプラノ歌手

ご存知のようにマツコ・デラックスさんとまでは行かなくても、

オペラ歌手はソプラノそういう

体格のいい歌手がおおいです。

でそのとき、ヒロインを勤めた歌手もどうどうたる体格で、結核で恋しい人と引き裂かれ、

失意のうちに死ぬようなはかない役にはおかしいと

観衆が大ブーイングで不評だったとかとも言われています。

真偽のほどはわかりませんが

今回のヒロインも私的には、クスリとなりましたよ。。不謹慎ね。

作曲家のヴエルディさんごめんなさい・

彼の名前の入ったウィンこのために買ってありました。

かえって見ごたえのある舞台にカンパーイです。

この舞台で歌われた「乾杯の歌」もお聞きくださいね

 

錦織 健、釜洞祐子、佐藤 しのぶ、市原多朗 - 椿 姫 「乾杯の歌」 2001

 

劇場を出たら一段ときれいな夜景です。

読んでくださってありがとう

 

 

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一味違うロシア語のオペラ「イーゴリ公」

2015-10-19 08:05:50 | オペラ

 

 

日曜はすごくいい天気でした。

むしろ暑くて、ベランダの鉢代えなどしてると汗がドット噴出してきました。

 

もうじきパンジーの苗の植え込みや小松菜の種を撒かないといけないから

その準備です。

ホームセンターで土を買ったりに出かけましたがどこもがらんとしたみっちゃんの近所です。

土・日曜は名古屋祭り、みな武者行列や鉄砲隊のパフォーマンスなどの見られる栄あたりに出かけてるみたいです。

土曜日は大垣市の実家へ介護の手助けと墓参りに

そのあたりでは遅い稲刈りが始まっています

 

という言葉を何時も思い出します

この秋晴れの日曜日どう過ごされましたか?

 

土曜日の夜はブルガリア国立歌劇場のオペラ「イーゴリ公」を見てきました。

 

中世ロシアの叙事詩『イーゴリ軍記』を題材に、

1185年、キエフ大公国イーゴリ・スヴャトスラヴィチによる、遊牧民族ポロヴェツ人(韃靼人)に対する遠征を描いた。

ロシアの英雄伝説ですね

オペラで序幕付き4幕です

作曲者のロシアのボロディンは途中でなくなり、後、リムスキー=コルサコフらが完成させたんですね

ですからロシア語のオペラなんです

ダッタン人との戦いに敗捕虜とれなったイーゴリー公の悲しみ国を思う心、大いなるロシア賛歌など、やっぱりすごいです・

ちなみに演じてるのはブルガリア人ですが

ロシアの親類みたいな関係にあるらしいですから

ブルガリア人のロシア語もお聞きくださいとパンフレットに書かれていました。

 

長いオペラなのでいろいろ省略されたりして、同じものが演じられなくて有名なんですって。

でもその中でも「ダッタン人の踊り」というのがクラッシクでも有名で、すばらしいらしい

敵同士のイーゴリ公の息子と侵略者のダッタン人のハンの娘の結婚を祝して踊られるぜいを尽くしたものなんっです。

曲としても有名で、このダンスはこのオペラのみせどころらしい。

感動のダンスむしろクラッシクバレーといったほうがいいバレーです。

カーテンコールのときバレーダンサーが振付師を紹介してました

ブルガリアも、ロシアもクラッシクバレーがすばらしいんだということを改めて強く認識しました。

このダンスは上演によっていろいろ振付けられるらしい。

ユーチューブでもいろんなものがありました。

ちょっと違いますが、ごらん下さるとその雰囲気は感じられることでしょう。

Borodin: Polovtsian dances with chorus - Atalanta SO Shaw.*

タタール人って?とか難いことは抜きにして・・

詳しくはここをクリックでどうぞ・・タタール人

(時代によってトルコ系の人、あるいは蒙古人などいろいろ表すそうです。)

トルコ後宮風の色っぽい演女性の衣装やしぐさもゾクゾクしましたよ

 

 

 

オペラというとイタリア!と思うかたもおおいでしょう。

ロシア語のオペラもいいよ

 

中でも、面白かった演出

 

先日ロシアに行ったとき

 


 

超イケメンガイドさんが言うには

 


 

ロシア人は飲んで^飲んで~と

 

いう国民なんですって。

 

そんな場面もあって、わらチャいましたよ

 


 

そして、

 

ブルガリアンヴォイスといわれる美しくて声量のある声

澄んだ高音のアリアには鳥肌が立つくらい感動しました。

そんな宵でした。

読んでくださってありがとう

 

 

 

 

 

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いよいよはじまり!スーパークラッシクコンサート・2015小澤征爾「子供と魔法」

2015-03-31 14:51:00 | オペラ

 

いよいよ満開に近くなってきましたよ

先日3月28日に

「スーパーリラッシクコンサート」が始まりました

来年の1月

10日まで7回の公演があります

初回はそれにふさわしい小澤征爾さん指揮の

ラベルのオペラ「子供の魔法」です。

詳しい内容はこちらへどうぞ、

http://www.universal-music.co.jp/seiji-ozawa/products/uccd-1403/

 

ラベルが最愛のお母さんをなくしその出来事から書いたオペラといわれています

ラベルはフランス人1875年生まれです。

日本の明治初期のころ生まれたんですね

「管弦楽の魔術師」とか「オーケストレイションの天才」といわれています。

「私は展覧会の絵」が大好きです。

「子供と魔法」の物語はフランス語で歌われます。

物語はフランスの北のほう、ノルマンディ、

6~7歳の子供がママンから

勉強するようにいわれ、やりたくないサボっているのが見つかり、

罰に普通のパンと砂糖なしの紅茶のおやつにかんしゃくを起こし

僕は意地悪(このときの言葉ランス語でミションいうのは意地悪でも、性悪という意味なんですが・・)なんだといいまくり

暴れまくる。

 

いすを蹴飛ばし、時計を壊し、かごのリスをつつきまわし、猫の尻尾を引っ張ったり

壁紙をはがし破る、ポットやお気に入りの中国製のお茶碗を壊す

暖炉をかき回す。

暴れるのに疲れていすにすわると・・

突然、これら普段乱暴されているのものが

「アノ悪がきを追い払った」と歌いだす。

子供は暖炉の火に追いかけられ、いろんなものを壊したことを後悔しだす

 

庭に出ると、盗んだナイフで傷つけた木

壁に標本として貼り付けたトンボの連れ。

又、母親を殺されたあかんぼうや父親のこうもりなどなどどんなひどい目にあったか歌う。

しかしこのものたちは仲良くしてるのに、子供はのけ者・・孤独

寂しくなり「ママン」と叫ぶ

すると、動物たちなど一斉に子供に襲い掛かる。

その乱闘騒ぎでリスが怪我をする。

それを見て子供は手当をする

さらにそれを見た動物たちは

「彼は優しくておりこうさんです」と歌い、さって行く

子供が眼を覚まし、傍らにいるママンに手を差し出し

「ママン」

という

幕が下りる

そういうオペラなんですよ

絶対に小学校くらいの子供に見せてあげたいオペラです。

日本語でも上演されています

オペラの前にホールでラフな格好の小澤さんが歩いているのを見かけました

数年前の長野での斉藤記念公演が中止になって以来

お元気な様子で、みなはおおよろこびでしたよ

今日のヒロちゃん

漱石の小説「吾輩は猫である」の冒頭

「春はうらら、人間は借金のあるのを忘れ猫はねずみを取るのを忘れ・・」を思い出すそんな春ですね

読んでくださってありがとう

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ブルガリア、ソフィア国立劇場のオペラ

2012-11-09 17:14:23 | オペラ

昨夜は、以前から、チケットを入手していた

オペラ、マスカーニ作曲「カヴァレニア・ルスティカ―ナ」

プッティーニ「ジャンニ・スキッキ」を見てきました

 

ブルガリアのソフィ国立劇場による公演です。

ブルガリははブルガリアンボイスといわれるすばららしい声の持ち主が多く輩出してるので有名です。

くわしくはこちらで・・

http://ja-opera.seesaa.net/article/283027395.html

この日の出し物は2本、1時間位のものですが、日本では上演されることは少ないのですが。

曲はよく耳にしています。

プッティーニ「ジャンニ・スキッキ」

その中でフィレンチェの激烈なる賛歌

わたしはイタリアでもフィレンチェが大好きで、もっと聞きたい気持ち一杯でした。

あの広場に立つミケランジェロの有名なダビデの彫像も一番くらいに好きなものですし・・

「わたしのお父さん」もたぶんどこかできかれた方もあるでしょう!

フィレンツェ BGM:プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」より(字幕付き)

 

もう一本のマスカーニ作曲「カヴァレニア・ルスティカ―ナ」

は最後は主人公が、決闘をして死んでしまうのです。

マスカーニはプチィーニの対比し、並び評されるすばらしい才能の持ち主です。

詳しくはこちらで

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8B

特にこの曲の、間奏曲は、単独でで演奏されるほど美しいです、

 

天上の美しさを表現する、マリア様の存在をも感じる美しいメロディーです。

このオペラのストーリの内容は三角関係のもつれで主人公が決闘で死ぬ。

それのきっかけを作ったのが嫉妬に狂う、すてられた恋人!

おどろおどろした内容いと対比して、、親子の愛情など天上の愛のメロディが、際立ちます。

じっくり聞いてくださいな。

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」(マスカーニ)

二つともオペラ初心者向きだそうです。

わたしはDVDでドミンゴの「カヴァレニア・ルスティカ―ナ」を映画でしたが見ています。

ドミンゴは歌うだけで哀愁を帯びた、

その情熱的な身勝手な主人公恋人役を演じ最後のお母さんに対して歌うところは涙が出てくるほどです。

機会がありましたら、そちらもぜひご覧ください、

たのしいものですよ。

さてさて、みっちゃんのリュウマチの痛みはすごいです

痛み止めのきれる夜中は、時々痛みで目が覚めますし、

朝は、今は肩と指関節、手首が痛く、起き上がるのも容易ではないです

着替えも一人では無理な位、無理して使うのですが、冷や汗が出てどっとるつかれます。

でもオペラを見てるときは早い話なんともな~いです。

階段の上がり降りはちょっと不自由ですが・・

まあ!

何と素敵な病気なんでしょう。

今日もお医者さまにいってきましたが症状が治まるのに一カ月くらいはかかるとか・

へへへ~一ヵ月間好きなことだけやるのかな!

読んでくださってありがとう。

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わらわせまっせ!初心者のためのオペラ、「セビリアの理髪師」

2012-04-08 16:31:48 | オペラ

 

Rossini - Overture from the "Barber of Seville"

「セビリアの理髪師」の序曲です。きっと聞き覚えがあるものですよ。

2月から始まっていたオペラ公演「セビリアの理髪師」今回の名古屋で最後です。

錦織健さんのプロデュースです。

みっちゃんはコンサートに行く前は、いつも予習をしてから行きます

今回もネーデルランド歌劇場の1970年の公演収録を見てから出かけました。

錦織健さんが、「わらわせまっせ!初心者歓迎!』と名売った公演です。

くわしくはこちらから・・

http://www.japanarts.co.jp/html/2012/opera/nishikiori/index.htm

 

錦織さんが工夫を凝らしたと思う場面が随所にあり、面白くてげらげら笑ってしまいます。

オペラ・ブッファといわれる喜劇です、

これは1816年にイタリア人ロッシーニによって作曲されたものです。

かれの最高傑作の一つといわれています。

ストーリは簡単美女の町娘に惚れこんだ侯爵が、彼女の財産目当てで結婚しようとしている後見人との駆け引きで、

好き同士の二人が結ばれるハッピーエンド物語。。

その駆け引きに、フィガロという理髪師が

好きあっている二人の仲を取り持つ

あのてこのてをかんがえ・・

いう楽しいおはなし・・

駆け落ちをする計画と苦難の末に出会った二人。

フィガロが早くしないと、追手の邪魔が入るといって、せき立てるのに

恋人たちは喜んで歌ったり踊ったり・・!

こういうのんきさが昔の人はのんびりだな~

フィクションの世界でも、これで庶民は喜ぶんだ~って、

「踊ってないで、はよ、逃げろよ~」思う現代人のみっちゃんでした。

この作品が初演されたのは、日本の江戸時代後期ですね。

庶民の求めていた楽しみ娯楽にこたえたものなんですね。

ほかにも。アルバビーナ伯爵役の錦織君が変装して

いとしの森麻季さん演じる恋人のロジーナに会いに行く場面

後見人に裏声で変装がばれないよう、うたったりするのがたまらなく面白いです。

劇場内に笑い声が何度もおきます。

「初心者でも笑わせまっせ!」というのはほんとです。

ロジーナ役の森麻季さんのソプラノのころがすように歌う技法コロラツーラ

これはすばらしい!

色んな聞き比べの中でも彼女が一番です。

それとフィガロ役の堀内康雄さんのバリトン。これも素晴らしいです。

こちらでご覧ください。

http://www.japanarts.co.jp/html/2012/opera/nishikiori/index.htmhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000008-pia-ent

オペラの敷居が高いと思ってるかた、

まずはこんなん所から楽しんでみてくださいな

春眠暁をおぼえずで、最初眠りそうだったとなりの叔母様、あまり面白いので

最後は起きて、ぎんぎらでご覧になってましたよ。

たのしかったです。

読んでくださってありがとう。

芸術劇場のマン前の名古屋テレビ塔とサクラです。

穏やかな今日です。

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「誰も寝てはならぬ」?トゥランドット。お家コンサート

2010-01-27 18:15:56 | オペラ







オペラ「トゥーランドット」は見たことがなくかねてから見たいと思っていました。
トゥーランドットを知らない人でも、イタリアの冬季オリンピックのオープニングでで、世界の3大テナーといわれたババロティーがうたい、荒川静香さんがフィギュアで、舞った時の音楽といえば、しってる!」と思われる方も多いでしょう。
 
アレはオペラ、ツトゥランドットのなかの『だれも寝てはならぬ。』という主人公のカラフが歌うアリアとしてとても有名で素敵な曲なんです。 

この曲の最後に主人公が「私は勝つ!』と歌い上げるから、オリンピックなどに引用されたのでしょう。

 このオペラの作曲は「蝶々夫人」などを作ったジャコモ。プティーニ(1858~1924)です。 
音楽の名門家系というのは、ドイツのバッハ家、づランスのクーブラン家がよく知られています。プティーに毛はそれに継ぐ大家系といわれています。イタリアのルッカのさい聖堂の楽長を代々世襲してきた家系です。

 『ラポエーム」「トスカ」「蝶々夫人」と世界的に有名なオペラを作曲し、「トゥーランドット」が遺作となりました。
 私は何故この『だれも寝てはならぬ」なのか。
知りたくてたまりませんでした! 
トゥーランドットというのは中国のお姫様の名前で多分絶世の美女。いい匂いもして、一人娘ですから、彼女と結婚できれば一万年も続いた帝国の王様になれるというわけ。

 コンナ逆たまに、きつい条件が加わるのは物語として当たり前。 

王族であること。三つのなぞの挑戦し、解けないと 斬首! 今日もこれで99人の王子が首をはねられたとか、
それを国を滅ぼされたダッタン人の王子カラフがちらりとツーランドットを見かけ恋のとりこになる。
 たまたま流浪をしていた父王との再会、父王を守っていた女奴隷のリュウらが『馬鹿な振る舞いをするなと」とめるのも聞かず謎に挑戦する。

 そして成功! 
所が、トゥランドットは、異国人と結婚するのは『私のような聖女はできない」と言い張る。心の強い冷酷な女性としてえがかれているのです。

それを見たこの王子カラフは逆に謎を出す。 
と。
 当てれば王子は死刑、

当たらなければ、トゥランドットは王子と結婚しなくてはいけないのです。 

それで彼の名前が分かるまで、「だれも寝てはならぬ」というお触れがでるわけです。
国を滅ぼされ、流浪の王子の名はだれも知らない。

だから『私は勝つ」とこの王子のカラフがうたうのです。
 今日、わたしは三大テナーの一人、ホセ・カレーラスの王子役を見ました。
 王子として品のよさ、つやのある声!もうとりこです。 
かれが白血病になる前のものですから、もう素敵としか言いようがないです。

 舞台自体はどこの国~というようなケッタイナ衣装と舞台ですが、、彼の歌はそれも埋めても余りがあります。
感激~ 
舞台のほうは、
ききくらべのもう一つ、1996年、北京の紫禁城でフィレンチェ5月音楽祭管弦楽団によるズービン・メーターの指揮による、演出チャン・イーモウ。はこれは見ごたえがありました。
中国の美しさが際立っていました。 トゥランドット北京オリンピック風といったら一番分かりやすい表現でしょう! 
でもプティーニーの俗ポサを超越した素敵な、ホセ・カレーラスでした 。
このお話はどうなるって?
もち、俗っぽいということは世間の要求にこたえるということでしょう。
 どんな結末を予想なさいますか?
下は三大テナーが歌う「誰も寝てはならぬ」ユーチューブです。


The3tenors-Carreras-Domingo-Pavarotti--Nessun Dorma


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初演は大失敗!「蝶々夫人!」

2009-01-23 16:57:43 | オペラ
我が家のニューイヤーズコンサート第2弾です。それなりに楽しめました。

特に第2幕の蝶々夫人の白日夢、ピンカートンの帰国を慕って歌う有名なシーン《ある晴れた日に》は素的です。
最後のアリア、《さよなら坊や》もせつせつとひびいてきます。


このdvdと同じ、浅利啓太さんの演出の

メトロポリタンのオペラチケット「蝶々夫人」がてにはいりました。

ですから感想は実際に見たときに書くことにして、プッチーニがこの「蝶々夫人」を作曲した時の裏話です。
世界の三大初演失敗名作オペラのひとつなんだそうです。
イタリア・オペラ三人の大作曲家といえば,ロッシーニ、ヴェルディ、プッチ-二があげられ、

代表作に《セビリアの理髪師》《椿姫》《蝶々夫人》だが、そろいもそろって初演では大失敗!

イタリアのオペラ・フアンは世界一のレベルであったという。

其々いろいろな曲折を重ねてすばらしいオペラとして後世に残っているのです。

「蝶々夫人」の場合!初演はスカラ座

プっチー二に反感を持つ人たちのブーイングと、音楽自体の弱さがあったという。

騒ぎ立てたのは、プッチーニに奥さんを取られた前夫の関係者と、プッチーニをよく思ってなかった作曲か連中が多く、前もってやじなど計画されていたらしい。

それは歴史的な大失敗と当時の雑誌にかかれた様子からも伺える。

蝶々さんの自殺という悲劇的な結果にもかかわらず、幕が下りると嘲笑と口笛と野次の渦だったという。蝶々さんを演じたスキルトは泣き出してしまうし、楽屋はお通夜のようであったという。

それから三年間修正に修正を重ねて現在に至る。
夫と信じていた人への愛が子供に移り、そして死んでゆく女の哀れが音楽的にえがかれなおしたことにより、世界の名作になっていったのだと言う。

もうひとつ、蝶々夫人はなぜ自殺したか、

ピンカートンのような立場の男が現地妻を持つことはありふれていて、現地妻も夫が帰国したら、それまで。
であり、帰国を待つようなことはなく、まして自殺などありえないそうだ。
この話のモデルとなった、長崎のグラバー夫人のツルさん、。この人は幸せな人生をおくり、二人のこをりっぱのそだてたひとである。

原作者ジョン・ルーサー・ロングは、姉のサラから、宣教師の妻として過ごした日本の話をいろいろ聞いて、一晩でこの話を書いたという。

当時、欧米の男性の理想は、日本人の妻を持ち、中国の料理を食べ、スイスに住むことといわれていた。

日本女性の純粋さ、まじめさ、優しさ、夫への献身的な愛に感動したのであろうと!

日本女性の眼もアーモンドアイと呼ばれ、魅力的に映ったと言う。

当時の人の日本の意識は富士山、芸者、腹きりがないと収まらなかった。

だから蝶々さんの自殺が必要であったという!

私が、昔の「アイーダ」《エジプトのおはなしです。》を見たとき、ピラミッドからなんからめちゃめちゃな舞台装置と思いました。
大衆が求めるのはそういうことなんですね。

これだけグローバル化が進んで情報が一杯の時代にオペラの舞台も変っていくのですよね、

メトロポリタンが楽しみです。

コメント (3)
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オペラ名作鑑賞”椿姫”聴き比べ2

2008-08-13 23:06:46 | オペラ

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オペラ名作鑑賞ききくらべ


今回は"椿姫”です



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パルマ王立歌劇場版アルフレード役は左のサバティーニ



グラインドボーン音楽祭1987



椿姫は1848年フランス人デュマ.フィス(三銃士などを書いたアレクサンドロデュマの息子)によって小説がかかれ大ブレイク、


戯曲化されヴェルディがオペラ化した。


オペラでは原題を「ラ.トラヴィアータ」、、、『道を踏み外した女』という意味


小説は”La Dame aux Camelias”


Cameliasというのは椿のこと,Dameは貴婦人のことです。


が内容的に日本の姫に近く"椿姫”となづけられました。


椿の花は原作が書かれた頃1840年代ヨーロッパで大流行した花です。


1888年1月1日にパリの中央市場では12万本の椿が売られたという。


16世紀の中ごろ日本の藪椿がポルトガルに持ち込まれ植えられた。今も名ポルトにある別荘に現存しているそうです


椿姫のモデルとされるマリ。デュプレシは椿大好きであったらしい。


それは彼女が肺結核であったので匂いの強い花を避けたためとも言われている


クルティザンヌ、、、しいて訳すと高級娼婦、


ギリシャの時代から男たちと公共の場所に一緒に行き、政治討論会にも出られるくらい教養があり芸術的才能のある女性で知的な友人であり快楽の相手というヘタイラという女性群があった。


ルイ王朝のポンパト-ル夫人に代表されるように知性教養美貌を兼ね備え貴族の夫人や令嬢と変らぬ生活をする高級娼婦。


これが椿姫の主人公ヴィォレッタだたのです。


ちなみにこの名残は、まだパリに残っており、


パリのゴッシプ雑誌の類に貴族の馬鹿騒ぎ的行事に,コンパニオンとしてだれだれがどんな格好をして現れ楽しんだとかありました


其の中に日本人で某外国の第3夫人の名前をみつけたときはびっくりしました。


最初は、グラインドボーン音楽祭1988年収録


ベルナルト.ハイティンク指揮、ピーター.ホール演出、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、グラインドボーン合唱団


マリー.マックレーン(ビィオッレタ.ヴァレリー)


ワルター.マクニール(アルフレード.ジェルモン)


よくできたオペラでした。


2幕の最初が少し下品な部分があり、


連れと、「オー」と叫んでしまいました。


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パルマ王立歌劇場、、、2001年ヴェルディ没後百周年記念


指揮、カルロ.リッツイ  演出ジュゼッペ.ベルトルッチ


ダリーナ.タコーヴァ (ヴィオレッタ)


ジュゼッペ.サバティーナ (アルフレード)


パルマのほうは後で見たのですがそれでよかった。


なぜなら


時代設定もよくわからないし、多分背広着てるしカメラ持ってるから第一次大戦後か?と話をしましたが、


主人公椿姫のヴィオレッタと恋に落ちる純真無垢の地主の息子役がジュゼッペ.サッバティーニ


この衣装が私は「ひどいイタリア的だ、ゴッドファーザー顔負けダー」とわめいていたら


連れがニヤニヤ笑って、「あの松平健みたいな坊主頭は我慢できない」といいました。


舞台も今風ののシンプルな壁?のような塊とソファーの類のみで


現代演出です。


マジッシャンと小さい女の子が何かの象徴として出てくるのですがさっぱり意味が分かりませんでした。


舞台を額のように囲った物がたっていて、最後にはかたいで出てきてるのは主人公の運命の象徴かな


下品なヌードなどのジプシーの占い場面はすばらしいモダンダンスに変っていて見ごたえのあるものになっていました。


サバティーニの声の伸びと艶やかさは惚れ惚れとしました


やはり頭は彼も気にしていて、サッカー賭けで短くしたといってました。


私の目が点  


延々5時間以上見たのですがとってもよかったです。

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オペラ.アイーダ、ドミンゴとパヴァロティの聴き較べ1

2008-06-15 18:25:10 | オペラ
日本初、世界初にこだわった待望のオペラ全集
「オペラ名作鑑賞」が手に入りました。
我が家の楽器の商社マンの夫は小学校からのクラッシクおたくです。
今は職業上世界のトップアーティストと接触するのでクラシックからヘビメタまでジャンルは広いのです。

私は小さい頃から、父がクラッシクフアンだったので、よく耳にした関係かクラッシクが好きです。
特にピアノコンチェルトが好きでいつまでも聞いていてあきれられます。
そんな二人が共通してすきなのが、オペラです。

オペラ名作鑑賞が発売されるけどどうかしら?とお伺いを立てたところ、
「大体持っているのばかりだが、歌い手が違ったりして、面白そう。」ということで、
今日の日を迎えたわけです。

彼のオーディオルームは二つあります。一部屋は真空管の使ってある器機の部屋で、
今日は、今までに在るレーザーディスクと新たな入手したDVD仕様な器機の部屋です。三様のアイーダ聴き比べです。
最初は1985年ミラノ・スカラ座  ヴェルディ作
「アイーダ」
お目当てはエジプトの若き将軍ラダメス役をするイタリア人
ルチャーノ・パヴァロティートリノオリンピックでトゥーランドットを歌ったのが口ぱくだったとか、新聞に出てましたが、
なにが驚いたか!彼の歌以前に
第2幕の豪奢でうりの凱旋シーン
あっちこっちのエジプトの有名スフィンクスからファラオの像やらごちゃ混ぜ!
思わず、こりゃひどい!といってしまった。
私の知ってるただひとつの場面なのに~
そしたら夫が”趣味が悪い”とあいずちを打ちました。
よく考えたら私が今まで、アイーダのオペラのスチール写真で見たものばかりだったけど、
特筆はパヴァロッティーさんはいろっぽい!
二番目は前からの彼のコレクションの1989年 メトロポリタン劇場の"アイーダ" フランコ・ゼッフェリーノ演出
プラシッド・ドミンゴがラダメスの役です。
こちらの演出はとても分かりやすく、
凱旋のシーンも落ち着いたとてもすばらしい舞台になっていた。

ミラノの方はエジプト人民がイタリア人ジャン!とか、わめいてしまった。
要するに全般にわたって衣装がイタリアなんです。神官もファラオも将軍も皆イタリアの厚いマントまでつけてる。

処が、メトロポリタンのほうは、実にエジプト風に仕上がっている。建物もエジプトの神殿風にできている。
多分このオペラが初演された1871年頃の世界のエジプト認識はミラノ衣装このレベルだったんだろうと納得した。

夫曰く、ミラノ・スカラ座で上演された”喋々夫人”林康子が喋々夫人の役で、浅利慶太が演出してるのは、良くありがちな日本人がみると、荒唐無稽なところが無い。
そういうことなんじゃないの。
メトロポリタンのフランコ・ゼッフェリーノはすばらしい演出家だよ。
はいはい、いわれなくてもよくわかります。
私はエジプト考古学には五月蝿いのですから、、、、

ラミダス役のドミンゴはそつなくこなしてすばらしいが、カルメンのドンホセ役のほうがはまり役だな、

エジプトの若き将軍、愛するアイーダとの愛を貫き
祖国を裏切る行為をしてし待ったことを恥死を選ぶ、という少し神秘的な役にはパヴァロッティーのほうがむいてる。
彼のイタリア人らしいカンツォーネ風の硬い高音のテノールは、一種独特の魅力があり、合唱の中からも見分けられる!
ドミンゴってハンサムじゃん!と私が言ったら
だからドンホセが向いてるんだよっていわれた。

延々六時間半のききくらべの後
ソフィアローレンがアイーダ役をする本邦未公開の映画は見る気が無くなった。のはミラノのあまりにも趣味の悪い場面が多かったからです。
次回は"椿姫"ジュゼッペ・サバティーニの登場です。

1853年初演スコアで演奏されたパルマ盤と
伝統的演出のグラインドボーン盤の聴き比べです。たのしみ~

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